ウッドデッキを樹脂にするメリットとデメリットとは?設置の費用と併せてご紹介します

ウッドデッキを樹脂にするメリットとデメリットとは?設置の費用と併せてご紹介します

開放的なウッドデッキで家族団らんの時間を過ごしたり、友達を呼んでバーベキューを楽しんだりするのも注文住宅を建てる楽しみですよね。

ウッドデッキがあるだけで家全体がおしゃれに見えるため、設計段階から設置を希望する方も多いようです。

ウッドデッキには天然の木を使ったものと樹脂製など人工の木を使ったものがありますが、どちらを選べば良いのでしょうか。

今回はメンテナンス性やランニングコストに優れた樹脂製ウッドデッキの魅力をメリットデメリット含めて紹介します。

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樹脂製のウッドデッキの特徴

樹脂製のウッドデッキの特徴

樹脂製のウッドデッキの特徴をひとことで言い表すと「楽」です。

人工的に作られる樹脂製のウッドデッキには、快適に利用できるような工夫がさまざま施されています。

ウッドデッキとは

そもそもウッドデッキとは、住宅の屋外に設置される木製のテラスのことです。

注文住宅では、リビングの掃き出し窓とつなげてバーベキュースペースにしたり、子どもの遊び場にしたりするほか、洗濯物干し場にも利用できます。

日本で主に使われているウッドデッキの材質は、大きく分けて天然木と人工木の2種類があります。

人工木は、天然木にポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂を混合して作るため、触感や匂いまで天然木を再現しています。

見た目は本物の木と見間違えることも珍しくないほど精巧で、特にハイエンド商品は言われないとわからないほどのクオリティです。

樹脂製のウッドデッキとは

樹脂製のウッドデッキは、天然木の木粉と樹脂を混ぜ合わせて作る人工木で作ります。

使われる主な樹脂はポリエチレンやポリプロピレン、ABS樹脂などで、メーカーにより使う樹脂の種類や配合はまちまちです。

またリサイクル樹脂を使うこともあるため、一部のメーカーでは人工木を再生木と呼んでいます。

樹脂製のウッドデッキの設置費用の目安

樹脂製のウッドデッキの設置費用は、メーカーや商品によってまちまちです。

使用する人工木のグレード、サイズや特殊加工の有無などによって単価が大きく変わります。

一般的な相場では、家族4人でバーベキューが楽しめる広さ、2.5✕3.5メートル程度で25~30万円ほど。

洗濯物干し場としては最小限の広さ、3.5✕1.5メートル程度で15~20万円ほどです。

ウッドデッキを樹脂にするメリット

ウッドデッキを樹脂にするメリット

昨今は、ウッドデッキ=樹脂製というほど、市場は樹脂製のウッドデッキが主流です。

その理由は、天然木のウッドデッキに比べて次のようなメリットがあるからです。

耐久性が高く、寿命が長い

樹脂製のウッドデッキの大きな魅力は耐久性の高さです。

耐用年数が5~15年といわれる天然木に対し、人工木の耐用年数は20年以上といわれます。

人工木は樹脂を混合しているため経年劣化が遅く、雨で腐食したりシロアリに侵食されたりする心配がほぼないだけなく、湿気による変形や反りなどもありません。

さらに耐候性が高く変色しにくいうえに硬度も高くキズも付きにくいため、一定水準以上の見た目を長期間保持できます。

メンテナンスが手軽で安全性も高い

天然木を使う場合は定期的な防腐、防水、防虫処理などのメンテナンスが必要なのに対し、樹脂製のウッドデッキはメンテナンスがほぼ不必要です。

日々のメンテナンスは、泥やホコリを取り除く程度の簡単な掃除だけです。

汚れたら水で流し、頑固な汚れはデッキブラシでこすり、カビが生えたらサンドペーパーで削り落とせば、長期間にわたりきれいな状態を維持できます。

薬剤を使って処理する必要がないため、小さい子どもやペットがいても安全です。

定期的なメンテナンスおよび経年劣化による補修や買い替えのコストを安く抑えられるので、結果的には天然木を使うよりランニングコストが低くなることも多々あります。

カラー展開が豊富でオシャレ

豊富なカラー展開やデザインの豊富さも人工木の魅力の一つ。

自然のままの風合いも素敵ですが、天然木にはないカラーが選べるのは樹脂製のウッドデッキを選ぶ大きな理由になるでしょう。

外壁やフェンスなどに合わせてコーディネートすれば、家全体に統一感が生まれます。

リビングのフローリングと色味を合わせれば、ウッドデッキを含めて広いリビングが広がっているように見せられ、開放感が高まるでしょう。

ウッドデッキを樹脂にするデメリット

ウッドデッキを樹脂にするデメリット

さまざまな魅力に溢れる樹脂製のウッドデッキですが、すべての面で天然木に勝るわけではありません。

天然木のウッドデッキと比べてデメリットになりえるのは、次のようなポイントです。

質感や風合いが天然木に劣る

近年の人工木はクオリティがとても高くなっており、天然木と見分けがつかないものも登場しています。

しかし、独特の風合いや質感などがある天然木に比べると見劣りすることも多く、ローエンド商品の場合は明らかに見劣りするものも少なくありません。

人工的で安っぽい印象を与えたくない場合は、一定水準以上の樹脂製のウッドデッキを選ぶ必要があるでしょう。

変形したり割れたりする場合もある

樹脂製のウッドデッキの耐用年数は20年以上といわれていますが、新品同様の状態が20年間維持されるわけではありません。

風雨や日光にさらされたまま何もメンテナンスをしなければ、色があせたり、樹脂の表面が粉を吹いたようになったり、ヒビが入ったりすることもあります。

あまりにもみすぼらしい印象にならないよう、日々の簡単な掃除は必要です。

ただ樹脂製のウッドデッキは、部分的な破損を補修できるよう部品が販売されています。

特殊な専用金具などは取り寄せに時間がかかる場合もありますが、状態が悪化しても簡単に修繕できるので心配はいりません。

熱がこもりやすく、夏は熱い

樹脂を含んだ人工木は熱を吸収しやすいため、表面温度が高くなりやすいので注意が必要です。

特に夏場の強い日差しを受けると、素足では歩けないほど熱くなることもあります。

ただ現在では熱を反射して熱くなりにくい塗料を使った人工木もあるので、予算に合わせて検討すると良いでしょう。

天然木よりも比較的高価

天然木のウッドデッキは1本あたり800円程度なのに対し、人工木は1本あたり1,500円程度と比較的高価な商品が占めます。

人工木のほうが高価になりやすい理由は製造コストによるもので、天然木に加えて樹脂を配合するなど手間がかかることが要因です。

しかし、樹脂製のウッドデッキは初期費用に対してランニングコストが低いため、長期的に見れば安くすむことがほとんど。

総合的なコストパフォーマンスの高さを鑑みれば、初期費用の高さは必ずしもデメリットとはいえないでしょう。

まとめ:デメリットも踏まえて検討

樹脂製のウッドデッキにはメリットもあればデメリットもあります。

特に大きな懸念材料となりえるのは価格や見た目の面ですが、幅広いラインアップのなかにはデメリットを克服した商品も存在するのであまり心配はいりません。

むしろ天然木よりも安い人工木、価格は高いが天然木にひけをとらない見た目や質感の人工木など、こだわりに合わせて選べるのも樹脂製のウッドデッキの大きな魅力です。

よく検討して、素敵なウッドデッキを手に入れてくださいね!

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