二世帯住宅とは?後悔する?メリット・デメリットを知りたい!
親世帯との同居を考えると、価値観の違いや過干渉が気になってしまいますよね。
デメリットだらけのイメージを抱きがちですが、二世帯住宅には大人の目がある環境で子育てができることや、経済的な面でメリットもあります。
二世帯住宅は、計画する時点で住宅のタイプや間取りを事前にしっかり話し合っておくことが大切です。
この記事では、二世帯住宅とはどのような暮らし方ができるのか、種類別に特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
- 間取りで後悔したくない方にオススメ!
- 事前に複数の間取りプランを見比べることができれば、大きな失敗を回避できると思いませんか?NTTデータグループが運営するHOME4Uの「家づくりのとびらプラン作成依頼サービス」なら、完全無料で最大5社の間取りプランの作成依頼ができます!
\カンタン3分で入力/
【無料】間取りプラン作成
依頼はこちら※NTTデータスマートソーシング「HOME4U」に移動します
二世帯住宅の種類
二世帯住宅とはどのようなタイプがあるのか、まずは三つの種類とそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。
完全同居型
一般的な家で親世代と子世帯がともに暮らす、昔ながらのタイプが「完全同居型」です。
玄関はもちろん、リビングや水回りなど、寝室以外のスペースをすべて一緒に使います。
寝室などのプライベート空間は家族の人数に応じて設けるのが一般的です。
大勢でにぎやかに暮らしたい方に向いています。
部分共同型
「部分共同型」は、生活する空間の一部分のみを共有するタイプのことです。
家族間の距離感を大切にしたい方に向いています。
一階が親世帯、二階は子世帯が生活するスペースにするケースが多いようです。
キッチンなどの水回りやリビングは別々で玄関は一緒にするなど、家族の生活スタイルに合わせて決められます。
完全分離型
「完全分離型」は生活空間を別に設けるタイプで、二つの家をドッキングしたイメージです。
生活空間の分け方は、「左右分離型」と「上下分離型」の二種類があります。
玄関から独立しているので、基本的に家のなかでお互いが顔を合わせることはありません。
近くで暮らしつつ、お互いに独立した生活を送りたい方に向いています。
完全同居型二世帯住宅のメリット・デメリット
完全同居型は費用面や子育て面でメリットがある一方、距離が近すぎるがゆえのデメリットもあります。
【メリット】建設費や生活費が抑えやすい
室内の設備が一つずつしか必要ないため、他の二世帯住宅のタイプと比較すると建設費が抑えられます。
水道や電気などの契約も一軒分で済むので、光熱費の基本料金も抑えられます。
リビングに集まる時間が長ければ電気代も必要以上にかかりませんし、一緒に食事をつくればガス代も一回分で済むなど、生活費も抑えやすいタイプです。
【メリット】家族みんなで助け合える
寝室などの自室以外は常に一緒の空間で家族が生活するため、大人の目が届きやすい子育て環境をつくれます。
洗濯物を干したり、食事をつくったりするのに子どもから目を離すときも、おじいちゃんおばあちゃんがそばにいてくれれば安心ですよね。
また、いざというときに子どものお世話をおじいちゃんおばあちゃんに頼みやすい点もメリットです。
親が体調を崩したり介護が必要になったりしたときも協力しやすい環境になります。
【デメリット】プライバシーが確保しにくい
ほとんどのスペースを共有する完全同居型は、お風呂やトイレのタイミングが自由にならないなど、ちょっとしたことがストレスになります。
生活リズムが違えば音も気になりますし、自室以外では親の目があるためなかなかリラックスできません。
また、リビングが共有なので、友達を家に呼びにくい点もデメリットです。
【デメリット】生活費が分けにくい
水道光熱費が一軒分の契約で済む点はメリットとなる一方、世帯別に分けにくい点はデメリットです。
食費や電話代なども明確に分けていない限りややこしくなります。
どちらか一方が負担する場合も、使い方や使い過ぎが気になり、払う側と払ってもらう側それぞれストレスを感じることもあるでしょう。
部分共同型二世帯住宅のメリット・デメリット
部分共同型のタイプは、ある程度自分たちの生活を確立できる点がメリットですが、ルールを曖昧にしておくと住んでからストレスを感じやすいデメリットもあります。
【メリット】ほど良い距離が保てる
部分共同型は何かあればすぐにコンタクトがとれる安心感がありつつ、プライベートな空間もしっかりつくれます。
子どもにとっては普段生活している自分の家なので、おじいちゃんおばあちゃんにお世話をお願いするときも不安がありません。
また、親世帯のキッチンはIHコンロに、子世帯はガスコンロにするなど、設備の自由度が高い点もメリットです。
【メリット】光熱費を分けやすい
水回りをすべて別にして水道やガスの契約を別々にすると、光熱費を分けやすくなります。
それぞれが使った分だけ支払えば良いので、他世帯の使い方や使い過ぎにストレスを感じる心配がありません。
一軒分の契約となる光熱費は、電気は人数が多い子世帯が負担する、固定電話はよく使う親世帯が負担するなど分担しやすいでしょう。
【デメリット】どこまで共有するか事前の話し合いが必須
部分共同型はキッチンやお風呂など、どこまで共有するのか事前の話し合いが必須です。
ただ、親世帯はキッチンやダイニングは共同にしたい、子世帯は別々にしたいなど希望が一致しないこともあります。
一緒に住む前の段階でお互いの希望や価値観の違いが表面化しやすく、強引に決めると住み始めてからもギクシャクする可能性があるため注意が必要です。
【デメリット】間取りによって生活音が気になりやすい
部分的に設備を分ける構造のため、生活音が気になりやすい間取りになってしまう可能性があります。
水回りを二ヵ所に分けて設置すると部屋の配置の自由度が減り、水回りの下や隣に寝室を配置しなければならないことも。
生活リズムが違うと、音が気になりストレスになってしまいます。
完全分離型二世帯住宅のメリット・デメリット
生活面や将来的なメリットがある一方、費用や家族の関係性の面でデメリットがあるのが完全分離型です。
【メリット】プライバシーが確保される
完全分離型は隣同士や上下で別々の家に住んでいるような感覚です。
お互いの生活が見えないため、生活しているなかで気を遣ったり、干渉されたりする心配がありません。
入浴やトイレ、家事も自分たちのペースでおこなえます。
とはいえ、すぐそばで生活しているため、お互いにいざというときは頼れる安心感があります。
子どもだけおじいちゃんおばあちゃんの家に泊りに行くなども気軽にできるでしょう。
【メリット】将来は賃貸住宅に転用しやすい
一戸建てが二軒つながっている感覚なので、将来親が他界したあとや転勤で子世帯が転居するなど、生活が変わった際に空いたほうを賃貸住宅として貸し出しできる点もメリットです。
売却をすることになった際も、二世帯住宅としてだけでなく別々の家として賃貸用の需要もあるので、他のタイプよりも売りやすくなります。
【デメリット】建設費や生活費が高くなる
完全分離型は、ある程度広い土地が必要なうえに、玄関や水回りなどの設備も二つ必要になるため、他のタイプよりも建設費は高くなります。
光熱費や食費などもそれぞれの世帯ごとに発生します。
同居のメリットの一つは経済面で助け合える点ですが、完全分離型の場合は経済面の恩恵は受けにくいでしょう。
【デメリット】お互いの関係が希薄になりやすい
遠方に住んでいると、時間をつくってわざわざ会いに行くこともありますが、すぐそばに住んでいる安心感から積極的にコミュニケーションをとろうとしなくなるケースもあります。
自然に顔を合わせる機会が少ないことで、関係が希薄になりやすい点はデメリットです。
体調不良やちょっとした変化に気付けるよう、定期的に顔を合わせる機会をつくると良いでしょう。
まとめ
二世帯住宅には三つの種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
親世帯と子世帯の生活スタイルや、価値観、暮らしやすさに合ったタイプを選ぶ必要があります。
また、心地良く一緒に暮らすためにも、お互いに納得したうえで、どのような家にするのかを決める点も大切なポイントです。
毎日生活する家なので、重視したい部分がある場合は、きちんと伝え合わなければなりません。
二世帯住宅のよさを活かして、家族の絆が深まるすてきな家を建てましょう。
- 間取りで後悔したくない方にオススメ!
- 事前に複数の間取りプランを見比べることができれば、大きな失敗を回避できると思いませんか?NTTデータグループが運営するHOME4Uの「家づくりのとびらプラン作成依頼サービス」なら、完全無料で最大5社の間取りプランの作成依頼ができます!
\カンタン3分で入力/
【無料】間取りプラン作成
依頼はこちら※NTTデータスマートソーシング「HOME4U」に移動します