注文住宅で失敗したくない!ありがち失敗例から学ぶ対策ポイント

注文住宅で失敗したくない!ありがち失敗例から学ぶ対策ポイント

「せっかくの注文住宅だから失敗したくない」そんな風に思う方は多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのは「ありがちな失敗例」を知っておくこと!気を付けるべきポイントがわかっていれば、それを避けて考えることができますよね。

この記事では、キッチン、水回り、リビング、その他の場所に分けて、失敗しがちなポイントをご紹介。

対策もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

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注文住宅の失敗例【キッチン】

キッチンの失敗例として代表的なものは、動線の悪さや作業台の高さの失敗。

それぞれを詳しくご紹介します。

動線が悪い

キッチンの失敗例として多いのは、動線の悪さ。

例えば、パントリーがキッチンから遠いため使いにくい、並行して家事がしたいのに洗面所やお風呂場へ行きにくい、などです。

また、通路が狭いために使いやすい位置にゴミ箱を置けず、動線が悪くなってしまうケースもあります。

これらを避けるには、一日のうちで同じ時間におこなう家事を想定して間取りを考えましょう。

また、家電やゴミ箱の置き場など、キッチンをどう使うかをシミュレーションし、動きやすいよう配置を考えることも大切です。

アイランドキッチンがリビングから丸見え

アイランドキッチンがリビングから丸見え

おしゃれな印象のあるフラットなアイランドキッチン。

キッチンからリビングが見通せる点がメリットですが、逆に、リビングから丸見えになってしまう点が失敗と感じる方も。

また、調理中の油はねで部屋が汚れやすいというデメリットもあります。

また、ものが多いとどうしても雑然と見えてしまうため、丸見え対策として重要なのは収納です。

キッチンをきれいに保つにはどの程度の収納量が必要か考え、配置も工夫しましょう。

油はね対策には、油はねガードを設置する、フラットではなくカウンターを設けるなどの対策が有効です。

作業台が高い・低い

作業台の高さは85センチメートルが標準ですが、その高さが自分に合うとは限りません。

高さが合わない作業台は、毎日の家事でストレスを感じてしまうため、注意しましょう。

目安は「身長(センチメートル)÷2+5センチメートル」。

実際によく使う方の身長に合わせて考えるのが失敗を避けるコツです。

また、キッチンメーカーのショールームで実際の高さを体験してみるのもおすすめです。

注文住宅の失敗例【水回り】

キッチンと同様、水回りも日々の暮らしやすさには重要な場所。

ありがちな失敗例にはトイレや水回りの配置があります。

以下に詳しくご紹介しましょう。

トイレの場所が使いにくい

トイレの場所が使いにくいことは毎日のストレスになります。

例えば2階建ての住宅で1階にしかトイレがないと、夜トイレに行きたくなったときや、2階から子どもを連れていくときに大変です。

家族の人数によっては、1階と2階の両方にトイレを配置することを考えましょう。

また、1階にしか配置できない場合は、階段のすぐ近くに配置するなど工夫し、どちらの階からでも使いやすいようにするのがおすすめです。

脱衣所と洗面所が兼用で同時に使えない

脱衣所と洗面所が兼用で同時に使えない

脱衣所と洗面所が兼用となっていると、同時に使えず、以下のような状況で不便に思うことが多いでしょう。

  • 誰かが脱衣所を使っていると洗面所を使えない
  • 朝お風呂に入る家族がいると出かける準備ができない
  • お客さんが来たときも入浴中は洗面所を使えない

対策としては、スペースは取るものの脱衣所と洗面所を分けるのが有効。

生活スタイルや間取りによっては、やや小さめの「セカンド洗面所」を設けるのも一つの方法です。

玄関と洗面所が離れている

玄関と洗面所が離れていて「帰宅後にすぐ手を洗えない」という間取りも、失敗例として挙げられやすいもの。

例えば帰宅後にリビングを通って洗面所へ行く間取りの場合、途中でドアを開ける必要があり、衛生面が気になる方も多いかもしれません。

対策としては、洗面所はできるだけ玄関から距離が近く、別の部屋を経由せずに行ける間取りを考えること。

また、家のなかにいても洗面所を使うことは多いため、帰宅後と家にいるとき、両方をイメージして間取りを考えるのがおすすめです。

注文住宅の失敗例【リビング】

注文住宅の失敗例【リビング】

家族みんなが過ごすリビングも、注文住宅でこだわりたい方は多いのではないでしょうか。

失敗例には、リビング階段や吹き抜け、窓の大きさなどが挙げられます。

リビング階段で音や匂いが2階へ伝わる

家族の気配が感じやすいと人気のリビング階段ですが、料理中の匂いが2階へ伝わってしまう、1階の音が2階へ響きやすいなど、失敗しやすいポイントもあります。

これらの失敗を防ぐには、配置の工夫がポイント。

匂い対策には、キッチンと階段を離した位置に配置するのが良いでしょう。

また、性能の良い換気扇を設置することも有効です。

音の対策としては、階段の下にカーテンや扉を設置する、音の出やすいテレビを階段から遠ざける、などが考えられます。

窓が大きく室内が暑い・外からの視線が気になる

リビングに開放感を求めて大きな窓を作ったものの、日差しが入りすぎて暑い、隣家や通りからの視線が気になる、などの失敗例があります。

これらの対策としては、まず設計段階でよく相談しておくこと。

暑さ対策には、遮熱効果のあるシェードやカーテンを取り入れると良いでしょう。

隣家と視線が交わらないためには、窓の配置を確認してずらしておくと安心です。

通りからの視線を遮るには、高窓を検討する、植栽やフェンスなど外構で目隠しすることも検討しましょう。

吹き抜けで冷暖房効率が悪い

おしゃれで開放的な雰囲気がある吹き抜けですが、それにより冷気・暖気が2階へ逃げてしまい「冷暖房が効きにくい」という失敗例があります。

これは2階とつながるリビング階段でも同様の状態となりやすいもの。

対策としては、断熱・遮熱カーテンで外の冷気・暑気を遮ることが挙げられます。

また、シーリングファンやサーキュレーターで空気を攪拌し、部屋全体に冷気・暖気を行き渡らせることで冷暖房効率を上げるのもおすすめです。

注文住宅の失敗例【その他】

その他のありがちな失敗例には、玄関の収納やコンセントの配置などが挙げられます。

一つずつ、詳しく説明しましょう。

玄関の収納が足りない

玄関の失敗例で多いのは「収納不足で玄関にものが出しっぱなし」になってしまうことです。

特に子育て世帯はベビーカーや三輪車、野球の道具など玄関に置きたいものが多く、雑然としてしまいがちです。

対策として、注文住宅で人気なのはシューズクローク。

靴以外もしまえる大きめの収納があれば、玄関をすっきり保つことができます。

もしシューズクロークを設けることが難しければ、玄関に置くものをあらかじめ考え、それ以上の収納やスペースを周辺に確保しておくことをおすすめします。

コンセントの配置が使いにくい・足りない

コンセントの配置が使いにくい・足りないと、日々の生活でストレスを感じやすいもの。

例えば、コンセントがなくて置きたい場所に家電が置けない、毎回プラグを抜き差ししなくてはならない、といったことが起こってしまいます。

対策としては、設計段階で各部屋のどこに何を置くのか、具体的にイメージしておくことです。

一日の動きをイメージして、いつ何をどこで使うか、考えてみましょう。

また、コンセントの高さも家電によって最適な位置が異なるので、床に近い位置が良いか、作業台の高さに合わせるかなど、じっくり考えてみてください。

メンテナンスが大変

「せっかくの注文住宅だから」と、外観、内装、インテリアなどにこだわる方も多いでしょう。

ただ、メンテナンスのしにくさで失敗と感じる方も多いため、注意しましょう。

特に子どもが小さいご家庭では、子どもが汚すことを前提に「汚れを落としやすい」観点でクロスやドアなどを選ぶことも大切です。

外壁は汚れが付きにくい、雨で流れやすい素材を選択するなど、住んでからのメンテナンスも考えながら仕様を決めましょう。

まとめ

自分好みの家づくりができる注文住宅。

暮らしやすい家を実現するには、失敗しやすいポイントを知っておき、工夫しながら間取りや仕様決めをすることが大切です。

今回ご紹介したキッチンやリビング、水回りなどの失敗例はいずれも代表的なものなので、ぜひじっくり考えて、暮らしやすい家づくりに役立ててくださいね。

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