【体験談】注文住宅を建てて間取りで後悔した話
一生で一番高い買い物である住宅。
特に注文住宅は長年の夢と希望を詰め込んだ待望の家です。
それなのに、住み始めると後悔することが多々あります。
今回は筆者が注文住宅を建てて間取りで後悔したことをお伝えします。
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注文住宅を建てることになった経緯
私には独身時代からいつか注文住宅を建てたいという夢がありました。
ですが、夫の転勤について回ったため、引っ越しを繰り返し、マイホームの夢は遠のいていました。
子どもが小学校高学年になり、いつまでも転校させるのは可哀想なこと、夫の年齢的に住宅ローンを組むリミットが近いことを考え、次に転勤するタイミングで家を建てることを決意。
私の地元に地元の住宅メーカーで家を建てました。
築8年。ツーバイフォー工法のナチュラルテイストの家です。
注文住宅を建てて間取りで後悔したこと
何度も打ち合わせをして、何度も見直した間取りなのに、住んでみると後悔することが多々ありました。
後悔は入居後すぐにした訳ではなく、数カ月経ったころに日々の生活を積み重ねる中で少しずつ感じていきました。
どんなことに後悔したかを具体的にお伝えしていきます。
洗面所は玄関近くに設置すれば良かった
ここ数年のコロナ禍で特に感じるようになったのが、玄関の近くに洗面所があれば良かったということです。
今後コロナが落ち着いたとしても、冬はインフルエンザなどのウィルスが付着したままリビングに入ることに抵抗を感じますし、子どもが外遊びで汚れたままリビングに入ってくることも抵抗があります。
玄関近くに洗面所があれば、まず手を洗ってからリビングに入ることができるので、失敗したなと思っています。
洗面所と脱衣所を分ければ良かった
多くの家がそうだと思いますが、洗面所は脱衣所を兼ねているため、家族の誰かがお風呂に入っている時は、洗面所を使うのを躊躇します。
特に思春期以降の娘がお風呂に入っている時は父親や男兄弟は洗面所に入りにくいです。
毎日のことなのでとても不便です。
脱衣所と別に洗面所を設けるほど、間取りに余裕はなかったかもしれませんが、洗面所と脱衣所を分けるという考え自体を持っていなかったので、設計段階で考えてみたかったと後悔しています。
洗濯物の室内干しスペースを作れば良かった
注文住宅を建てる段階では洗濯物は外干ししたいと思い、建てた当初はベランダに干していたのですが、2人の子ども達が成長するにつれ花粉症がひどくなり、花粉の季節は外に干すことができなくなりました。
また、梅雨の時期や雪が降る寒い日に洗濯物を外干ししても乾かないため、室内干しするように。
すると、一年のうち半年ぐらいを室内に干すようになったため、専用の室内干しスペースが欲しくなり、日当たりの良い1階和室に天井から吊るすタイプの洗濯物干しを設置しました。
洗濯機からも近くて便利なため、結局、一年中和室に干してしまっています。
こんなことなら最初から室内干しスペースを作ればよかったと後悔しています。
階段の位置をもっとよく考えれば良かった
家族が帰った時に顔を合わせるように、リビングの奥に階段を設置しました。
確かに家族は必ずリビングを通らないと2階の各部屋に行けないので、自然とコミュニケーションが取れ、大きなメリットだと思います。
ですが、子ども達が2階と玄関を行ったり来たりするたびにリビングをドタバタと走りますし、子どもの友達が来ても必ずリビングを通らないといけない、電気工事や家具の搬入などの業者が来ても必ずリビングを通らないといけないので、玄関から直接2階に上がる位置に階段がある間取りも良かったかなと思っています。
和室の利用法をしっかり考えるべきだった
一般的に便利だと思われている間取りにリビングの隣の和室があります。
ほとんどの建売住宅やマンションでもリビングの隣に和室があります。
我が家でもこの感覚でリビングの隣に和室を作りました。
来客が来て泊まる時に重宝すると思いましたが、泊まりの来客なんて一年に一回も来ません。
普段は洗濯物を干し、畳んだり、アイロンがけに使うぐらい。
いつかリフォームすることがあれば、和室とリビングをつなげて広い空間にしたいと思っています。
敷地面積いっぱいに建物を建てれば良かった
実際の広さは住んでみないと分かりません。
間取り図で見ている段階では十分な広さだと思っていましたが、入居すると洗面所が狭い、リビングももう少し広さがあると良かったと思います。
エコキュートや室外機を置いている家の裏手に若干ですがゆとりがあるので、もっと敷地面積いっぱいに家を建てれば良かったと後悔しています。
玄関の庇を大きくすれば良かった
玄関の庇は、外観デザインに重きを置いたため、雨や日差しのことまで考えませんでした。
あまり大きな庇ではないため、雨が強い日は玄関前で傘を閉じると雨が降りこみますし、日差しの強い夏は、玄関前での鍵の施錠や多くの荷物でもたついていると暑くてたまりません。
もっと大きな庇にするか、玄関を少しくぼませたデザインの外観にすれば良かったと後悔しています。
窓から入る夏の日差しが暑すぎた
真夏の日差しは家の中でも要注意です。
東側にあるキッチンや勝手口の窓、ダイニングの掃き出し窓から夏になると朝日が差し込み、明るいを通り越して暑すぎます。
朝起きて2階から下りてくるとダイニングキッチンが照りつける朝日で暑くて仕方なく、カーテンを開けることができません。
あまりの暑さに、掃き出し窓にはオーニングを設置しましたが、他の全ての窓にテントを取り付けるには費用がかかりすぎます。
また、西側にある階段にも大きめの窓がありますが、こちらは夏の午後から夕方にかけて西日が入るため、午後からは階段が暑くて仕方ありません。
我が家は隣家が密接していないので、遮るものがなく、夏の日差しがこんなにも暑いなんて、住み始めるまで全く分かりませんでした。
日差しの入り方なんて全く考えていなかったのですが、設計段階で日差しのことまで考えて窓を設置すれば良かったと後悔しています。
風通しが悪かった
春や秋の季節の良い日に窓をどれだけ開けても全く風が入って来ません。
外に出ると涼しい風が吹いているのに、家に入ると全く風を感じません。
気密性の高いツーバイフォー工法だからなのか、窓の位置が悪いのか原因は分かりませんが、風通しは住んでみるまで全く分かりませんでした。
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まとめ
何度も打ち合わせを重ね、何度も見直した間取り図で満足していたはずなのに、住み始めるとこんなにも後悔することになった原因は、間取り図を見ながら、実際の生活を想像しなかったからだと思っています。
また、日差しや風の吹き方については、全くのノーチェックだったので、自分の知識不足だったと思います。
筆者の体験談が、これから注文住宅を建てる方の参考に少しでもなれば嬉しく思います。
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高校生と中学生の子どもを育てる母です。(※原稿執筆時)
昔から家づくりに夢を見ていて、いつか注文住宅を建てると心に決めていました。
家づくりで譲れなかったことは3つ。
1.冬暖かい家、2.体に害のない家、3.デザイン。
地元メーカーでツーバイフォーのナチュラルテイストの家を建てました。
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