【体験談】注文住宅を建てて満足した建材と後悔した建材
初めて注文住宅を建てる時は、家づくりについて何も分からない状態です。
建材って何?と思っているならば、要注意!
建材のことを知らないまま家づくりを進めると、住み始めてから後悔することになりかねません。
今回は筆者の体験から、住み始めてから実感した、選んで満足した建材、後悔した建材について紹介します。
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注文住宅を建てることになった経緯
私には独身時代からいつか注文住宅を建てたいという夢がありました。
ですが、夫の転勤について回ったため、引っ越しを繰り返し、マイホームの夢は遠のいていました。
子どもが小学校高学年になり、いつまでも転校させるのは可哀想なこと、夫の年齢的に住宅ローンを組むリミットが近いことを考え、次に転勤するタイミングで家を建てることを決意。
私の地元の住宅メーカーで家を建てました。
築8年。ツーバイフォー工法のナチュラルテイストの家です。
注文住宅を建てて満足した建材
建材とは、建築資材のことです。
建物の構造に使われる木材や屋根材、コンクリート、内装で使われる壁材、床材、建物内部に使われる断熱材や防湿材などです。
ここでは、住み始めて数年経ち、使って良かった、満足したと思った建材について紹介します。
床を無垢材にしたこと
一階に無垢の床材を採用しました。
傷が付きやすいという難点はありますが、夏はサラリとして素足で歩くと足ざわりが良く、真冬でもひんやりしません。
数年経った今でも木の香りがし、温もりがあり、とても気持ち良いです。
窓を樹脂サッシとペアガラスにしたこと
住宅メーカーの標準仕様ではありましたが、窓を樹脂サッシとペアガラスにしたことは非常に良かったです。
真冬は冷気が入りにくいので、少ない暖房でも十分暖かくなり、結露もしません。
真夏は熱気が伝わりにくいので、エアコンがよく効き、電気代の負担も軽減されるので、非常に満足しています。
トイレの壁紙を消臭壁紙にしたこと
私は注文住宅を建てるまで、消臭機能や汚れに強いなど機能性壁紙があることを知りませんでした。
トイレの壁紙を選ぶ際、インテリアコーディネーターに勧められて、消臭機能付きにしました。
それまで賃貸住宅にしか住んだことがなかったのですが、効果は歴然。
数年間は消臭効果が続いたので、満足しています。
断熱材をしっかり入れてもらったこと
とにかく寒がりの私は、注文住宅を建てる時、冬暖かい家にしたいという強い希望がありました。
住宅メーカーに希望を伝えたところ、完成時に「断熱材は東北並みにしましたよ!」と言われました。
住み始めて真冬を経験しましたが、雪が降る日も暖房の効きが良く、エアコン一台で1フロアがしっかり暖まります。
電気代も抑えられ、非常に良かったと思っています。
注文住宅を建てて後悔した建材
家づくりについて何も知らない状態で注文住宅を建てると、どんな建材があるのか、その建材にどんな特徴があるのかが分からないため、住み始めてから後悔することが多いです。
ここからは、どんな建材のどんな点に後悔したのかを紹介していきます。
無垢材の種類をよく考えるべきだった
無垢の床材に憧れていたため、1階の床を無垢にしました。
住宅メーカーが扱っている無垢材の中から、色や節が好みだったバーチ材を選びました。
木の温もりがあって非常に良いのですが、柔らかいためとても傷が付きやすいです。
ダイニングの椅子を引きずったり、スプーンなどの小さなものを落としても傷が付きます。
スマホや水筒など重さのあるものを落とした時は大変で、えぐれるほどの深い傷がつきます。
今考えれば、メーカーにそれぞれの無垢材の特徴をしっかり聞いて、もっとキズが付きにくいものを選べば良かったです。
2階の床材も無垢材にすべきだった
コストを抑えるために無垢材を使用したのは1階だけで、2階の床は複合フローリングにしました。
分かっていたつもりでしたが、冬の2階の床はとにかく冷たいです。
そのため、2階の各部屋にはカーペットを敷き、廊下にはフロアマットを敷いて冬をしのいでいます。
無垢材ならこんな冷たさはないので、コストアップに目をつむって、2階も無垢材にすればよかったと後悔しています。
コストパフォーマンスの良い外壁材を検討すれば良かった
雑誌などで見ていた好みの外観があったので、それに近い家にするため、外壁をモルタルにしました。
ですが、築5年が過ぎたぐらいから雨だれや汚れがつき始めたので、あと数年すると外壁を塗り替えないといけません。
家を建てる時に塗り替え費用のことまで考えていなかったので、塗り替えサイクルが長い、コストパフォーマンスの良い外壁材にすれば良かったと後悔しています。
外壁材にどんなものがあるのか、それぞれの特徴やコストについて、何も下調べすることなく、モルタルに決めてしまったので、見た目からだけで入るのではなく、他の外壁材と比較検討をすればよかったと後悔しています。
トイレだけでも漆喰を取り入れてみたかった
漆喰はサンゴ礁をルーツにした自然素材で、調湿や消臭などの効果があります。
自然素材を使ったナチュラルな家づくりに憧れていた私は、「内装壁に漆喰を使いたい」とメーカーに相談しました。
しかし、メーカーの担当者から、「今まで何度か漆喰を使いましたが、年数が経つと黒ずんで汚くなるのでおすすめできません」と言われたため、諦めました。
ですが、数年経っても雑誌や住宅メーカーのサイトで変わらず漆喰が使われているのを目にすると、年数が経っても汚れにくい漆喰があったのではないかと後悔しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
使って満足した建材、後悔した建材について、実際に住んで感じた体験談をご紹介しました。
私の後悔は、使用した建材について、深い知識がなかったことが原因です。
各建材には特徴があり、それぞれの特徴やメリットデメリットを知ることが大切。
ネットで検索するだけでなく、ショールームを訪れて実際の建材に触れて見比べることをおすすめします。
納得した上で使用すれば、後悔が少なく済むと思いますよ。
高校生と中学生の子どもを育てる母です。(※原稿執筆時)
昔から家づくりに夢を見ていて、いつか注文住宅を建てると心に決めていました。
家づくりで譲れなかったことは3つ。
1.冬暖かい家、2.体に害のない家、3.デザイン。
地元メーカーでツーバイフォーのナチュラルテイストの家を建てました。
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