無垢の床にして後悔しないように、掃除や手入れなど知っておきたいポイントを解説

無垢の床にして後悔しないように、掃除や手入れなど知っておきたいポイントを解説

天然木の温かみと調湿効果を持つ無垢材は、ナチュラルな空間にぴったりの床材です。特有の肌触りに惹かれて、導入を検討する家庭もあるでしょう。

しかし、無垢の床には自然素材ゆえの特性があるため、メリットだけでなくデメリットも理解しておかないと後悔しかねません。

この記事では無垢の床で後悔しがちなポイントや、長く美しさを維持するための知識を解説します。

無垢の床の特徴を学んで、家づくり計画の参考にしてくださいね。

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無垢の床にして後悔しがちなポイント

無垢の床が持つナチュラルな魅力が損なわれる理由を知っておきましょう。

無垢の床を選んで後悔しやすいポイントをまとめました。

傷が目立つ

傷が目立つ

無垢の床は、合板フローリングと比べて、傷が付きやすく目立ちます。

特にやわらかい樹種は、歩行感が良い一方で傷付きやすいのが欠点です。

椅子を引いたりおもちゃで遊んだりと、日常の動作で傷が付く可能性があると覚悟しておきましょう。

時間の経過で多少の傷は思い出になりますが、新築直後は気になるもの。

傷は研磨で目立たなくなるので、無垢の床で後悔しないために、こまめにメンテナンスをおこないましょう。

さまざまな汚れが目立つ

無垢の床は吸水性が高いため、ジュースやお茶、食べこぼしなどの汚れが目立ちやすいです。

子どもが小さいとお漏らしもあるかもしれません。

また、裸足で歩くと汗と汚れが吸着し床の黒ずみが生じます。

汚れが浸透する前に、付着した汚れに応じた方法で掃除をしましょう。

どうしても汚れが気になるときは、塗装しても良いでしょう。

無垢の床はメンテナンスが必要だと事前に理解しなければ、後悔ポイントになってしまいます。

伸縮して隙間ができる

調湿作用がある無垢の床材は、温度と湿度によって伸縮します。

たび重なる伸縮のため、無垢の床にはどうしても隙間が生まれます。

フローリングの隙間にはゴミやホコリが詰まりやすく、掃除の手間もかかるでしょう。

つまようじを使ってがんばっても、完全に片付けるのは難しいのが隙間のゴミ。

掃除に完璧さを求めるなら、安易に無垢の床を採用すると後悔します。

リビングなど広範囲を無垢材にするほど掃除は難しくなるため、導入は慎重に検討しましょう。

割れる

無垢の床は、施工から一年以内に割れる危険性があることも理解しておく必要があります。

割れを防ぐには、よく乾燥した良質な床材を選ぶことです。

また、施工の際も隙間なく施工すると、伸縮で割れかねません。

無垢の床ゆえの後悔をしないように、正しく施工されたか確認しましょう。

さらに、日光に当たったことが原因で、無垢の床が割れることもあります。

オイルやウレタンで塗装をおこない、割れを防ぎましょう。

床鳴りが起きる

無垢の床材は、温度と湿度の変化で伸縮を繰り返します。

そのため、床を歩くと軋んで床鳴りが起きる場合があります。

気候が原因のため、床鳴りの季節が過ぎるまで放置するか、エアコンで空調を整えて対処しましょう。

音以外に困りごとがなければ、無垢の床ゆえの味と受け止めましょう。

ただし、季節関係なく床鳴りが気になるならば、シロアリなどの理由で床下がダメージを受けている可能性もあります。

深刻な床鳴りは放置しないように気を付けてください。

変色する

変色する

無垢の床は合板と比べて紫外線の影響を受けやすいため、日光に当たると日焼けします。

明るい色の樹種が日焼けで色を濃くする一方、ウォールナットの樹種では色が薄くなります。

カーテンや紫外線カットフィルム、ウレタン塗装などで変色をある程度は防げます。

ただし、自然な経年変化は、無垢ならではの魅力と理解しておきましょう。

無垢の床を選ぶときは経年変化時の色を調べておくと、最初のイメージと違うからと後悔しないで済みますよ。

コタツやカーペットが使えない

冬になると利用したくなるコタツや電気カーペットですが、無垢の床に直接敷いてはいけません。

無垢の床は温度によって伸縮するため、割れが起こりやすいからです。

無垢の床は床暖房とも相性が良くないため、防寒対策にコタツや電気カーペットが使えないのは辛いですよね。

どうしても無垢の床にコタツと電気カーペットを出したいときには、断熱シートを敷いたうえで、変形、変色を確かめながら、後悔しないように利用しましょう。

無垢材の床で後悔しないために知っておくべきこと

無垢材の床を導入する前に特性を知ることで、後悔しないで素材を楽しめます。

無垢の床で知っておくべきことを解説します。

日常の掃除方法

日常の掃除方法

日常の掃除は、掃除機と乾拭きが基本になります。

こまめに掃除をして無垢の美しさを保ちましょう。

日常的な水拭きは、無垢材が油分を失い、汚れやすくなる原因になるため避けてくださいね。

また、無垢の床には隙間ができるため、ゴミやホコリが詰まります。

掃除機で吸い取れないゴミとホコリは、つまようじで取り除きましょう。

水をこぼしたらすぐに拭く

水やジュースをこぼしたときは、放置しないですぐに拭き取りましょう。

塗れたまま時間を置くと水ジミの原因になります。

子どもがこぼして気付かなかったなどの理由で水ジミが消えないときは、まずは不織布のスポンジを濡らしてこすってから、乾拭きしましょう。

乾いたあとにオイルを塗るときれいに仕上がりますよ。

子どもが小さく、頻繁にこぼす心配があるなら、リビングやダイニングでは無垢の床材の使用を避けるのも選択肢の一つです。

年に1~2回ワックスがけ・オイルメンテナンスをする

無垢材を床に取り入れるなら、定期的な塗装を忘れないようにしましょう。

塗装にはオイル塗装とウレタン塗装の選択肢があります。

無垢材の質感を楽しみたいならオイル塗装、傷や水をできるだけ防ぎたいならウレタン塗装がおすすめです。

オイル塗装なら年に1回のメンテナンス、ウレタン塗装なら半年に1回の頻度でメンテナンスをおこないましょう。

塗料は無垢の床に利用可能な品を選び、取扱説明書をよく読んでメンテナンスしてくださいね。

まとめ

この記事では、無垢の床で後悔しがちなポイントや、長く美しさを維持するための知識を解説しました。

無垢のナチュラルな風合いは魅力的ですが、採用する前に無垢の床の特性を学ばなければ大きな後悔ポイントになってしまいます。

大切な家づくりだからこそ、雰囲気だけで選ぶのはおすすめできません。

無垢の床の特性とメンテナンスの方法を知り、自分たちの生活スタイルと重ね合わせて、マッチした選択をしてくださいね。

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