注文住宅とはどんな家?他の住宅にはないメリットをわかりやすく解説!

注文住宅とはどんな家?他の住宅にはないメリットをわかりやすく解説!

マイホームの購入を考え始めたときによく目にする注文住宅。

注文住宅は自由度が高いとは知っていても、具体的にどこまで自由に決められるのかご存じでしょうか。

注文住宅と一言でいっても、種類によって設計できる範囲はさまざまです。

この記事では、注文住宅の定義と設計できる範囲、注文住宅のメリット、注意点をご紹介します。

マイホームの購入を検討している方は、ぜひご参考ください。

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注文住宅とは?

注文住宅とは?

注文住宅とは、購入あるいは所有している土地に自分の希望どおりのデザインで建てる戸建て住宅です。

注文住宅のなかでも1から10まで希望どおりに建てられる住宅と、ある程度決まっているなかから自分たちの好きな設備を選択していく住宅があり、主に3種類に分けられます。

フルオーダー

フルオーダーの注文住宅は、すべて自由にデザインできる住宅です。

あくまでも実現可能な範囲でおこなうことになりますが、間取りや外装、内装、設備などすべて一からデザインします。

設備や建材の選択肢に制限がなく好きな製品を選択するため、設計士や施工業者にすべてお任せするのではなく、施主にもある程度の知識が必要です。

予算が多ければ多いほど、とことん理想どおりの家づくりを実現でき、反対にできる限り不要な部分を減らせばコスパの良い戸建て住宅を建てることもできます。

セミオーダー

セミオーダーの注文住宅は、多くのハウスメーカーや工務店で採用されているやり方です。

ハウスメーカーや工務店が指定する建材や設備、工法のなかから希望の設備を選択すると、理想の住宅に近づけられます。

選択肢がある程度決まっているので、住宅に関する知識がない方でもスムーズに家づくりを進められます。

フルオーダーの注文住宅に比べると自由度は低いですが、規格住宅に比べると選択肢の幅が広いのが特徴です。

規格住宅

規格住宅とは、間取りや内装、設備などがある程度パターン化されている住宅です。

選択肢の幅は住宅会社によって異なりますが、100〜300種類ほど用意された間取りから希望に合うものを選択して建てられます。

間取りの他に、外壁や壁紙、フローリングなども好みのパターンを選択できます。

フルオーダーやセミオーダーの注文住宅に比べると自由度は低いですが、建売住宅に比べると自分たちの理想を反映させられるのが特徴です。

注文住宅ならではのメリット

注文住宅ならではのメリット

注文住宅の魅力は、ライフスタイルに合わせて間取りやデザインを自由に決められることです。

次は、注文住宅のメリットをご紹介します。

自分たちだけのオリジナルの家ができる

注文住宅のメリットは、自由度が高いことです。

子ども部屋の有無や二世帯住宅、バリアフリー住宅など、自分たちの理想を反映させられるのが注文住宅の魅力です。

ある程度選択肢の幅が決まっているとはいえ、工法や耐震性能、エコ仕様などを自由に決められる点も、建売住宅とは異なります。

設備や間取りに自分たちの希望を詰め込んだ注文住宅は、まさしくオーダーメイド住宅です。

建築過程をチェックできる

注文住宅は、建築現場で家が建つ過程をチェックできるのもメリットです。

契約をしてから工事が始まるので、気になることがあればその都度、営業担当者や現場監督に確認が取れます。

また、実際に建築過程を自分の目で見られるので、欠陥住宅や手抜き工事への不安も少なくなるでしょう。

自分たちの家を建てる職人さんとコミュニケーションをとることで、完成までの期間もワクワク過ごせて、マイホームへの愛着も深まっていきます。

予算調整がしやすい

注文住宅は、予算と相談しながら家づくりを計画できる点もメリットです。

設備や材料などのこだわりのない部分のグレードを下げることで、家全体の費用を予算内に調整できます。

例えば、こだわりのあるポイントには予算を割いて、それ以外は一般的なものにするなどして調整すれば、家も予算も理想を叶えられるでしょう。

予算が決まっている場合はこだわりのある優先順位を考えて、予算オーバーになったときにどこから削るかを検討しておいてくださいね。

注文住宅を建てるときの注意点

注文住宅を建てるときの注意点

注文住宅は理想どおりのマイホームを建てられるのが魅力ですが、建築する際に気を付けないといけない点もあります。

3つの注意点をご紹介します。

完成までに時間がかかる

注文住宅の完成までにかかる期間は、一般的に11ヵ月〜1年2ヵ月ほどで、中古住宅や建売住宅に比べると、注文住宅は完成して入居するまでに時間がかかります。

もし土地が決まっていない場合は、土地探しや業者探しから考えると1年前後は見ておいたほうがいいでしょう。

土地が決まっている場合でも、間取りを決めてから着工し、完成するまでに最短でも半年は必要です。

引っ越し時期が決まっている場合や急いでいる場合は、スケジュールを確認したうえで住宅会社に相談してください。

予算オーバーになりやすい

注文住宅を建てる際、つい理想やこだわりを詰め込みたくなりますが、そうすると予算オーバーになりやすいので気を付けないといけません。

とはいえ、予算を調整しやすい点も注文住宅の特徴です。

譲れないものは残しつつ、妥協できる点は妥協するなどして、予算と相談しながら間取りや設備などを調整していきましょう。

高価な床材や壁材は部分的に使用するなどメリハリをつけて素材を選ぶと、コストダウンにつながります。

完成後のイメージがわきにくい

建売住宅や中古住宅は実物を確認してから購入を決められますが、注文住宅は完成するまで実物を確認できません。

そのため、完成後に思っていたのと違うと感じるケースも。

注文住宅を建てて失敗しないために、住宅会社ではモデルハウスの見学や3Dパースで図面を作成するなどして、完成形をイメージしやすいように工夫されています。

とはいえ、図面や模型だけで完璧にイメージできるわけではない点に注意が必要です。

まとめ

注文住宅は、間取りや内装、外壁など自分たちの理想を実現できる住宅です。

フルオーダーやセミオーダー、規格住宅の種類によって希望どおりにできる範囲は異なりますが、どれも理想に近いマイホームを実現できます。

予算が決まっている場合でも、必要に応じてグレードを調整すると予算内で建築できるのも魅力です。

完成までに時間がかかる点や完成後のイメージがわきにくい点には注意しながらも、自分たちの希望を詰め込んだ満足度の高い注文住宅を検討しましょう。

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