トイレのアクセントクロスで失敗しない為に、位置や選び方を解説
世界的に見ると日本のトイレは先進的で、外国人が驚くものの一つ。
実はトイレに並々ならぬこだわりを持っている日本人にとって、わが家のトイレが快適かどうかは注文住宅を建てるうえで大切な要素の一つですよね。
トイレの快適さは機能面の影響はもちろん大きいのですが、壁紙(クロス)によっても大きな違いがあります。
今回は、トイレの壁紙を自由に選べる注文住宅ならではのおしゃれ、トイレのアクセントクロスの選び方の紹介です。
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目次
トイレをおしゃれに見せるアクセントクロスとは?
アクセントクロスは、単にトイレをおしゃれに見せるだけが目的ではありません。
おしゃれさはもちろんのこと、ほかにもメリットがあります。
まずは、アクセントクロスの魅力や選ぶポイントを紹介します。
アクセントクロスとは?なぜ人気?
アクセントクロスとは、文字どおりアクセントになる壁紙です。
通常、部屋の壁紙は同じ色や柄で統一するところ、一部の壁紙だけ色や柄を変えてアクセントを与える壁紙をアクセントクロスといいます。
単調になりがちな部屋の印象をがらりと変える効果があり、色や柄によってさまざまな雰囲気を演出できるのが人気の理由。
アクセントクロスの価格は通常の壁紙とそう変わらないので、比較的低コストで空間をおしゃれに演出できるのも魅力です。
アクセントクロスをトイレに貼るメリット
トイレの壁は面積が小さいため、低コストでアクセントクロスを取り入れられるのもメリットの一つです。
仮に失敗しても修正コストが安くすむことから、リフォームなどではじめてアクセントクロスを取り入れる方が、リビングや寝室の前に取り入れる場所としてもトイレは人気です。
トイレは密室で狭く装飾がしづらい反面、人目にも付きづらいのでリビングや寝室などの広い壁では使いにくい色や柄を取り入れて冒険しやすいメリットもあります。
アクセントクロスを取り入れるとトイレの印象ががらりと変わり、自分好みのおしゃれな雰囲気を作り出せるのでおすすめです。
機能性も重要!トイレの壁紙選びのポイント
トイレの壁紙選びでは色や柄などのデザイン面だけでなく、汚れが目立ちにくいなどの機能面にも注目しましょう。
- 消臭機能
- 抗菌機能
- 汚れ防止機能
- キズ防止機能
- 防カビ機能
- 吸放湿機能
- 撥水機能
- 防水機能
トイレは尿や汚水の飛び跳ねなどが起こりやすく、汚れや臭いが付きやすい場所です。
壁紙の腰の高さくらいまでは汚れが飛び散るため、掃除がしやすい壁紙を選ぶと掃除が楽になります。
トイレの壁紙は、でこぼこで汚れが取れづらくないか、水拭きできるか、臭いを吸収しすぎないかなどに注意しながら選びましょう。
トイレのアクセントクロスはどの面に貼る?位置と分量を解説
トイレのアクセントクロスを貼る面を決める際には、全体のバランスが大切です。
実際には構造上の特徴なども加味して検討する必要がありますが、バランスが良いとされる基本的な配分を覚えておきましょう。
左右?背面?貼る面や位置の選び方
トイレのアクセントクロスを貼る場所は、ドアの正面の壁や便器の後ろの壁など、トイレに入ったとき真っ先に目に付く壁面が一般的です。
ドアや窓がない壁面にアクセントクロスを貼ると、印象がより強くなります。
ただ、トイレは狭い空間です。
どの壁面も同じように目に入るため、それほど大きな違いはないともいわれています。
途中で柄が切れるのが嫌など、好みに合わせてアクセントクロスを貼る場所を決めれば良いでしょう。
アクセントクロスの適切な分量は?
トイレのアクセントクロスの適切な割合は、全体の20~30%といわれます。
ただ難しく考えず、基本的には正面、左右、背面の壁の4面のうち1面にアクセントクロスを貼ればちょうど良いバランスになると考えれば良いでしょう。
正面、左右、背面、天井、床の6面と考えても、1面もしくは2面がちょうど良いバランスです。
あくまでも目安なので、必ずしも1面や20~30%にこだわる必要はありません。
トイレの構造は注文住宅の間取りによっても多種多様なため、全体のバランスや理想的な雰囲気を考慮して決めましょう。
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トイレのアクセントクロスの選び方を色と柄別に解説
トイレのアクセントクロスは、色や柄選びも大事な要素です。
選んだ色や柄によっては、空間が狭く感じたり落ち着けなかったりする場合もあるので注意してください。
以下のポイントを踏まえつつ、理想的なイメージや総合的なバランスを考慮して決定しましょう。
トイレのアクセントクロスは何色がいい?
トイレのアクセントクロスの色を決める際のポイントは以下のとおり。
- 淡い色はアクセントにならない場合がある
- 淡い色は汚れが目立ちやすい
- 濃すぎる色はトイレが狭く感じやすい
- 暖色、中間色、寒色で心理的効果が異なる
- 床材、天井クロスとのバランスも考慮
トイレのアクセントクロスの色は、淡すぎても濃すぎても良い結果につながりにくいです。
失敗を恐れて淡い色を選ぶと周りとのコントラストが生まれずアクセントにならなかったり、暗い色を選ぶと圧迫感や閉塞感を感じたりする可能性があります。
また色による心理的影響も無視できません。
暖色、中間色、寒色でそれぞれ次のような特徴があるので覚えておきましょう。
暖色系は体感温度が暖かく感じられるものの室内が狭く感じられ、時間の経過が遅く感じられます。
中間色は主だった影響はありません。
寒色系は体感温度が涼しく感じられるものの室内は広く感じられ、時間の経過が早く感じられます。
心理学的には暖色が精神的な癒やし、中間色はストレス解消、寒色は身体的な癒やしを与えてくれるとされるので参考にしても良いでしょう。
ある程度コントラストがはっきりする色を選びつつ、風水でも人気の黄色、グレーやベージュ、グリーン系などを選ぶのがおすすめです。
トイレのアクセントクロス柄の選び方のポイント
トイレのアクセントクロスに柄物を選ぶ場合は、次のポイントを考慮しましょう。
- 小さい柄より大きい柄のほうがアクセントになる
- 動物柄などは常に視線を感じる可能性あり
- 古びたレンガやコンクリート柄は清潔感がなくなる可能性あり
- プリント感が強い木目やタイルなどのフェイク柄は安っぽく見える
- インパクトのある柄はまとまりを意識しないと散らかった雰囲気になる
アクセントクロスとしての効果を期待する場合、基本的にはある程度派手ではっきりとした柄を選んだほうが良い結果につながる可能性が高いです。
「大胆すぎるかな?」と思うくらい派手な柄がしっくり来ることも珍しくないため、どんどんチャレンジしてみましょう。
ただ一方で、派手な柄は目立ちすぎたりチープな印象になったりする可能性もあることを理解する必要があります。
事前に見本を取り寄せて雰囲気を合わせるなどして、よく確認してから決めましょう。
トイレのアクセントクロスで失敗しないためのポイント
トイレのアクセントクロス選びで失敗しないポイントは、大きく分けて二つあります。
一つは、事前にサンプルを見てしっかりと合わせること。
もう一つは、長く使うことを加味してデザインを選ぶことです。
実物と想像のギャップを埋めるためにサンプルが重要
アクセントクロスを選ぶ際には、小さな見本を集めたサンプルブックで色味を確認することが多いのですが、色の面積効果を知らないと仕上がりに不満を感じるかも知れません。
色の面積効果とは、明るい色は大きい面積でより明るく鮮やかに見えたり、暗い色が大きい面積でより暗く見えたりする現象です。
小さなサンプルで確認した色味が実際の壁では違った印象になることは避けられないため、あらかじめ印象の変化を踏まえた色選びが求められます。
特に柄物は、仕上がりのイメージが大きく異なることも少なくありません。
A4サイズなど、少しでも大きなサンプルを取り寄せて印象の差を小さくしましょう。
また、自然光や照明の光の加減も考慮する必要があります。
できることならば、アクセントクロスを貼り付ける前に広げてみて、実際の見え方を確認しましょう。
飽きないアクセントクロス選びのコツは
アクセントクロスの色や柄は、その時々のトレンドに大きな影響を受けます。
もちろん普遍的な色や柄もありますが、年月が経ったときに自分が選んだ色や柄がどのような印象を受けるかまで考慮できれば申し分ありません。
時代のトレンドに乗るとそのときは良いものの、流行の移り変わりによって飽きたり、時代遅れに感じたりするリスクもあります。
まとめ:おしゃれなリラックス空間にしよう
トイレのアクセントクロスは、貼る位置、色味や柄の組み合わせによってさまざまな印象を演出できます。
毎日利用するトイレがどのような場所であって欲しいのか、理想のトイレ環境をよくイメージしてアクセントクロスを選ぶことが大切です。
とはいえ、トイレのアクセントクロスはコストが安く、DIYも比較的簡単にできます。
修正は可能なので、思い切った大胆な選択をするのも良いでしょう。
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