施主支給をする時にトラブルにならないように注意をしたいこととは?

施主支給をする時にトラブルにならないように注意をしたいこととは?

家を新築、リフォームする際に、施主支給で好きなインテリアなどを取り入れたいと考えている方もいるでしょう。

最近では、DIY人気などもあり、自分たちも家づくりに参加できる方法として施主支給に前向きな方が増えているようです。

この記事では、施主支給のメリットやデメリット、施主支給の流れやトラブル回避のポイント、そして施主支給に向いているものを解説します。

この記事を読めば、自分の気に入ったものを施主支給する方法がわかりますよ。

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施主支給とは?

施主支給とは、家を新築したりリフォームしたりする当事者である「施主」が、建材やパーツ、設備機器などの建築資材を個人で購入して手配することです。

手配した建材を施工するのは、建築会社となります。

施主支給のメリットとして、以下のような点が挙げられます。

  • 気軽に家づくりに参加できる
  • こだわりの家づくりができる
  • 気に入ったものを取り付けられる
  • コストダウンを図れる

一方、デメリットもあります。

  • 施主支給したものは建築会社の保証が受けられない
  • 施主支給するものを工事日まで保管する場所を確保しなければならない

では、実際にはどのような流れで施主支給を進めていけば良いのか、続けて解説します。

施主支給の流れ

施主支給の流れ

では、施主支給を実際にする場合、どのような流れになるのでしょうか。

1.施主支給希望の意思表明

新築やリフォームの際に施主支給をしたいなら、その意思を住宅メーカーの担当者へ伝えましょう。

施主支給は、場所、ものによっては工期にも影響します。

そのため、見積もりが確定し、請負契約を締結する前までの意思表示が必要です。

建築会社によっては、施主支給への対応を渋るケースもあります。

場合によっては、施工を断られることもあるため、契約前に話を通しておきましょう。

2.商品選定・納期確認

施主支給の意思を建築会社に伝えたら、次に具体的に商品を選んで納期を確認しましょう。

実際に施主支給をされている方は、自分自身で情報収集をしてインターネット通販で購入されている方も多くいます。

施工したい商品を見つけたら、必ず納期を確認してください。

特に、海外から発送される商品などは、数ヵ月かかる場合もあります。

同時に、いつまでに建築現場に必着かを確認しましょう。

取り付けの当日、前日までなど、指示があるので間違えないように手配してください。

3.商品発注・最終納期確認

施主支給では、特に納期の確認や予定どおりに納品されることがトラブル回避のために重要です。

品物を取り付ける工事日程が確定したら、納期に重々気をつけながら発注してください。

もし、商品が早めに到着する場合、現場で保管してもらえるかも確認が必要です。

現場での保管が不可の場合、届け先を自宅にして指定の日に持ち込まなければいけません。

「何を」「いつ」「どこ」に届けるのか、予定を確認して手配しましょう。

4.荷受け・搬入

納期と納品場所を指定したら、納品当日に荷受けをします。

指定の日に現場に到着する荷物なら、自身で受け取りをするのか、現場担当者に受け取りをしてもらえるのか、打ち合せをしておきましょう。

自宅で受け取り、自身で現場に持ち込むのなら、その点も担当者と連絡を取り合っておきましょう。

施主支給でトラブルにならないために気をつけること

施主支給では、トラブル回避のために建築会社との信頼関係やコミュニケーションが大切です。

役割分担

責任の押し付け合いにならないように、どの商品をいつ誰が受け取るか、などの役割分担を明確にしておきましょう。

例えば、「ライトは施主が指定日に持ち込む」「洗面ボウルは現場作業員が〇日に受け取る」などの情報は、施主側と建築会社側の双方で決めて、しっかりと把握しておいてください。

責任の所在が曖昧なままで進めてしまうと、発注ミスや納期の遅れで商品が取り付け日に間に合わなかったときに、トラブルに発展する可能性もあります。

そうなれば、工期が伸びて見積もり金額があがってしまうリスクもあるため、要注意です。

保障と責任の所在・範囲

施主支給したものは、施主が責任を負うのが基本です。

建築会社は、商品自体の傷や不具合の保障をしないだけではなく、多くの場合、取り付けの不備に対する保障もしません。

不安な方は、施主支給をしたいと建築会社に相談した段階で保障に関しても確認と相談をしておきましょう。

そして、トラブル回避のため、保障や責任に関する内容は書面で交わしておくのが必須です。

なお、商品が国内メーカーのものであれば、そのメーカーが保証してくれるケースはあります。

その点も、購入前に確認しておけば安心ですね。

スケジュールの共有

スケジュール管理は、プロジェクトを進めるうえで大切な要素ですよね。

家づくりの場合も、工事のスケジュールや施主支給の商品納期などは、建築会社の担当者と共有すべきことがらです。

施主支給したい商品を発注した際に、納期が未確定の場合もあるでしょう。

そのときは、納期が確定次第、担当者に即座に伝えましょう。

こちらからは「いつ」「何が」「どこに」到着するかを伝え、担当者には「商品の取り付け日はいつか」などを確認してください。

海外製品

海外製品は、現場から見ると扱いにくいと思われる点がいくつかあります。

取扱説明書がない場合もありますし、あっても日本語以外の言語で書かれているためにわかりづらい、仕様がはっきりしない、などトラブルの原因になるポイントが隠れています。

また、海外から到着するものは納期が不明確で工事日に間に合わない場合もあるため、避けるのが無難です。

施主支給に向くもの

施主支給に向くもの

ここまでお伝えしてきたことを踏まえて、施主支給に向いているものを5つご紹介します。

照明

照明は、施主支給で取り付ける方の多いアイテムです。

おしゃれな照明で部屋の印象が変わるので、こだわりたい方にとっては大切なポイントになりますよね。

ペンダントライトやシーリングライトなどは、配線工事さえしてもらえば自分でも取り付けできます。

ただし、ダウンライトなど施工が複雑な照明は施主支給に向かないため避けましょう。

鏡も、部屋の個性が出るポイントであると同時に、保管や持ち運びがしやすいため施主支給に向いています。

鏡はインターネット通販でも買いやすく、さまざまなデザインのなかから好みのものを選んで、部屋や水回りにお気に入りポイントを作れると楽しいですね。

大きな鏡を設置したい場合は下地補強が必要になることもあるため、早めに建築会社に相談しましょう。

カーテン

一般的なサイズのカーテンであれば、インテリアショップなどで売っているもののなかから自由に選択できます。

ただし、床までカーテンが必要な掃き出し窓は、カーテンレールから床上ぎりぎりまでの長さをぴったりと測ってオーダーしなければならないため、慎重に進めましょう。

カーテンレールは、しっかりと建築会社に施工してもらうことを前提としています。

タオルハンガー

タオルハンガーは一般的に大きくはなく、比較的軽いものなので扱いやすく、施主支給に向いているものです。

タオルハンガー一つでも、洗面台周りの印象は変わりますよね。

今はインターネット通販でも、ヨーロッパ製や韓国製などのおしゃれなインテリアグッズを購入できるので、気に入ったものを探してみるのも良いですね。

トイレットペーパーホルダー

トイレットペーパーホルダーも、さまざまなデザインのものがあって個性を出せるポイントです。

通常であればプラスチック製のものになりがちなトイレットペーパーホルダーですが、真鍮製やゴールド系でまとめるだけで一気にホテルライクな空間に早変わりさせることもできます。

トイレットペーパーホルダーを施主支給したい場合も、下地補強が必要かどうか建築会社と相談しておくと安心です。

まとめ

まとめ

施主支給は、家を新築したりリフォームしたりする際に、こだわりのインテリアで部屋を飾るために良い方法です。

ただし、施主支給に向くものとそうではないものがある点を踏まえて、品物を選びましょう。

トラブルを回避するためには、建築会社とのコミュニケーションを取ることが大切です。

工事スケジュールや施主支給する商品の詳細や納期は、お互いに共有し合いましょう。

気に入ったアイテムを取り入れて、愛着の沸く我が家を作ってくださいね。

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