注文住宅に屋上を設置するメリットは?後悔しないためのポイント
せっかくの注文住宅なら、屋上を作って子どもを遊ばせたい、BBQをしたい!と思うご家族も多いのではないでしょうか。
都心などで庭を作るのが難しい場合も、屋上があれば庭と同じような楽しみ方ができます。
ただし、屋上を作るなら、メリット・デメリットや注意点は正しく知っておく必要があります。
この記事では、注文住宅で屋上を作るなら知っておきたいポイントを徹底解説!後悔しない家づくりにぜひお役立てください。
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注文住宅に屋上を設置するメリット
注文住宅に屋上を設置することには、景観を楽しめる、家族の憩いの場になるなどさまざまなメリットがあります。
以下に詳しくご紹介します。
景観を楽しめる
屋上があると、その土地ならではの街並みや自然景観を楽しめるメリットがあります。
広い空の下、景色を眺めながら家族で過ごす楽しみができますよ。
住む場所によっては、美しい山並みや夜景、東京タワー等の地域のシンボルや観光名所など、さまざまな景観が楽しめるでしょう。
花火大会が開催されるエリアなら、自宅が絶好の花火鑑賞スポットになります。
家族の憩いの場になる
屋上は、アウトドアリビングとして家族が集まる場にもできます。
例えば、家族でバーベキューをしたり、お弁当を食べたり、夏には子ども用のビニールプールを置いて遊ばせるなども可能です。
同じような目的で庭を設けるケースもありますが、庭を広く取れない都心でも、屋上は庭のかわりとして使うことができます。
洗濯物がよく乾く
室内やベランダと比較すると屋上は周りを遮るものがなく、風通しや日あたりが良いのも特徴。
洗濯物を干すスペースとしても最適です。
広さもあるため、洗濯物が多い日も、場所を取る洗濯物も広々と干すことができます。
布団やシーツ、ラグなども、天気が良い日に干せばすっきり乾いて衛生的ですよ。
ガーデニングや家庭菜園を楽しめる
屋上は日あたりが良いので、ガーデニングや家庭菜園にも最適です。
特に都心部では庭にスペースを割けないことが多いですが、庭の代わりに屋上で土いじりや家庭菜園を楽しめると良いですね。
さまざまな植物や花、野菜を植えて屋上庭園にすれば、深くリラックスでき、豊かさを感じることもできるでしょう。
日光を浴びて土に触れることは子どもの五感を刺激し、健やかな成長にもつながります。
家庭菜園で作った野菜を家族で食べると、食育にもなりますよ。
注文住宅に屋上を設置して後悔しがちな理由と対策
メリットも多い一方で、注文住宅の屋上にはデメリットもあります。
ここでは後悔しがちな理由とその対策をあわせてご紹介します。
メンテナンス費用がかかる
雨風にさらされる屋上は劣化しやすく、一般的に10年ごとにメンテナンス費用がかかります。
対策としては、こまめな掃除や排水溝のごみチェックなど、できるだけ劣化させないように手入れすることが挙げられます。
ただし、どうしても手間がかかるのは否めないため、実際に屋上を作るかどうか慎重な検討が大切です。
ただ、手間はかかるものの、庭掃除よりは手がかからない面もあり、屋上ならではのメリットもあります。
メリット・デメリットを整理して考えましょう。
屋上まで洗濯物を干しに行くのが面倒
屋上で洗濯物を干そうと思っていても、実際には1階で洗濯して屋上まで持って上がるのが大変、という後悔ポイントもあります。
対策としては、水回りを2階にして、洗濯機置き場を階段の近くに設ける方法があります。リビングも2階なら、家庭菜園でとれた野菜をすぐにキッチンに運んで洗うこともできますよ。
また、乾燥機を導入する、洗濯物の干し場は別に1階に設ける、ランドリールームを作ってそこで干す等の手段もあります。
部屋が暑くなる
屋上を作ったことによって部屋が暑くなってしまう、という例もあります。
屋上を作ると直射日光が当たって屋上の床が暑くなり、それが下の階まで熱が伝わって部屋が暑くなってしまうからです。
これらを防ぐには、建築時に断熱対策や遮熱対策をしっかりおこなっておくことが有効です。
また、屋上を緑化し、土や緑によって床の温度上昇を防ぐのも対策の一つです。
屋上緑化はあとからでもできるため、住み始めてから暑さが気になった場合にも有効な対策です。
雨漏りのリスクがある
屋上は屋根がなく、常に雨風にさらされている状態です。
そのため、大雨の場合などには排水が追いつかず、水がたまった結果、雨漏りを引き起こしてしまうリスクもあります。
対策としては、建築時に十分な防水対策を施しておくことが大切です。
排水溝も複数設けて、強い雨の日でも雨水を効率的に流せるよう工夫しましょう。
また、屋上の排水溝が詰まって水が溜まってしまうケースもあるため、ストレーナーキャップを取り付け、こまめに掃除して排水機能を保つことも重要です。
後悔なく屋上付き注文住宅を建てる・住むための注意点
後悔なく屋上付き注文住宅を建てるには、落下防止対策や積載荷重量に気を付けるなど、押さえるべき注意点があります。
以下に詳しくご紹介します。
落下防止対策をしっかりする
屋上を設ける場合、子どもがいるご家庭では落下防止対策を厳重にしておくことをおすすめします。
テーブルやイスを置く場合は、登っても柵を越えないような位置や高さを考えます。
また、高いフェンスや壁は落下防止対策にもプライバシー確保にも役立つため、検討してみると良いでしょう。
ただし、フェンスや壁の存在は開放感や眺望に影響があるため、安全性と眺望のバランスを見て判断しましょう。
近所に配慮する
せっかく屋上を作るなら、思い切り子どもを遊ばせたい、家族や友人とバーベキューをしたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
ただ、子どもの声やバーベキューの煙、匂いなどがご近所への迷惑になることがあるため注意が必要です。
人によって気になる程度は異なるため、気をつけていても苦情が来ることもあるかもしれません。
対策としては、日頃から近所との関係には十分に配慮し、バーベキューなどは事前に伝えておくなど、良い関係を築くことが挙げられます。
積載荷重量に気をつける
屋上の床積載荷重は建築基準法で決まっています。
洗濯物干しや家族で集まる場として使うには問題ありませんが、重さのあるものを設置する場合は注意が必要です。
例えば、屋上に土を入れて本格的なガーデニングをしたい場合や、大雪が降った日ときには積載荷重量にも気を配り、屋根の強度を保つように心がけましょう。
もし心配な場合は、あらかじめ注文住宅を建てる際にハウスメーカーに相談しておくのがおすすめです。
まとめ
注文住宅に屋上を設置するなら、何を目的に屋上を作りたいのか、家族でどのような時間を過ごしたいのか、よく考えたうえで進めるのがおすすめです。
屋上には多くのメリットがある一方で、メンテナンス費用や安全性など、考慮しておくべきポイントも多くあります。
メリットとデメリットを正しく知り、ポイントを押さえて屋上を作ることで、きっと使いやすいスペースとなるでしょう。
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