狭小地とは?注文住宅を建てるには?特徴やメリット・デメリットを解説!
都市部で一戸建てを建てる場合、「狭小地」という選択肢があります。
読み方は「きょうしょうち」で、文字どおり狭い土地を意味し、15〜20坪程度が平均的な広さです。
狭い分値段が安く、駅に近いといったメリットがある一方、家のデザインに制限があるなどデメリットもあります。
この記事では、狭小地や狭小住宅の特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
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狭小地や狭小住宅とはどのようなもの?特徴は?
はじめに、狭小地や狭小住宅の定義や特徴を紹介します。
一般的な土地と何が違うのでしょうか?
また、狭小地に建てた狭小住宅についても解説します。
狭小地とは?大きさや特徴
狭小地とは、宅地用に売り出されている狭い土地を指します。
厳密な定義はありませんが、15~20坪程度の広さが多く、なかには15坪を下回る土地もあります。
狭小地は、東京や大阪などの都市部の住宅密集地にあることが多く、形も台形や三角形など不規則なものも珍しくありません。
狭小地の利用方法は宅地のほか、駐車場や駐輪場として使われることもあります。
近年は技術の向上により、使いやすい狭小住宅を建てることができるようになったため、価格が安い、駅が近いといったメリットに注目が集まり、ちょっとした狭小住宅ブームも起こっています。
狭小住宅とは?特徴を紹介
狭小住宅とは、狭小地に建てられた家の総称です。
狭小地同様、明確な定義はありません。
一般的には15坪以下の建物が多いようです。
なかには10坪以下の狭小住宅もあります。
スペースが限られている分、3階建てや地下室を作って部屋数を確保している物件や、部屋を区切らずに開放感を出している物件など、工夫が凝らされていることが多いです。
おしゃれな狭小住宅も多く、テレビや雑誌などで特集されることもありますね。
土地が狭い分、建築費用が安くすむケースもあり、20〜30代前半のオーナーもいます。
狭小地に狭小住宅を建てるメリットとデメリット
では、狭小地に狭小住宅を建てるメリット、そしてデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
以下に、メリット・デメリットの一例を紹介します。
狭小住宅を建てたいと考えている方は、参考にしてください。
狭小地に狭小住宅を建てるメリット
前述したように、狭小地は狭い分価格が安めです。
駅やバス停に近い、人気の地域、便利な商業施設の近くなどでもお手頃価格の物件もあるでしょう。
また、土地や建物の価値が低ければ固定資産税や都市計画税も安くなります。
「戸建てはほしいけれど、維持費が払えるか心配だ」という方も、狭小住宅ならば比較的安心です。
このほか、家が小さいと光熱費や修繕費が安くなり、手入れも楽という利点もあります。
大人数が住むには適しないかもしれませんが、夫婦2人だけ、もしくは夫婦2人に子ども1人くらいの少人数家庭ならば、十分です。
狭小地に狭小住宅を建てるデメリット
狭小地はただ狭いだけでなく、形がいびつなところも珍しくありません。
そのため、家のデザインに制限が出ることもあるでしょう。
また、採光が悪くなることがある、周囲からの人目が気になる、防音対策をしっかりしないと近所迷惑になる、といった点もデメリットです。
特に、周りがすべて道路の場合は、目隠しをしっかりとしないと周囲から家の中から丸見えになってしまうおそれがあります。
間取りを工夫しないと暮らしにくくなるため、狭小住宅の建築に適した工務店を探す必要もあります。
狭小住宅を建てる際の注意点や工夫
ここでは、実際に狭小住宅を建てる場合の注意点や工夫の具体例を解説します。
どのような工夫をすれば、住みやすい家になるのでしょうか?
生活動線に配慮した間取り
狭小住宅は、スペースが一般家庭よりかなり限られます。
どうしても外せない設備を厳選し、生活動線に配慮した間取りを設計しましょう。
特に、子どもがいる場合は、成長に合せて部屋の模様替えが必要になります。
子ども部屋をどう確保するか、子どもが巣立ったあとはそのスペースをどういう風に活用するかなど、未来を見据えて設計を考えましょう。
また、2階建て、3階建ての場合は水回りなど1日何回も使うところを高い場所に集中させすぎると、使いにくい家になってしまいます。
建築家や施工会社とよく相談しましょう。
地下室などで収納スペースを工夫
狭小住宅は、どうしても収納スペースが少なくなります。
ものを持たない暮らしにも限度があるため、地下室やロフトなどで収納スペースをしっかりと確保しましょう。
土地に余裕があるならば庭に物置を作る方法があります。
どうしても収納スペースが確保できない場合は、トランクルームなども活用すると良いでしょう。
中庭や吹き抜けで採光や開放感を
狭小地は、場所によっては大きな窓を作れないところもあります。
窓が大きく取れないと採光や風通しが悪くなるかもしれません。
この場合は、中庭や天窓、吹き抜けを作ったりして採光と風通しを良くしましょう。
小さい子どもがいる場合の注意点は
狭小住宅は、スペースが限られている分、階段が急だったりロフトがあったりします。
家庭内の事故を防ぐために、安全対策をしっかりしましょう。
また、隣家との距離が近い場合は、騒音問題にならないように防音対策を厳重におこなってください。
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まとめ:工夫次第で快適に
狭小住宅はメリット・デメリットの両方があります。
デメリットにも注目し、それを解消するべく工夫を凝らしましょう。
そうすれば、暮らしやすい家が作れます。
狭小地での設計には経験豊富な工務店や建築家に相談するのがおすすめです。
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