【注文住宅】こだわりのキッチン!収納づくりが成功する8つのポイント
使いやすいキッチンとは、いかに収納が便利で機能的かで決まります。
今回は注文住宅でキッチンに収納するものには何があるかを整理し、キッチン収納づくりを成功させるポイントを8つに分けてお伝えします。
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キッチン収納づくりが成功する8つのポイント
キッチンの収納づくりが成功するポイントを8つの項目に分けてご紹介します。
1.収納する物と量に合わせた収納スペースを作ること
食器の量が多い場合は食器棚を、キッチン家電が多い場合は家電を置くカウンターなどのスペースを、食料品のストックが多い場合はパントリーなど収納する物と量に合わせた収納スペースが必要になります。
まずは、自分がキッチンに収納するものには何が多いのかを把握する必要があります。
2.調理中に3歩以内で収納に手が届くこと
冷蔵庫ー調理台ー収納棚は3歩以内で移動できるのが理想です。
調味料や調理器具は、調理中にすぐに手が届く位置に収納されていることが疲れないポイント。
近い位置にあるというのは、取り出すのはもちろん、片付けも便利で楽ということです。
キッチン収納は作業台からすぐに手が届く位置にあるのが理想です。
3.ゴミ箱の場所を確保しておくこと
現在、分別するゴミの種類は多く、ゴミ箱だけでかなりのスペースが必要です。
まずはどのくらいの大きさのゴミ箱が何個必要かを決めておきましょう。
ゴミ箱の場所を確保していないと、通路にゴミ箱を置くことになり、邪魔になります。
ゴミ箱の大きさと数が決まったら、次にどこに置くかを考えます。
ゴミ箱置き場としてよく利用されるのは、
- 背面収納の中
- 収納カウンターの下
- システムキッチンに組み込む
- パントリーの下部
です。
また、キッチンに勝手口を設けておけば、缶・瓶や生ごみなどをゴミ収集日まで外に出しておき、そのままゴミ出しすることができます。
4.キッチンのどこに何を収納するかを考えておく
設計段階でも、おおまかにキッチンのどのあたりに何を収納するかを決めておきましょう。
- 上段…手が届きにくいので、あまり使わないもの、軽いもの
- 中段…よく使うもの
- 下段…よく使うもの、子どもが使うもの(自分で取り出せる)、重いもの
- 床下…あまり使わないもの
最低限これらのことを気に留めておけば、どのようなキッチン収納が適しているかが見えてきます。
5.キッチンで作業する姿を想像する
キッチン収納を成功させるには、自分がキッチンで作業する姿を想像してみることが大切です。
例えば、
- 買い物から帰って収納することを想像する⇒買い込んだ食材や日用品をどこに片付けるか。お米、ボックスティッシュ、ビールやペットボトルなどのかさむものをどこに仕舞うか。
- 料理をする手順を想像する⇒冷蔵庫から食材を出し、ボウルや調理器具、調味料を使って下ごしらえをし、鍋やフライパンで調理し、片付ける一連の作業はスムーズか。
- お皿を出して盛り付けることを想像する⇒食器を取り出し、フライパンや鍋から料理を盛り付ける想像をする。また、食後に皿を片付け、 食洗機や洗い籠から食器を収納棚に片付ける作業を想像する。
図面の段階で、自分が作業する姿を想像すれば、使い勝手が良いかどうかが分かるでしょう。
平面図よりも3Dにすれば、より想像しやすくなります。
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6.吊り棚の奥行きは浅く
吊り棚が天井から吊るされた高い位置にある場合は、奥行きを浅くするのがポイント。
高い位置では、奥まで手が届かず、取り出すのに踏み台が必要になり、不便な収納になってしまいます。
吊り棚が身長より高い180㎝から上の高さにある場合は奥行きは30㎝程度にしましょう。
逆に、目線より下の低い位置の吊り棚の場合は、奥行きを深くしても問題ありません。
身長と同じぐらいの高さは頭をぶつけやすいので、注意が必要です。
7.棚板は可動式に
収納する時に「この棚板の高さがもう少し高ければ入ったのに…」ということがあります。
そうしたことをなくすために、収納する物の大きさによって、収納棚の棚板は、高さを変えることができる可動式がおすすめ。
収納する物の量や大きさに応じて自由に高さを変えることができます。
8.引き戸か開き戸かを検討する
- 引き戸
引き戸とは、横方向にスライドする扉のことで、開けた時に扉が前に出ないのがメリットです。開き戸の扉で頭や足をぶつけたことがある人には引き戸がおすすめ。調理中、開けっ放しにしていても、動きに全く問題ありません。ただし、扉の片面ずつしか開けることができないため、奥にある食器の出し入れがやや不便です。 - 開き戸
両開きの場合、扉が左右に大きく開き、内部の物を奥まで一度に見渡すことができます。また、食器や調理器具の出し入れがしやすいというメリットがあります。ただし、扉が前方に開くため、開けたままでの調理は頭や足をぶつける可能性がある上、非常に邪魔になります。
それぞれのメリットデメリットを理解し、仕舞うものや収納場所に合わせて扉を使い分けると良いでしょう。
キッチンに収納する物とは?
意外と把握していないキッチンに収納するものと量をご紹介していきます。
新居に引っ越す前には食器や調理器具を整理しておきましょう。
食器
持っている食器の量は人により異なります。
普段使いの食器と来客用の食器など食器の量を把握しましょう。
食器をどこに仕舞うのか。
システムキッチンの引き出しか、背面収納か、パントリーか、食器棚を設置するのか。
また、普段使いの食器と滅多に使わない来客用の食器は同じ収納棚に仕舞うのか考えておきましょう。
調理器具
フライパン、鍋、ボウルなどの調理器具の量を把握しましょう。
また、ホットプレート、オーブントースター、ミキサーなどのキッチン家電をどのくらい持っているのか、家電が多い場合は、それらを収納する場所の確保が必要です。
キッチン消耗品
キッチンペーパーやふきん、たわし、洗剤や漂白剤、ラップやアルミホイル、ゴミ袋やビニール袋など消耗品がかなりの場所を占めることを理解しておきましょう。
調味料
醤油や料理酒、油などの液体調味料と塩コショウなどの粉末調味料の量があります。
液体調味料は高さがあるので、鍋やフライパンを仕舞うキッチン下の収納スペースに。
塩コショウなどサイズの小さい粉末調味料はグリル横の引き出し収納に仕舞うと良いでしょう。
入りきらない場合は、透明な瓶に入れ替えてワークトップやオープン棚に見せる収納として置いておくという方法もあります。
ストック食材
ストック食材とは、米、乾麺、カップ麺、レトルト食品、缶詰、お菓子、ペットボトルなどで、人によりストック食材の量は異なります。
どのくらいのスペースが必要かを考えておきましょう。
カップ麺やレトルト食品の量が多い場合やペットボトルやお酒を1ダース以上ストックする、キッチンペーパーや洗剤などを多めにストックする場合は、たっぷり収納できるパントリーが必要です。
その他
その他、弁当箱や水筒、行楽用品、季節物の食器や来客用の食器などの収納場所も考えておきましょう。
弁当箱や水筒は持って行かない休日や長期休みに収納する必要があります。
家族の人数が多い場合は、弁当箱や水筒が人数分あることが多いため、かなりの場所を取ります。
水筒は子どもが自分で出し入れできるように、低い位置での収納を考えておきましょう。
また、季節物の行楽弁当箱や食器等は使う頻度が少ないため、高い位置での収納でも良いでしょう。
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キッチン収納の種類
キッチン収納とは、どのようなものがあるでしょうか?改めてご紹介していきます。
キッチン下収納
まずは、システムキッチン本体の下部収納です。
キッチン下収納にどれだけのものを仕舞えるかで、その他の収納に何が必要かが決まります。
シンク下にはボウルやラップ、洗剤、たわしなどの水回りでよく使うものを。
コンロ下にはフライパンや鍋を収納するのが一般的です。
キッチンのサイズにもよりますが、食洗機を設置するかどうかで収納量は異なります。
食洗機がない場合は、ワークスペース下の引き出しに食器類を収納することが可能ですが、食洗機を取り付る場合は収納量が大幅に減るため、別に食器棚が必要です。
背面収納
キッチンに立って、振り返った所にある背面収納。
背面収納には、カウンターだけのものや壁一面を収納棚にしたもの、カウンターと収納棚を組み合わせたものがあります。
背面収納には、炊飯器や電子レンジ、トースターなどのキッチン家電を置くことも多く、カウンターがある場合は、キッチンのワークスペースの延長として、下ごしらえや盛り付けに使用することもできます。
吊り収納
キッチン上部の空いたスペースや背面収納の上部に取り付けられた収納。
上部にあるため、動線を邪魔することなく、スペースを有効に使うことができます。
吊り棚には、ロング、ミドル、ショートの3種類の長さがあります。
収納力を重視するなら、目線の下辺りの140㎝程度から天井近くまであるロングがおすすめ。
開口部を広く取ったり、ワークスペースと吊り棚との間に窓を設ける場合はミドルかショートを選ぶと良いでしょう。
ただし、ショートを天井近くから設置した場合は、高さがあるため、使用頻度が高いものの収納には向きません。
上げ下ろしが楽な昇降機能付きの吊り棚もあるので、高い位置に収納棚を設ける場合は検討すると良いでしょう。
床下収納
床下収納は蓋のついた床下の収納ボックスです。
より多く収納したい場合は、連結した収納ボックスをスライドして使用するタイプもあります。
缶や瓶、ペットボトルなど長期保存ができ、使用頻度の低いものを入れるのが良いでしょう。
しゃがんで取り出す必要があるため、あまり重いものを入れると体への負担が大きくなり、注意が必要です。
また、床下収納は、床下点検の出入口を兼ねていますので、床下点検の際には、収納の中身を出す必要があることを頭に入れておきましょう。
パントリー
キッチンの一部やキッチンの隣に設ける収納スペース。
食品や飲料のストックや使用頻度の低いキッチン家電、食器、日用品など何でも仕舞うことができるため、重宝されます。
まとめ買いをよくする方やキッチンをスッキリ保ちたい方にはパントリーは最適です。
パントリーには小部屋タイプと壁面収納タイプ、ウォークインタイプとウォークスルータイプがあります。
効率を考えるなら、玄関とキッチンの間にパントリーがある動線を考えると良いでしょう。
ただし、パントリーにかなりのスペースが必要なため、床面積に限りがある場合はおすすめできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キッチンを使いやすくするには、収納を成功させることがカギとなります。
注文住宅を建ててキッチンを使い始めた後に、収納が足りない、不便!とならないためにも、設計段階からキッチンに収納する物の量を把握し、自分がキッチンに立つ姿を想像することが大切です。
この記事を参考に、便利で使いやすいキッチン収納を作っていただけると幸いです。
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