意外と知らない庭付き注文住宅の失敗!後悔しないためのポイント
注文住宅を建てる際、意外と悩むのが庭をどうするかという問題です。
庭の仕上げ方法によっては、後から変更するのが難しいこともあるため、慎重に考える必要があります。
ここでは、庭付き注文住宅で失敗しないために注意したいポイントや、庭の仕上げ方の種類を紹介します。
注文住宅をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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注文住宅の庭をどうする?後悔しないためのポイント
注文住宅で庭をつくる際に後悔しないための代表的なポイントを3つに分けて紹介します。
使用目的や意図、使い道を決める
注文住宅で庭を設ける場合、希望の使い道を事前にイメージしておくことが大切です。
同じ庭でも、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたいのか、休日にBBQをしたいのか、子どもやペットが遊ぶスペースを確保したいのかで庭のつくり方が変わります。
庭の使用目的がはっきりすると、広さや仕上げをどうするか見えてくるため、スムーズに打ち合わせを進められるでしょう。
家族構成の変化や子どもの年齢に応じて使い方を変更していきたい、シーンに合わせて多様に使いたい場合は、その旨をあらかじめ相談しておくことで可変性のある庭にすることもできます。
使い道の希望や優先順位を伝えたうえで、プランを練っていくことが大切です。
広さと費用を検討しつつ土地探しをする
土地探しをするときには、希望する庭の使い方を考慮し、予算とのバランスを見ながら土地の広さを決めていきましょう。
土地の広さを検討する際には、物置きや駐車場・駐輪場、家庭菜園や花壇をつくるスペースなど、それぞれどのくらいの広さが必要なのか調査しておきます。
例えば、BBQをするなら3坪(約10㎡)程度の広さがあるとベターです。
ガーデニングや家庭菜園なら広さは自由に決められますが、まずは1〜2坪程度から始めて徐々に拡大していくと、失敗が少なくなるでしょう。
また、土地の広さによっては庭を広く取ることで居住スペースが小さくなってしまうため、それぞれの面積のバランスを考えることも大切です。
建物も庭も広く取りたい場合、駅や学校から遠い多少不便な場所も候補に入れて土地探しをしたほうが良い場合もあります。
庭にかける面積やコストを事前に明確にしておくと、必要な広さの土地を適切な価格で手に入れやすくなります。
手入れ時間が確保できるか考える
ガーデニング用のスペースをつくったり芝生を張ったりする場合、草木の剪定や雑草取りなどのメンテナンスが必要不可欠です。
また、落葉樹の場合は秋になると落ち葉の掃除も欠かせません。
植物のある庭は特に、定期的にお手入れをする時間があるかを考えたうえで導入することが大切です。
植物だけでなく、どのような庭をつくるにしてもメンテナンスがまったく要らないものはありません。
かけられる予算と時間を考慮したうえで、理想の庭を実現しましょう。
庭の仕上げ方法とメリット・デメリット
庭の代表的な仕上げ方法を5つ紹介します。
土地面積に合わせて組み合わせることも可能なので、ぜひ庭づくりの参考にしてください。
土のままにする
使い道が決まらない場合や予算オーバーが心配な場合、ひとまず土のままにしておく方法があります。
庭の工事は緊急性が低いため、生活を始めてからおいおい対応していくのも一つの手。
ただし、簡単で費用も抑えられるメリットがある一方で、雑草が生えやすいことや、雨が降るとぬかるんでしまうなどのデメリットもあります。
風の強い日は砂ぼこりによって外壁や洗濯物が汚れたり、お隣さんに迷惑をかけてしまったりすることもあるため注意が必要です。
天然芝や人工芝の芝生を張る
芝生の庭は子どもやペットが遊ぶのにぴったりで、見た目もきれいなので庭の仕上げとして人気があります。
ここで悩むのが、天然芝にするか人工芝にするかという問題です。
天然芝は施工費用が安い一方で、芝刈りやすきまから生える雑草取りなど、日々のメンテナンスが必要不可欠です。
人工芝の場合、施工費用は人工芝より高くなるものの、一度施工したら10年程度はノーメンテナンスできれいな庭を実現できることがメリットといえるでしょう。
コンクリートを張る
できるだけ庭に手間をかけたくないなら、雑草も生えず水のみで掃除ができるコンクリート仕上げがおすすめです。
ただし、コンクリートは日光の熱を吸収・保存するため、夜間の室内環境にまで影響を及ぼす可能性があります。
また、一度施工したらもとに戻すのに大がかりな工事が必要となるため、施工前に慎重に考えることも大切です。
砂利を敷く
砂利は施工も比較的簡単で雑草の抑制や音による防犯効果も期待できるため、手軽に庭を設けたい場合におすすめです。
砂利の下に防草シートを敷くと、より雑草を抑制する効果が高まります。
砂利の庭は手間も費用も少なくて済む一方で、ベビーカーでの移動や車の侵入がしにくいことがデメリットといえます。
一部にタイルやコンクリートを併用するなど、使い勝手を考えた施工をすると失敗が少なくなるでしょう。
庭園やウッドチップなどで仕上げる
ガーデニングを楽しみたいなら、あらかじめ花壇や庭園スペースも設計プランに取り入れ、スペースを確保しておくのがおすすめです。
花壇や庭園を設置する場合、新築時の土では植物が育ちにくいため、植栽に適した土を入れてもらえるかも併せて相談しておきましょう。
歩行スペースにはウッドチップやタイル、天然石、枕木などを設置するとおしゃれな雰囲気に仕上がります。
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おしゃれな庭付き新築デザインの注意点
おしゃれな庭付き注文住宅にしたい場合、デザインを考える際にどのような点に注意すれば良いでしょうか。
例を3つ挙げて紹介します。
統一感のあるデザインに
庭のデザインを考える際、住宅デザインと同じテイストで揃えるとおしゃれに見えやすくなります。
例えば、アメリカン住宅なら広々とした芝生の庭、和風住宅なら和風庭園などです。
建物と庭が調和していると、それだけで全体の雰囲気が良くなるものです。
実用性も考慮したうえで、ちぐはぐなデザインにならないよう設計してもらいましょう。
庭の配置や目隠しも考慮
庭をどこに設置するのか、またプライバシーは確保できているのかという点も、庭づくりの際に注意したいポイントの一つです。
日当たりや水はけ、防犯性などを考慮しながら庭の位置を決めていきましょう。
通行人や近所の家から庭が丸見えになってしまう場合、フェンスや柵、植栽などで目隠しをする方法が有効です。
また、中庭にすることでプライバシーの確保と室内の開放感を同時に実現できるため、場合によっては中庭も検討してみると良いでしょう。
ウッドデッキなども組み合わせて考える
BBQをしたい場合は、庭よりもウッドデッキを設置するほうが適している場合があります。
ウッドデッキは室内と外との空間をナチュラルにつなぐ役目もあるため、室内の開放感を生み出すこともできます。
ウッドデッキの幅や大きさは用途に合わせて選べるため、希望にあったものを設置してもらいましょう。
まとめ:庭づくりを失敗しないために
注文住宅で庭をつくりたい場合、土地選びの段階である程度プランを明確にしておくと失敗がありません。
また、建物の設計デザインと合わせて考えることで、統一感のあるおしゃれな庭が実現します。
使い道やメンテナンス時間の有無などを考慮し、失敗や後悔のない庭づくりをしてくださいね。
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