平屋の注文住宅に住みたい!価格相場やメリット・デメリットをご紹介

平屋の注文住宅に住みたい!価格相場やメリット・デメリットをご紹介

平屋の注文住宅はワンフロアの広々とした空間を実現でき、ゆったりとした暮らしに憧れますよね。

日々の生活に上下移動がないため、生活動線や家事動線の効率が良くて、バリアフリーにも良い間取りです。

ただし、憧れにばかり目を向けていると、住み始めてから後悔する結果になるかもしれません。

この記事では、注文住宅の平屋の費用相場やメリット・デメリットをまとめました。

注文住宅の平屋を購入する前に、良いところだけでなく欠点となる部分も把握しておきましょう。

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平屋の注文住宅の費用相場

平屋の注文住宅の費用相場

平屋の注文住宅の費用相場は表のとおりです。

間取り 延床面積 費用相場
2LDK 20〜25坪 約1,040万〜1,950万円
3LDK 25〜30坪 約1,300万~2,340万円
4LDK 30~35坪 約1,560万~2,730万円

※土地代は含まない

2階建てよりも1階建ての平屋のほうが安いイメージがあるかもしれませんが、実際は平屋のほうが1〜2割ほど費用相場は高くなっています。

なぜなら、平屋はすべての間取りや設備が1階にあるため、ある程度の広さが必要となり、それだけ基礎と屋根の面積も広くなるからです。

3~4人以上のファミリー世帯は、3LDK以上あれば快適に暮らせるでしょう。

単身や夫婦2人の世帯など十分な広さを必要としていない方は、2LDKでも十分かもしれませんね。

注文住宅で平屋を建てるメリット

注文住宅で平屋を建てるメリット

平屋の注文住宅には、効率的な生活動線や家族とのコミュニケーションが取りやすいなど、世代を問わずさまざまなメリットがあります。

家事動線・生活動線がコンパクト

平屋はワンフロアで、階段での上下移動がないため、移動しやすくて効率の良い家事動線や生活動線を作れます。

例えば、1階で洗濯した洗濯物を2階のベランダに干したり、2階を掃除するために掃除機を持って階段を上り下りしたりする必要がありません。

また、玄関を家の中央に配置するとどの部屋にもスムーズに行けて、家のなかでの移動も楽になります。

家族間のコミュニケーションが取りやすい

平屋の注文住宅はワンフロアに家族全員がいるため、それぞれの気配を感じやすく、コミュニケーションを取りやすいメリットがあります。

リビングから声をかければ、それぞれが自分の部屋にいても声が届くでしょう。

子どもたちが大きくなると、帰宅後に2階の個室に直行してしまって様子がわからないと悩むご家庭もありますよね。

そこで、平屋でリビング中央にした間取りにすれば、帰宅時や外出時は自然と顔を合わせられるようになります。

風や地震の影響を受けにくい

平屋は2階がないので家の重量が軽く、構造が安定しているのが特徴です。

建物は高ければ高いほど、地震が起きたときに振動の影響を受けますが、平屋は高さがないので振動の影響を受けにくいメリットがあります。

さらに建物自体が低いことで、風の影響もあまり受けません。

家の耐震性が気になる方には、最適な間取りです。

間取りの自由度が高い

平屋の間取りは2階を支える柱の位置や壁のことを考えなくていいため、間取りを比較的自由に設計可能です。

2階建てだと天井の高さにもある程度の限界がありますが、平屋は2階部分がないため天井を高くしたり、屋根裏を作ったりできます。

また、天井や屋根の形に合わせて外観デザインも自由に設計可能です。

光熱費・メンテナンス費用が抑えられる

平屋は外壁や屋根のメンテナンスをするときに足場を組む必要がない、もしくは足場を組む場合でも2階建ての家の半分で良いため、足場にかかる費用を抑えられます。

また、最初からバリアフリーの平屋にしておけば、年齢を重ねてからリフォームする必要もありません。

ワンフロアで完結するため、冷暖房の効率が良くて光熱費を節約できるのもメリットです。

ライフステージが変わっても対応しやすい

すべての設備がワンフロアにある平屋は、将来足腰に支障が出てきても、階段がないためすべての部屋を有効活用できます。

一方で、2階建て以上の場合は、年齢を重ねて膝が弱ってくると、階段の上り下りがしんどくて2階を使わなくなるのはよくある話です。

平屋ならずっと家を隅々まで活用でき、子どもが巣立って空いてしまった子ども部屋を、必要に応じて広いリビングにリフォームするのも良いでしょう。

注文住宅で平屋を建てるデメリット

注文住宅で平屋を建てるデメリット

平屋の注文住宅は生活面でメリットがたくさんありましたが、費用や防犯面でデメリットもあります。

二階建てより広い土地が必要になる

平屋で2階建ての家と同じ広さを確保する場合、2階建てよりも広い土地が必要です。

建ぺい率も考慮しなければならないため、30坪の平屋の家を建てるには30坪の土地では足りません。

建ぺい率50%の土地に延べ床面積30坪の平屋住宅を建てる場合は、60坪の土地を用意する必要があります。

さらに、土地が広くなる分、固定資産税も高くなることを頭に入れておきましょう。

建物の坪単価が高くなる

先ほど述べたように平屋の家は、基礎や屋根の面積を2階建ての家よりも広く作る必要があります。

そのため、広くなる分建築費用が高くなり、坪単価も高くなるでしょう。

ただし、平屋の場合は2階のトイレやベランダなどの住宅設備が不要なので、その分費用を抑えられるケースがあります。

とはいえ、トータルで見ると平屋は2階建ての家よりも坪単価が割高になる傾向があります。

日当たりや風通しが悪くなる

周辺環境によっては、平屋のなかまで日差しや風が届きません。

平屋で日差しや風通しを確保するには、建て方や間取りに工夫が必要です。

例えば、コの字型や口の字型の間取りにして中庭を設けたり、L字型の間取りにして庭に接するようにしたりすると、採光と風通しを確保できます。

日当たりの良い南側に居室やリビングを、北側に水回りを設ける間取りにするケースが多いですが、北側にも複数の窓を忘れずに設置しましょう。

水害時に垂直避難ができない

豪雨や河川の氾濫によって水害が起きた際に、2階建ての家よりもリスクが高くなります。

例えば、床上浸水が起きても、自宅内で上の階に逃げる垂直避難ができず、逃げ場所を確保できません。

2階建てなら浸水しても2階部分は無事だった場合でも、平屋の家は全部がダメになる可能性があります。

平屋の注文住宅を建てる前にハザードマップで、浸水しない地域かどうかを確認しましょう。

防犯面に工夫が必要

平屋は居室や水回りがすべて1階にあるため、外からの視線が気になったり、部屋のなかが見えたりする可能性があります。

また、外部から侵入されやすい面もデメリットの一つです。

特に、夏の夜は暑いからといって窓を開けて過ごす方がいるかもしれませんが、防犯面を考えて戸締まりをきちんとしなければいけません。

夜間は特に危ないので、センサーライトや防犯砂利を設置するなど対策をしましょう。

まとめ

平屋は生活動線の効率が良くて、家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りで、どのような世代にもおすすめできる住宅です。

間取りの自由度が高いため、天井を高くしたり、屋根裏を作ったり自分たちの理想を詰め込んだ家づくりが叶えられます。

ただし、2階建ての家に比べると基礎や屋根を広くする必要があり、坪単価が割高になる傾向があります。

平屋の注文住宅を建てるときは、メリットとデメリットを把握したうえで建築を検討しましょう。

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