注文住宅の予算はどれぐらい必要?金額別の家の特徴をご紹介!

注文住宅の予算はどれぐらい必要?金額別の家の特徴をご紹介!

注文住宅には憧れるものの、予算内に建築費や土地購入費が収まるか心配と悩む方は多いことでしょう。

注文住宅は土地の広さや場所、家の造りによって費用が大きく変わります。

注文住宅の予算の内訳から費用相場、さらに注文住宅の予算別にどのような注文住宅が作れるのか、特徴などを紹介します。

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注文住宅の予算の内訳は?

注文住宅の予算の内訳は?

はじめに、注文住宅を建造するために必要な予算の内訳を解説します。

注文住宅を作るには、土地購入費や建物の工事費などがかかり、総予算をどのように振り分けるかが重要です。

注文住宅を作りたいが、何から手をつけていいかわからない場合は、まず注文住宅の建築に関する費用の内訳を把握し、総予算内に納められるように計算をしてみましょう。

土地購入費

土地の購入費用は、注文住宅を造る総費用の30~40%を占めます。

土地をすでに所有している場合はその分の予算を他に回せるので、より設備の良い住宅を建てられるでしょう。

反対に地盤が脆弱など整備が必要な土地の場合は、購入費用のほかに土地の改良費が必要になることも。

ですから、土地の値段が相場よりも安い場合は、その理由をよく確認してから購入しましょう。

土地の値段が安くても整備費や改良費が高額になってしまうケースもあります。

建物本体工事費

建築費用は、土地購入費の次に費用がかかります。

総費用から土地購入費用を引いた額の70%以上を占めることも珍しくありません。

依頼先は大手ハウスメーカー、中小の建築会社、街の工務店などがあり、規模の大きな会社ほど値段も高くなりがちです。

予算をできるだけ抑えたい場合は、大手ハウスメーカーよりも街の工務店や中小の建築会社に依頼するといいでしょう。

また、有名な建築士に設計を依頼すると別途「設計費」や「デザイン料」がかかります。

なお、建物本体工事費の内訳は、建物の基礎工事や建築費、外装から、屋根や窓、扉へのタイルやサイディング、電線の配線や水道管の配管、空調の工事、住宅設備の設置工事などです。

付帯工事費(別途工事費)

付帯工事とは、建物本体の工事費以外にかかる工事費用で、総予算の15~20%が相場です。

造園や塀、駐車場などの外構工事全般、土地の整備費や改良費、敷地内へのガス管や水道管の引き込み、家具や家電の設置費などが該当します。

また、購入した土地にすでに家が建っている場合は、家の解体費も付帯工事費に含まれます。

付帯工事費は一部を除き調整が付けやすいので、予算がオーバーしそうな場合はここを節約するのがおすすめです。

お願いする工務店に、どこが節約できるのか相談しましょう。

諸費用

諸費用とは、住宅を購入する際にかかる税金や各種手数料から、暮らしに必要な家具や家電の購入費などを指します。

費用全体の5~7%程度が相場で、不動産会社に支払う手数料や仲介料、工務店と工事請負契約をする際にかかる諸費用、不動産取得や住宅ローンにかかる税金や手数料、保険料、地鎮祭や上棟式の費用、引っ越し代なども該当します。

税金や手数料の額は法律などで決まっているので安くしてもらうことはできません。

諸費用を節約したい場合は、家具や家電の購入費用を節約したり、地鎮祭や棟上式を簡素にしたりしましょう。

注文住宅の費用相場

注文住宅の費用相場

注文住宅の費用は個々によって差がありますが、相場を知っておくと、予算の割合を決める参考になるでしょう。

ここでは、注文住宅にかかる費用の割合の相場を解説します。

注文住宅の予算をどのくらいにするか悩んでいる方は、参考にしてください。

土地購入予算と住宅建築予算の割合

国土交通省が発表した「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」によると、土地の購入費と建物の建築費を合わせた額の全国平均は4,606万円です。

なお、土地の値段が高い東京・名古屋・関西圏の三大都市圏平均では5,359万円となっています。

地方でも駅に近かったり県庁所在地だったりすると、土地の値段は高くなるので、地域の平均額も参考にしましょう。

なお、土地購入資金は全国平均で全体の約34%、三大都市圏内では約41%なので、土地の購入費用は総予算の3~4割を目安にしてください。

参照:国土交通省|令和2年度 住宅市場動向調査報告書

土地代を除く注文住宅の予算相場

土地代を除いた注文住宅の予算の平均額は全国では3,168万円、三大都市圏では3,383万円です。

土地の取得代に比べると予算を削りやすいですが、長期間快適に暮らすためにはある程度の費用は必要です。

3,000万円前後を一つの目安として予算を割り振るといいでしょう。

なお、デザイン料や設計料の平均は工務店や住宅メーカーに依頼すると建築費の2~5%、建築事務所に依頼すると10~15%が平均です。

こだわりのデザインがあるが設計料を抑えたい場合は、メーカーや工務店に設計を依頼するのがおすすめです。

注文住宅の建築予算別の家の特徴

注文住宅の建築予算別の家の特徴

土地の購入費を除いた注文住宅の建築費の予算別に、どのような住宅が建てられるのか、その特徴を解説します。

家の建築費用にどのくらいのお金をかけようか迷っている方は、参考にしてください。

建築費予算1,000万円台

建築費用が1,000万円台の家は、かなりシンプルな造りになります。

延べ床面積は90~110㎡前後、屋根は片流れ、といった提案をされがちです。

家の設備も最低限の機能がついたシンプルなものが搭載されます。

大手のハウスメーカーや高機能な住宅を建築する工務店に依頼すると予算オーバーしてしまうので、低価格で注文住宅を建てられることを特徴にしている工務店に依頼することになるでしょう。

シンプルな分、建築期間が短くて済むというメリットがありますが、建売住宅と大きな差が感じられません。

頑張っても1,000万円台しか予算が組めない場合は、建売住宅や中古住宅も選択肢に入れるのがおすすめです。

建築費予算2,000万円台

2,000万円台の予算だと、延べ床面積が110~120㎡程度の家を建てられます。

家の設備も部分的にはこだわりのあるものを使えます。

ただし、有名な建築事務所に設計を依頼したり、高気密高断熱の家を作ったりしたい場合は、予算オーバーになりがちです。

依頼する工務店は、地域密着型の工務店や中小のハウスメーカーがおすすめです。

大手ハウスメーカーにどうしても依頼したい場合は、延べ床面積を少々狭くするなど工夫しましょう。

建築費予算3,000万円台

注文住宅の建築費用の平均である3,000万円台は、選択肢がぐっと広がります。

延べ床面積120~130㎡までの家が建てられ、大手ハウスメーカーにも依頼できます。

家の設備も高いグレードのものが選べるでしょう。

予算が3,000万円台だと、戸建て住宅とは明らかな違いのある家になります。

また、建売住宅ではできないデザインの住宅を建てたい場合も、3,000万円台の予算が必要と考えましょう。

まとめ:注文住宅は予算の配分も重要

注文住宅は工夫次第で低予算でも建てられます。

しかし、土地購入費や付帯工事費など注文住宅ならではの費用もかかるため、建売住宅の購入に比べると数百万円余計に予算が必要になると考えておきましょう。

また、注文住宅ならではのメリットを活かしたいならば、土地購入費を除いて3,000万円程度の予算が必要なことを頭に置いて予算を配分すると良いですよ!

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