ウッドデッキでバーベキューがしてみたい!これだけは知っておきたい注意点
近年、アウトドアブームも手伝って自宅のウッドデッキでバーベキューをするご家庭が増えています。
屋根があれば日差しなども避けられ、キッチンも近いので用意や後片付けも楽というメリットもあります。
その一方で、ウッドデッキならではの注意点もあります。
今回は、ウッドデッキでバーベキューを楽しむポイントや注意点を紹介します。
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バーベキューが可能なウッドデッキの条件
はじめに、バーベキューができるウッドデッキとできないウッドデッキとの違いや、バーベキューができるウッドデッキを作るためのポイントなどを解説します。
注文住宅を建てる際にバーベキューをしたいのでウッドデッキを設置したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ウッドデッキとは?
ウッドデッキとは、屋外に設けた木製のテラスの総称です。
日本にも昔から「縁側」というよく似たエクステリアがあります。
ウッドデッキは面積の広い縁側と考えて良いでしょう。
屋内と庭、どちらからでも上がれて、リビングの延長のような形で利用できます。
材質は長年天然木が使われてきましたが、近年は樹脂製の人工木も人気です。
ウッドデッキはその名の通り木製なので、火には弱いのでバーベキューをする際は注意が必要です。
炭火の入った七輪などを直置きするのはもちろんのこと、足のついた焚き火台でも、足が熱くなるタイプは木の表面が焦げる恐れがあります。
ウッドデッキでバーベキューをする場合は、火や熱をウッドデッキに伝えない断熱仕様の素材を焚き火台の下に敷いておこないましょう。
バーベキューに必要な広さ
バーベキューを自宅のウッドデッキで楽しむなら、一定の広さが必要です。
4人から5人でバーベキューをするなら、6畳程度の広さ、6人以上となると8畳くらいの広さがあれば良いでしょう。
ただし、ウッドデッキと一緒にリビングを使ったり、焼き上がった野菜や肉などを庭で食べたりするなどすれば、もう少し狭いウッドデッキでもバーベキューは十分に可能です。
広さは、あくまでも目安だと考えましょう。
狭いウッドデッキでも工夫次第でバーベキューを楽しめます。
立水栓やコンセントが近くにあると便利
バーベキューをおこなうために注文住宅でウッドデッキを設置する場合は、近くに立水栓やコンセントを設置すると良いでしょう。
水があればちょっとした洗い物ができ、いざというときにすぐに消火活動ができます。
また、電源が確保できれば照明や電化製品をウッドデッキで使えるので、何かと便利でしょう。
このほか、日除けのタープや日除けシェードがあれば、真夏の日でも日差しを気にせずバーベキューが楽しめます。
隣家との距離が近い場合は、目隠しを設置すると周囲からの視線も気になりません。
ただし、目隠しをしたからといって声や臭いは防げないので、注意が必要です。
ウッドデッキで憧れのバーベキューを実現するには?
ウッドデッキさえあれば、憧れのバーベキューを家で手軽におこなえると思うかもしれません。
しかし、自宅のウッドデッキでバーベキューを楽しむには、さまざまな対策が必要です。
ここでは、ウッドデッキでバーベキューを実施する場合の注意点を紹介します。
近隣トラブルの対策と注意点
住宅街にある戸建てのウッドデッキでバーベキューをおこなうと、近隣トラブルに発展する恐れがあります。
隣家と充分な距離があり、盛大にバーベキューをしても音や臭いが気にならなければ問題はありません。
しかし、住宅地で隣家との距離がかなり近い場合は、目隠しがあっても騒音や臭いで苦情が来る場合もあるでしょう。
したがって、住宅地に注文住宅を建てる場合は、目隠しをするのはもちろんのこと、バーベキューをおこなう前は、近隣にあいさつにいくなど気遣いをしましょう。
また、当日はゴミをしっかりと片付けて、風で隣家に飛んでいかないように気をつけてください。
このほか、夜遅くや朝早くなどのバーベキューは避けましょう。
バーベキューの時間は長くて3時間ほどがおすすめです。
火事・火の元対策と注意点
炭火は、慣れていないと扱いが難しいものです。
飛び炭や飛び火が、ウッドデッキや敷物などに焦げ跡を残すこともあります。
たき火台や七輪の下には不燃性の防火シートを敷き、万が一飛び炭や飛び火が起こっても大丈夫なようにしておくことが大切です。
初心者は、火が大きくなりやすい大型のグリルやコンロの使用は控えましょう
また、周辺の芝生や植物に燃え移ることがあります。
焚き火台の周囲は燃え移りやすいものは極力使用しないようにしましょう。
子どもがうっかり手を伸ばさないような対策も必要です。
このほか、使用後の炭の後始末も消火を徹底しましょう。
水につけるか、火消しツボを購入し、密閉消火をします。
そのまま炭を放置すると風で転がった炭に火種が残り、火事の原因となるかもしれません。
汚れ対策と注意点
バーベキューをウッドデッキでおこなうと、肉やタレの油がデッキに飛びます。
天然木のウッドデッキは、油分が大敵です。
すぐに拭き取っても、染み込んで取れなくなってしまうことがあるでしょう。
そうなると、油汚れが腐食や劣化の原因となる場合もあります。
また、コンロを直接ウッドデッキの上に置くと、焦げ跡がつく可能性もあります。
可能ならば、ウッドデッキ全体を使い捨てしても惜しくない防火・防炎シートで覆ってからバーベキューの準備をすると良いでしょう。
また、掃除用品も用意しておくと完璧です。
バーベキュー後のウッドデッキの掃除やお手入れ方法
最後に、バーベキュー後のウッドデッキの掃除やお手入れ方法を紹介します。
しっかり掃除や手入れをすれば、バーベキューをする前よりもきれいになり、長持ちするでしょう。
周囲に水をまいておく
ウッドデッキでバーベキューをしたら、周辺に水をまいておきましょう。
万が一、炭の破片が飛び散っていても、水をまいておけば火事を防げます。
また、炭は火消しツボに入れる、もしくは水を張ったバケツにいれて防火性の高い場所に置いておきます。
なお、炭は水につけても乾かせばまた使えるので、一晩水につけたらウッドデッキで干して乾かしましょう。
天然木の掃除やお手入れ
天然木のウッドデッキの場合、デッキブラシで擦り洗いをしたり高圧洗浄機を使ったりすると、汚れがすぐに落ちます。
可能ならば、バーベキューが終わってすぐに掃除をするのが理想です。
水をかけたあとでデッキブラシでこすれば一石二鳥です。
また、防腐剤処理や塗装のメンテナンスなども定期的におこなうと、ウッドデッキが長持ちするでしょう。
人工木の掃除やお手入れ
人工木は、水洗いと雑巾での拭き掃除が基本です。
汚れの度合いに合わせて、中性洗剤を使用すると良いでしょう。
ただし「彩木」という本物そっくりの人工木の場合は、天然木と同様の方法でお手入れをすると、表面の塗装が剥げる可能性もあります。
人工木を使ったウッドデッキの場合は、設置した際にお手入れ方法を確認し、その方法を守ってくださいね。
まとめ:騒音や匂い、安全面への配慮も必要
注文住宅を建てたら、ウッドデッキでバーベキューをしたいという夢を持っている方も多いでしょう。
しかし、バーベキューは音や臭いが発生するため、特に隣家との距離が近い場合は、ご近所に配慮が必要です。
また、ウッドデッキは可燃物なので、七輪や焚き火台を無造作にウッドデッキのうえに置かないように注意するなど、火を使う場合は十分に対策してくださいね。
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