注文住宅の内装はどうやって決める?コツや注意点をご紹介

内装アイキャッチ

注文住宅の内装を考える際、何も準備せずメーカーとの打ち合わせに臨むと後悔することになりかねません!

内装を決める前にやっておくと良いこと、内装を決める手順、打ち合わせの内容、どうしたらおしゃれな内装に仕上がるのかなど、事前にチェックしておきましょう。

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内装を決める前にやること

自分の好みを知る

モデルハウスを見る

まずは施工会社のホームページや雑誌を見たり、モデルハウスを訪れて、多くの内装デザインに触れましょう。

たくさんの内装を見ていくと、いくつか惹かれるものに出合います。

その際、自分が好きな内装は、どのような配色バランスでどのような素材を使用しているのかをチェックしておきましょう。

そうすることで、実際の内装材を選ぶ際に決めやすくなります。

好みに合うメーカーや工務店を探す

自分の好みがハッキリしてきたら、好みの内装デザインを手掛けているハウスメーカーや工務店を探しましょう。

会社のホームページなどで施工事例をチェックして、その会社が得意とするデザインはどのようなものかを確認しましょう。

自分の好みの内装を多く手掛けている施工会社なら、希望に沿った提案をしてくれたり、迷ったときに的確なアドバイスをしてくれます。

インテリアコーディネーターがいるかチェック

インテリアコーディネーター

内装に悩んだ時に相談に乗ってもらえるインテリアコーディネーターがいるかどうかもチェックしておきましょう。

小人数で経営する小さな工務店などはコーディネーターがいない場合もあります。

また、コーディネーターがいる場合も、内装の提案を期待する場合には、それを伝えておくと良いでしょう。

内装の決め方

部屋のテイストを決める

部屋のテイストを決める

まずは、どのようなテイストの内装にしたいかを決めましょう。

ナチュラル、モダン、北欧、シック、インダストリアルなど、「こんな家に住みたい!」と思うテイストを1つに絞りましょう。

家全体を1つのテイストに決めることで、統一感があり、方向性で迷わない家づくりが進められます。

配色を決める

次に、床、壁、天井、アクセントにどんな色を使うか大まかに配色を決めておきましょう。

まずは床の色と素材を決めるのが一般的。

床は面積も広く目に入りやすいので、印象を大きく左右します。

同じ間取りでも色の配色によってイメージは全く変わります。

黒い床に白い壁を組み合わせるとモダンでスタイリッシュなイメージに。

ベージュなど木の色を活かした床色にするとナチュラルなテイストになります。

作りたい部屋のテイストが決まっていれば、それに沿って色を選ぶことができるので配色を決めやすいでしょう。

カラーシミュレーションできるサイトもあるので、参考にしてみてください。
EIDAI

メーカーと相談する必要がある内装材

床材

床材

無垢、フローリング、タイル、畳、クッションフロアなど床材には多くの種類があり、使用する場所によって材質や色、柄を選ぶ必要があります。

床材で最も一般的なのはフローリング。

フローリングには、無垢と複合があります。

無垢は天然の木で温かみがあり、樹種により色や硬さ、足触りが異なります。

複合材は合板や集成材の表面に木目のシートを貼ったもので傷がつきにくく、お手入れしやすいのが特徴です。

水回りには水に強いタイルやクッションフロアを使用することが多く、いずれも色や柄が豊富です。

壁材

壁材

壁材には壁紙(クロス)が使われることが多いですが、珪藻土や漆喰、タイル、木材などを使うこともあります。

壁紙は色、柄、機能などの種類が豊富で、何冊ものカタログの中から選べます。

価格も安価で、消臭機能やペットの傷に強いもの、マイナスイオンを発生させるといった機能付きのものもあります。

また、漆喰や珪藻土には調湿性能や消臭性能があるので、水回りに適しています。

タイルや木材は部分的なアクセントとして使用されることが多いです。

巾木(はばき)・廻り縁

巾木

打ち合わせ時に「何色にしますか?」と聞かれて初めて知ることの多い巾木と廻り縁。

壁と床の切り替え部分の横木が巾木、壁と天井の切り替え部分の部材が廻り縁です。

この2つは壁との隙間を隠して、見た目をきれいにする役割があります。

巾木は、部屋を広く見せたい場合は床色に合わせ、天井を高く見せたい場合は壁の色に合わせるのが一般的。

廻り縁は天井を高く見せたい場合は天井と同じ色に、床と同じ色にした場合は空間のアクセントになります。

最近では、廻り縁は付けないことも増えています。

ドアや襖、窓などの建具

内装ドア

建具とは、ドア、障子、襖、開き戸、引き戸、窓などの開口部のことです。

ドアは色やデザインが豊富で、数あるカタログの中から選ぶのは悩みどころです。

床や壁の色、家具に合わせると失敗がありません。

部屋を広く見せたい場合は、壁と同じ色に、重厚感を出すならダークな色にすると良いでしょう。

使う色によっては部屋のアクセントとなります。

リビングドアだけはブルーやグリーン、レッドなど、他の部屋のドアと変えてみるのもおすすめです。

家具(造作家具・作り付け家具)

注文住宅の間取りと内装を考える時、同時にどんな家具を置くかも考えることでしょう。

多くの場合、既製品を購入すると思いますが、部分的な家具の造作をお願いすることもできます。

造作家具で多いのは、壁面収納やテレビボード、スタディーカウンター、ベンチなどです。

造作家具を依頼する時は、床と同じ色にしたり、壁の雰囲気に合わせると洗練された空間を作ることができます。

おしゃれな内装にするコツ

ベース、メイン、アクセントカラーを決める

色のバランス

インテリアの配色にはベースカラー70:メインカラー25:アクセントカラー5という黄金比率があります。

ベースカラーとは、壁・天井といった一番面積の大きい部分に使用する色、メインカラーとは、床や家具カーテン、ラグなどに使用する色、アクセントカラーとはクッションや絵画、オブジェなど部屋の差し色となる色のことです。

この3色の比率を守るとバランスの良い内装になると言われています。

統一感を持たせる

部屋の色やトーンを揃えることで空間全体に統一感を持たせることができます。

色を揃えるのが統一感を出す一番の近道。

上で紹介した配色の黄金比率を意識して、大きな面積のものから考えていくとよいでしょう。

カーテンやラグ、ソファなどの色を同系色で揃える、同じ色の濃淡で揃える、柄のあるカーテンなら、その中の一色をファブリックに使用することで統一感をキープできます。

異素材を組み合わせる

異素材を組み合わせる

内装材に異なる素材を組み合わせると、遊び心のある雰囲気になります。

例えば、アイアン、ステンレス、セメント、モルタル、タイル、ガラスなどが取り入れることの多い素材です。

壁の一部にガラスやタイル、モルタルを使用したり、木のテーブルの足をアイアンにしたり、木目テイストのナチュラルな空間にステンレスのキッチンを採用するなど、ちょっとした変化を取り入れることで空間がグッとスタイルアップします。

段差を付ける

フロアから一段下がったダウンリビング、階段を数段上がった中2階に空間を作るスキップフロア、リビングに続いた畳スペースを一段高くなった小上りにするなど、段差を付けることで空間が縦に広がり、メリハリ感が出ます。

細部にこだわる

ドアの取っ手や照明、照明のスイッチ、蛇口、床の張り方など、細部までこだわるとオシャレ感がアップします。

取っ手や照明、スイッチなどはメーカーからもらうカタログだけでなく、インターネットやインテリアショップなどで気に入ったものを購入して、現場に支給することもできます。

また、床は面積が広く、印象を大きく左右します。

人気の張り方は、短くカットした床材をV字に組み合わせるヘリンボーン張りです。

床の張り方

インテリアコーディネーターに相談する

インテリアコーディネーターに相談する

内装で悩んだり自信をなくした時は、プロであるインテリアコーディネーターに相談するとよいでしょう。

インテリアコーディネーターとは間取りが決まった後、設備や床材、壁紙、カーテン、照明などを一緒に決めていきます。

日々、インテリアに触れているので、内装の特徴や流行などのアドバイス、空間全体の提案なども依頼できます。

家具選びの相談にも乗ってもらえます。

内装を決める時の注意点

壁、天井はシンプルにまとめる

壁や天井は面積が広いため、シンプルな方が落ち着いた印象となり、失敗しません。

色や柄の入った壁紙を多用すると統一感のない家になり、どのような家具を合わせるかが難しくなります。

まずは、壁や天井は似た色を選び、シンプルにまとめるのが無難です。

アクセントクロスを多用しない

アクセントクロス

白系やベージュ系の壁紙を空間全体に使用するとシンプルすぎて面白みがないということから、一部の壁に色や柄の入ったアクセントクロスの使用が流行しています。

アクセントクロスは、おしゃれさを演出できる一方、印象的な色や柄は飽きやすく、後悔につながりかねません。

リビングなどの目につきやすい場所での柄クロスは特に慎重に選びましょう。

壁が4面ある場合は、アクセントは1面のみとしましょう。

デザイン性だけでなく、実用性を考える

デザイン性だけで選んでしまうと住み始めた際、不便だったり、実用性に欠けることがあります。

デザイン性を重視して、後悔した例をご紹介しますので、参考にしてください。

  • 壁一面の大きな窓にしたが、夏は日差しが暑く、冬は窓から冷気が伝わって寒い
  • キッチンにオープンシェルフを設置したが、収納量が足りないし、ごちゃついて見える
  • アイランドキッチンはキッチン上が丸見えで、来客時に気を遣う
  • キッチンの天板にこだわって大理石にしたが、すぐに欠けてしまった
  • おしゃれな造作洗面台にしたが、収納力がなく、掃除が面倒
  • 洗面室の壁に珪藻土を使ったが、水跳ね汚れが目立つ

コンセントの位置に気を付ける

コンセントの位置

内装の打ち合わせ時に、コンセントの位置を決めます。

まだ生活していない空間を、図面上でコンセントの位置を決めるのは難しいものです。

生活し始めてから延長コードだらけではせっかくのおしゃれな内装が台無し。

生活を想像しながら、コンセントの位置を考えましょう。

設置を迷った場所には付けておくと良いでしょう。

まとめ

内装を決める際に、あらかじめ考えておくと良いことから、メーカーとの打ち合わせの内容、おしゃれな内装にするためのコツや注意点をお伝えしました。

内装を決める際は、家の方向性を決め、ブレないことが成功の秘訣です。ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、考えてみてください。

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