注文住宅でウッドデッキをつくるメリット・デメリットと費用相場
注文住宅の庭づくりで、ウッドデッキを設置したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ウッドデッキがあると、テーブルとチェアを置いてくつろいだり、子どもを遊ばせたりと、さまざまな活用方法があります。
ただ、メンテナンスの手間がかかるなど、押さえておかなくてはならないデメリットもあります。
この記事ではメリット・デメリットの詳細や費用相場など、ウッドデッキづくりで知っておきたいポイントをご紹介します。
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注文住宅にウッドデッキをつくるメリット
ウッドデッキには、家族のくつろぎの場になったり、リビングに開放感をもたらしてくれたりなどのメリットがあります。
以下に詳しくご紹介します。
洗濯物が干しやすい
ウッドデッキはリビングと高さを合わせて施工することが多いため、リビングから外に出やすく、洗濯物干しが楽になるメリットがあります。
庭やベランダでの洗濯物干しは億劫でも、ウッドデッキなら気軽に干すことができるでしょう。
ウッドデッキに庇をつけておけば、雨の日も外に洗濯物を干すことができます。
家族のくつろぎの場になる
ウッドデッキは、セカンドリビングとして活用できます。
テーブルとチェアを設置すれば、食事をしたりバーベキューをしたりするスペースとしても使えます。
いつもと違う環境で食事をすると、ちょっとしたレジャー気分も味わうことができますね。
家事の合間、仕事のあとなど一息つく休憩スペースとしてもおすすめです。
開放感のあるリビングになる
リビングと高さを合わせ、ひと続きのウッドデッキをつくると、空間に奥行きが生まれます。
カーテンを開けると、まるで外にリビングが続いているように見え、開放感が演出できます。
広く見える視覚効果だけでなく、窓を開けて実際にリビングを広く使うことができるのもメリットです。
家族で過ごすときだけでなく、友人とのホームパーティでも役立つでしょう。
エクステリアのポイントになる
ウッドデッキは、こだわりのエクステリアを実現するアイテムにもなります。
注文住宅なら外構のアイテムや家の外壁とのバランスを考えて施工することで、全体のコーディネートが叶います。
素材やカラーを工夫して、ナチュラル、和、西洋風など、好みのテイストを演出しましょう。
子どもやペットの遊び場になる
ウッドデッキは、庭で遊んでいる子どもやペットを見守るにも、その場で遊ばせるにもぴったりのスペースです。
夏にビニールプールを出す、シャボン玉などちょっとした遊びを外でするなど、良い場所になるでしょう。
フェンスをつければ、子どもやペットが外に出てしまう心配もありません。
特に、家の前が車通りの多い道路の場合、ウッドデッキ内なら安全に遊ばせることができます。
注文住宅にウッドデッキをつくるデメリット
注文住宅にウッドデッキをつくるのは、メンテナンスやお手入れの手間がかかるなどさまざまなデメリットもあります。
庭がせまくなる
庭に面してウッドデッキを設置する場合、庭がせまくなるのがデメリットです。
庭に十分な広さがあるなら良いですが、限られたスペースの場合、庭で走り回って遊ぶ際にウッドデッキにぶつかってしまう、庭に置きたいものが置きにくくなることもあります。
狭い土地では庭をつぶさないと設置できないこともあるため、慎重な検討が必要になるでしょう。
メンテナンス・お手入れが必要
ウッドデッキは雨風にさらされるため、手入れをしないと傷んでしまいます。
材質によっては、放置すると木が朽ちてしまうこともあります。
心地良く使うためには、汚れ、砂ぼこり、雨水をふき取るなど、日常的な掃除が必要です。
また、ウッドデッキの構造上、下は空洞となるため、雑草が生える、虫のすみかとなってしまうこともあります。
そのため、防草シートを敷く、下の部分をコンクリートにするなどの対策も必要となるでしょう。
使わなくなる可能性がある
すでにご紹介したように、ウッドデッキのお手入れにはそれなりの手間がかかります。
掃除が大変になり放置してしまうなど、はじめの頃は使っていても、徐々に使わなくなる可能性もあります。
「何となく良さそう」という漠然とした理由ではなく、ウッドデッキの使い道を考え、デメリットも押さえたうえで決めることが大切です。
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注文住宅にウッドデッキをつくる費用相場
注文住宅にウッドデッキをつくる費用の目安は、約3坪で25~40万円です。
柵やステップなど、オプションをつける場合はプラス料金がかかります。
材質によって価格差があり、人工木よりも天然木のほうが高い傾向にあります。
また、人工木でも天然木より高いものはあるため、予算に合わせて選ぶ必要があるでしょう。
なお、注文住宅を建てるときに合わせてつくれば、費用は住宅ローンに組み込むことが可能です。
ウッドデッキに使われる木材の種類
ウッドデッキに使われる素材は、大きく分けて天然木と人工木があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
天然木
天然木のウッドデッキの良さは、自然な風合いがあり、経年で味が出てくるところです。
また、寸法や形状などを限定されず、自由に設計・加工ができるのがメリットです。
夏の直射日光でも熱くならず、冬も冷たくなりすぎないため、真夏や真冬にウッドデッキに出るのが億劫になることも少ないでしょう。
ただし、自然の素材のため、シロアリ対策や防腐処理は必須です。
また、定期的な塗装が必要になるなど、メンテナンスの手間や費用も人工木よりかかります。
人工木
一般的に、人工木のウッドデッキは耐久性が高く、天然木と比較してメンテナンスの手間がかかりにくいのが特徴です。
カラーやデザインのバリエーションも豊富ですので、好みのテイストにあわせて選べます。
ただし、天然の質感にはかなわない点は否めません。
年を経た風合いやヴィンテージ感という面では、どうしても天然の素材に軍配が上がるでしょう。
また、夏は直射日光を吸収して熱くなり、冬は冷たくなるため、シェードなどとあわせて使うことも必要となります。
まとめ
エクステリアのポイントとしても、家族が集うセカンドリビングとしても活用できるウッドデッキ。
子どもを遊ばせたり、家族でくつろいだりと、家で過ごす時間をより豊かなものにしてくれるでしょう。
ただし、ウッドデッキには、さまざまな点でメリット・デメリットの両面があります。
注文住宅でウッドデッキをつくるなら、そこで何をしたいかよく考え、ご家族に合った形で設けると活用しやすくなります。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ、家族みんなが過ごしやすいウッドデッキをつくってくださいね。
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