トイレをタンクレスにしたい方へ、後悔をしないように知って欲しいメリット・デメリットを解説

トイレをタンクレスにしたい方へ、後悔をしないように知って欲しいメリット・デメリットを解説

注文住宅でマイホームを建てたあとに「思ったよりトイレが使いにくい……」と感じている方が、実は不特定多数いることをご存じですか?

見た目がスッキリしていることから、トイレ設備のなかでタンクレストイレは人気があります。

しかし、空間を広く見せられるタンクレストイレを選んでも、他のことが気になってしまったらもったいないですよね。

この記事では、タンクレストイレの特徴とメリット、デメリットと解決法をご紹介します。

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タンクレストイレの特徴

タンクレストイレの特徴

トイレは、私たちの生活で必要不可欠な場所です。

毎日何回も使う場所なので、使いやすく落ち着ける空間を作りたいですよね。

まずは、トイレ設備で人気のタンクレストイレの特徴を解説します。

タンクレストイレは、便器のうしろに貯水タンクがないタイプのトイレです。

貯水タンクがない分、本体サイズが小さいので空間をスッキリと見せられます。

水を溜めることはできませんが、代わりに水道管と直結して水を流せる構造になっています。

また、掃除もしやすいので、清潔を保ちやすいのもポイントです。

タンクレストイレのメリット

タンクレストイレのメリット

まずは、タンクレストイレのメリット5つをご紹介します。

トレイ設備を選ぶときは、メリットとデメリット(後述)をよく理解してから選びましょう。

スペースを広く使える

タンクレストイレが選ばれるメリットで代表的なのが、サイズのコンパクトさです。

タンク付きトイレと比べると、タンクがない分小さくなるので、トイレ空間をスッキリと広く見せてくれます。

空いた空間に手洗いや収納などの設備を増やすこともでき、生活に合わせて使い心地の良いトイレを作れるでしょう。

掃除がしやすい

タンクレストイレには貯水タンクがついていないため、接合部分の凹凸や隙間が少ない特徴があります。

凹凸や隙間がない分、掃除がしやすくキレイな状態を保ちやすいのは大きなメリットですね。

また、空間も広くなるので床の掃除もしやすいでしょう。

通常のトイレ内では貯水タンクまわりや便器の接合部などの掃除が大変で、おろそかにすると臭いのもとになってしまいます。

さらに、タンク下部やタンク内の掃除も必要になり、すべてをきれいにしようとすると、思いのほか骨が折れるものです。

その点、タンクレストイレは掃除がしやすいため、毎日のトイレ掃除が難しい方や忙しい方でも比較的清潔を保ちやすくなります。

見た目がスッキリしている

タンクトイレは、スタイリッシュなデザインが人気です。

直線的でスッキリとしたデザインは、おしゃれで開放的なトイレ空間を演出できます。

また、タンクがないと周りに目がいくため、壁材や床材にもこだわってアクセントをつけるのもいいですね。

居心地の良いトイレ空間を作ると、掃除も楽しくなりそうです。

節水できる

タンクレストイレは水道と直結しているため、少ない水でも流せるようになっています。

通常のタンク付きトイレに使う水の量は約13リットルなのに対して、タンクレストイレは約3.8リットルと半分以下の水で流せるのが特徴です。

製品によって節水率は異なりますが、それでもかなりの水量を減らせるでしょう。

連続で水を流せる

タンクレストイレは水道管から直接水を流す仕組みなので、水を連続して流せる特徴もあります。

例えば、朝の通勤通学時間で家族が続けて使うときは、タンクに水がたまるのを待たなくて良いので便利です。

タンクに水を貯める音も出ないので、深夜にトイレを使ってもあまり気にならないでしょう。

タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレのデメリット

ここではタンクレストイレのデメリットと解決法をご紹介します。

タンクレストイレの設置を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

手洗い器がない

タンクレストイレにはタンクがないので、手洗い器がありません。

そのため、トイレの個室内で手を洗いたい場合は、別途手洗い器を設置する必要があります。

また、間取りを工夫して洗面所をトイレの隣にすることで手洗い場を確保する方法もあります。

タンクレストイレ自体は省スペースで設置できるため、トイレの個室内への手洗い器の設置スペースは比較的確保しやすいでしょう。

停電時は不便になる

タンクレストイレは、電気で電磁弁(でんじべん)を開けて水を流しているため、停電してしまうと通常どおりに水が流せなくなります。

停電時は手動レバーで流すか、バケツで水を流せば流すことになります。

ただし、手動洗浄の回数には上限があることもあるので、停電時に困らないよう事前に取扱説明書で確認しておきましょう。

水圧が弱いと設置できない

タンクレストイレは、戸建ての2階以上やマンションの高層階、高台などの水圧が弱い場所には設置できないケースがあります。

メーカーによっては水圧調整ができるタイプもあるため、上記の場所に設置したい場合はメーカーに確認してみましょう。

便座のみの交換ができない

タンクレストイレは温水洗浄便座と一体になっているため、便座だけの交換ができません。

タンク付きトイレは、温水洗浄便座が故障しても便座だけの交換が可能で、家電量販店等でも購入できます。

しかし、タンクレストイレでは便器ごとの交換になり、その分費用も高額になります。

トイレの寿命は約10年なので、交換時期を想定して予算を準備しておきましょう。

本体費用が高い

タンクレストイレは、タンク付きトイレと比べると10万円以上も高くなる場合があります。

トイレ空間を広く使えるように工夫して作られている分、費用も高い傾向があるようです。

前述のとおり、故障時の便器の交換費用も高くなるので、タンク付きトイレに比べるとコストがかかることを理解しておきましょう。

ただし、タンクレストイレのほうが節水効果は高いため、トイレにかかるコストのすべてが高くなるわけではありません。

まとめ

タンクレストイレの特徴とメリット、デメリットと解決方法を紹介してきました。

タンクレストイレは、タンク付きトイレと比べると掃除がしやすく、見た目もスッキリしておしゃれなトイレ空間を作れます。

しかし、停電時にいつもと違う対応が必要だったり、便器の交換時期には費用が高くなったりすることも理解しておきましょう。

トイレは毎日使う場所なので、こだわって家族みんなが使いやすい理想の空間を作ってくださいね。

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