洗面所の床材選びはどんな種類があるの?おすすめ床材をご紹介

洗面所の床材選びはどんな種類があるの?おすすめ床材をご紹介

注文住宅を造る際、意外と悩みやすいのが洗面所の床材です。

洗面所の床に使える素材は、フロアタイルからクッションフロア、フローリングと複数あります。

それぞれの特徴や、メリットやデメリットを知っていると選択しやすいでしょう。

洗面所の床材選びのポイントや床材の特徴などを紹介するので、参考にしてください。

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【洗面所】床材の種類や特徴を紹介

【洗面所】床材の種類や特徴を紹介

洗面所の床材に使える、7種類の素材の特徴を解説します。

洗面所は毎日の掃除が欠かせないので、お手入れが簡単で、汚れが落ちやすい床材がおすすめです。

フロアタイル

フロアタイルは、タイルと名付けられていますが、塩化ビニル製の素材です。

耐水性に優れており、厚さは2.5mmくらいの製品が一般的です。

同じ塩化ビニル製のクッションフロアと比べると固めなので、洗濯機や乾燥機など重い物を設置しても跡が残りにくいのがポイントです。

木目柄や石目柄など、さまざまなデザインがあるので、洗面所のデザインや雰囲気にあわせて選べるのもメリットです。

その一方で、1枚あたりの面積が狭いので他の床材と比べると設置に作業時間が必要で、工賃も高めです。

重い洗濯機の下だけフロアタイルにするなどの工夫もおすすめです。

クッションフロア

クッションフロアは、フロアタイル同様、塩化ビニル製の床材です。

耐水性に加えて優れたクッション性のあるのが特徴です。

水をこぼしても染みこみにくいので、掃除も簡単なこと、クッション性があって転倒してもけがをしにくいなどのメリットがあります。

価格もお手頃で、工事費を抑えたい場合に適しています。

その一方で、押すだけで凹むほどやわらかいため、洗濯機や乾燥機など重い物を置くと跡が残りやすいなどのデメリットもあるので、注意しましょう。

転倒リスクの高い子どもや高齢者が住む家におすすめです。

クッションフロアシート

クッションフロアシート(CF)はコスト面にすぐれたビニール系床材です。

クッション性が高く、掃除がしやすい、遮音効果や衝撃吸収効果があるなどのメリットがあります。

また、掃除がしやすく貼り替えも簡単で、幅が182cmが一般的なので継ぎ目が出にくいのもメリットです。

賃貸物件の場合、床が全面クッションフロアシートの場合もあるでしょう。

また、洗面所の床だけでなく、キッチンやトイレの床にも適しています。

デメリットとしては少々高級感に欠けるため、洗面台にこだわると床だけ浮いてしまう可能性があります。

それでも、小さい子どものいる家などには適している床材でしょう。

フローリング

フローリングは、高級感も感じられる人気の床材です。

ただし、天然木を使った無垢フローリングは湿気が多い洗面所には不向きです。

洗面所に使うなら、木目柄がプリントされたオレフィンシートを貼ったシートフローリングや化粧シートを使用した複合フローリングを選びましょう。

ただし、耐水性はフロアシートより劣るので、水をこぼしたらすぐに掃除するなど、小まめなお手入れが必要です。

掃除を怠ると腐食の恐れがあるので注意しましょう。

コルク

コルクは、樫(かし)の樹脂で作られた床材です。

冷たさを感じづらいため、冬の洗面所でも足下が冷えにくいメリットがあります。

弾力性があり、滑りにくいため、転倒のリスクが低いので、子どもや高齢者がいる家庭にもおすすめです。

ただし、無垢フローリングよりは耐水性が高いですが、クッションフロアーシートなどと比べると、耐水性は低めです。

水滴を放置すると腐食する可能性があるので、こまめな掃除が必要になります。

お手入れが面倒でない人やおしゃれな住宅を造りたい方に向いている素材です。

陶磁器のタイル

陶磁器のタイルは、スタイリッシュで高級感がある床材です。

劣化や変色、変質もしにくく、酸性やアルカリ性などの薬品の影響も受けにくいのがポイントです。

また、熱や火に強く、防水性にも優れていて、お手入れしやすいのもメリットです。

寿命が長いのも特徴ですが、デメリットは滑りやすく転倒すると大けがにつながりやすいことが挙げられます。

また、陶磁器なので冬は冷えやすいでしょう。

これらのメリット・デメリットを把握したうえで、選択しましょう。

なお、洗面所の床材には、吸水率1%以下の磁器質タイルはデザインも豊富でおすすめです。

ポロン

ポロンとは、ポリ塩化ビニールを織り込んだ織物床シート&タイルです。

編み込みの下はバッキング構造となっていて、ホコリやゴミはもちろん、液体もほとんど入りこまないつくりです。

したがって、掃除がしやすく、小さい子どもやペットがいて家の中が汚れやすい家庭に適しています。

また。耐久性にも優れ、丈夫で長持ちするのが特徴で、種類も豊富です。

ただし、1㎡あたり1万円を超える高値なので、洗面所が広いほど予算との調整が必要になります。

ちなみに、柄が複雑なほど高額になる傾向です。

洗面所の床材選びのポイントや注意点

洗面所の床材選びのポイントや注意点

次に、洗面所の床材を選ぶときのポイントや注意点を紹介します。

床材を選ぶポイントを知りたい方や、複数の素材で迷っている方は、参考にしてください。

インテリアとの調和や色のバランス

洗面所の床材は、洗面所単体だけではなく、廊下やリビング、お風呂などを含めた周囲の部屋や廊下とのつながりや調和も考えて選びましょう。

洗面所が独立していても、あまり他の場所と床材の色が違うとちぐはぐな感じがします。

また、洗面台の色とのバランスも考えましょう。

気に入った素材だからといって、床材とその他の設備の色合いがあっていないと、やはりちぐはぐな感じがして、落ち着きません。

昨今の床材はデザインの種類が豊富ですが、種類が少ない色もあるので注意が必要です。

耐久性や耐水性、お手入れのしやすさ

洗面所は洗髪や手洗いなどによる水濡れ、ヘアカラーなどの化学薬品、油汚れなどがつきやすい場所です。

特に、水による劣化は腐食などの原因になる場合も多く、できるだけ耐水性の高い床材を使うと、寿命が長くなります。

洗面所を使う家族のライフスタイルに応じて選びましょう。

手や髪を洗うだけならば、耐水性の高い床材を選べば大丈夫です。

よくヘアカラーもするなら、化学薬品に強い床材を選びましょう。

滑りにくさなど安全性

小さな子どもや高齢者がいる場合は、安全性の高い床材を努めて選びましょう。

洗面所は脱衣所を兼ねている家も多く、浴室からの湿気によって滑りやすくなります。

滑りやすい床材を選ぶと、転倒事故が起こりやすくなり、大変危険です。

どうしてもというなら、滑りにくいマットなどを上に敷くと安全性を高められます。

まとめ:サンプルをよく見て後悔しない床材選びを

まとめ:サンプルをよく見て後悔しない床材選びを

洗面所の床材を選ぶ際は、洗面所のデザインや内装、洗濯機など家電との相性から、掃除のしやすさや耐久性、安全性まで重視するポイントがたくさんあります。

まずは何を最重要視するか決めると、自然と床材も絞れてきます。

次は、サンプルを取り寄せて、実際の質感や床に敷いた感じを確かめてみましょう。

そうすれば、工事が終ったあとに「こんなはずではなかった」と後悔しにくいですよ。

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