【睡眠退行】寝つきの悪い赤ちゃんの原因と対処方法をお伝えします

環境の変化に敏感な赤ちゃん。
引っ越しなどをきっかけに睡眠リズムが乱れてしまい、寝つきが悪くなってしまうこともあります。
これから注文住宅などでマイホームを検討しているママやパパには気になる部分ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、赤ちゃんの睡眠リズムの乱れに悩む方に向けて、寝つきが悪くなる原因や対処方法をご紹介します。
赤ちゃんの睡眠リズムの乱れによって、ママやパパも眠れずに困っている場合もありますよね。睡眠リズムを整える環境づくりをしてみましょう。
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睡眠退行とは?
睡眠退行という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
赤ちゃんは生後すぐの新生児期は昼夜に関わらず3~4時間程度の睡眠をくり返します。
新生児期を過ぎると起きている時間と眠っている時間がまとまりだし、3ヵ月を過ぎたあたりから睡眠リズムが一定になってきます。
しかし、それまでよく眠っていた赤ちゃんの睡眠パターンが良くない方向に変化する場合があります。
これが睡眠退行です。
睡眠退行が現れやすいのは生後4ヵ月~1歳半の間といわれており、くり返し起こる可能性もあります。
【月齢別】睡眠退行の原因
睡眠退行は子どもの脳の急激な発達が関係しているといわれています。
ここでは、月齢ごとにどのような原因が考えられるのかをご紹介します。
3〜4ヵ月頃
3~4ヵ月になると、細切れ睡眠から、まとまった睡眠を取れるようになってきます。
この時期は感情を司る大脳辺縁系が急速に発達し、睡眠に不快を感じるようになり寝ぐずりや睡眠退行が起きやすくなります。
また、大脳辺縁系の発達によって泣きやすくなるのも特徴で、特に3ヵ月頃は夕方に激しく泣く「黄昏泣き」や夜中に大泣きをするなどが起こりやすく「魔の3ヵ月」と呼ばれることもあります。
4~7ヵ月頃
4~7ヵ月になると、昼夜に関係なく睡眠を取っていた赤ちゃんも、昼夜の区別がつくようになってきます。
「日中は起きて夜は寝る」という生活リズムが作られていきますが、この生活リズムへ移行するための変化が、睡眠退行の原因の一つとも考えられています。
また、心身の発達が著しく、寝返りや座れるようになるなど、子どもの世界が広がっていく時期です。
それにより、周囲から受ける刺激も増え、睡眠に影響することも考えられます。
7~8ヵ月頃
7~8ヵ月頃になると、ママやパパとそれ以外の人物の区別ができるようになっていきます。
この時期になるとママやパパと離れることに不安を覚える「分離不安」が原因で泣くことが増えます。
いわゆる「あと追い」が激しくなるのもこの時期です。
また、この月齢になると歯が生え始め、赤ちゃんが違和感を覚えるようになります。
この違和感から「歯ぐずり」がみられることも。
さらに、歯ぐきの腫れやよだれの増加によって夜中に目を覚ましてしまうこともあるでしょう。
分離不安や歯の生え始めなど、心身の発達が原因となって落ち着きがなくなり、睡眠退行が起こることがあります。
1歳頃
1歳頃になると、立ったり歩き始めたりする時期です。
ハイハイで移動していた頃に比べてぐっと行動範囲が広がり、外部からの刺激による脳の興奮が睡眠に影響するケースがあります。
日中に受けた刺激から、悪夢を見て泣きながら目を覚ましてしまうこともあります。
また、引き続き歯が徐々に生えてくる時期なので、歯ぐきの痛みやむずがゆさが睡眠に影響したり、夜間断乳などで分離不安が起こったりすることもある時期です。
1歳半頃
1歳半頃になると自己主張がはっきりしてきて、「イヤイヤ期」の前哨戦のような時期に……。
この頃になると「まだ寝たくない」などの意思表示が増えてくるようにもなってきます。
また、分離不安が続いていることもあり、ママやパパがいないと寝つけない場合や、夜中に目を覚ましてしまうこともあります。
奥歯が生え始める時期でもあり、歯ぐきの痛みやむずがゆさを感じて、睡眠に影響が出ることもあるかもしれません。
2歳頃
2歳頃になると、ほぼ夜間に睡眠を取れるようになります。
体力がついてくるため、子どもによってはお昼寝が必要ない場合もあります。
しかし、「イヤイヤ期」に突入することもあり、意識的にお昼寝を拒否する場合や、「〇〇しないと寝ない」など、こだわりや要求が増えてくる時期でもあります。
また、想像力や理解力も徐々についてくる時期です。
この時期になると「暗闇」に対しての恐怖心が出てくるため、「お化けが怖い」など薄暗い部屋で寝るのを嫌がる場合があります。
睡眠退行で寝ないときの対処法
子どもの心身の発達によって起こる睡眠退行。
ばしいこととも取れますが、眠ってくれないのは困りますよね。
ここでは、どのような対処法があるのかをご紹介します。
生活リズムを整える
睡眠退行の対処法で、まず試したいのが生活リズムの見直しです。
大人と同じく、規則正しい生活を送ることで子どもも体内時計が整っていきます。
入浴時間、食事の時間、起床時間など、生活リズムを整えるように意識してみましょう。
日中の活動量は睡眠にも影響するため、体や脳を使った遊びをするのもおすすめです。
また、睡眠時間は長ければ良いわけではなく、月齢によって必要な睡眠時間が変わっていきます。
子どもの月齢にあった睡眠時間を確保して寝かしつけるようにしてみましょう。
子どもによって体力にも差があり、昼寝をすると夜の睡眠を取れなくなってしまう場合もあるため、様子をみながら調節してください。
入眠儀式をおこなう
「これをやったら寝る」という入眠前のルーティンを作るのもおすすめです。
寝る前にはおむつ交換やトイレを済ませ、布団に入り絵本を読む、穏やかな歌を歌うなど。決まったルーティンをおこなうことで眠る準備を整えることにつながり、寝つきが良くなる効果が期待できます。
また、一連のルーティンをおこなう時間を毎日一定にすると、決まった時間に寝つきやすくなるでしょう。
睡眠環境を整える
子どもが不快に感じるものを取り除き、睡眠環境を整えるのも睡眠退行を改善するには必要な要素です。
適度な温度を保つことや寝具、服装での体温調節をはじめ、部屋の明るさや騒音など、子どもがリラックスして眠れる環境づくりをしましょう。
低月齢のうちは換気扇や空気清浄機などのホワイトノイズを好むことがあるため、つけたままにしおくと寝つきが良くなることがあります。
寝る前のベビーマッサージも効果的でおすすめです。
また、スマートフォンやテレビは刺激になるため、寝る前は見せないように心がけてください。
子どもの不安を解消する
分離不安が睡眠退行の原因として考えられる場合や暗闇への不安がある場合、子どもの不安に理解を示してあげるような声かけをして安心させてあげましょう。
「ここにいるよ」「暗いと怖いね」など、共感するような声かけをしてください。
夜泣きをすると、つい強く反応してしまうこともありますが、あまり構い過ぎず、声かけややさしく背中をさすったりトントンしたり、安心させて落ち着くのを待ちましょう。
朝日を浴びる
睡眠退行がおこった場合、寝る前の睡眠環境ばかりを考えがちですが、朝起きたときからできることがあります。
人間は体内時計が機能しているおかげで、日中に活動して夜に眠るというリズムを保っています。
しかし、この体内時計は25時間周期でリズムを刻んでいるため、一日の時間を24時間に調整しなければなりません。
しかし、難しいことをする必要はなく、朝に日の光を浴びることで体内時計はリセットされます。
起床時にカーテンを開けて部屋に日の光を入れることで、子どもの体内時計もリセットされ就寝時間に寝つきやすくなります。
また、脳からメラトニンが分泌されることで睡眠や覚醒のリズムが調整されます。
メラトニンは夜になると分泌量が増えるとされていますが、原料となるホルモンのセロトニンは日中に太陽光を浴びることで分泌を高められます。
睡眠退行を改善したいとき、朝日を取り込むことや外遊びは重要なポイントの一つになります。
まとめ
今回の記事では、睡眠退行が起こる原因や対処法などをご紹介しました。
赤ちゃんや子どもは心身の発達が著しい時期です。
そのため、できることがどんどん増える一方で、睡眠退行のようなことも起こります。
子どもが安心して眠れるように環境への配慮はとても大切なことです。
ママやパパにとっても子どもが安心して眠れる、自分たちが心地よく眠れる空間は重要ですよね。
注文住宅でマイホームを検討中の方は、ぜひ睡眠環境にもこだわってみてください。
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