サイディングってどんな外壁材?特徴や種類・価格を紹介します

サイディングってどんな外壁材?特徴や種類・価格を紹介します

外壁のデザインは、理想の注文住宅を建てるうえで大きな影響を与えるポイントですよね。

色、デザイン、素材と外壁を選ぶ基準はさまざまですが、近年主流なのがサイディングです。

サイディングとはどのような外壁材なのか、特徴や価格などを紹介します。

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外壁に使うサイディングとは?意味や特徴を解説

外壁に使うサイディングとは?意味や特徴を解説
まずはサイディングの基礎知識を知りましょう。

サイディングという言葉の意味から耐用年数、なぜ現在主流になっているのかなどを紹介します。

サイディングとは?意味や別名を解説

サイディングは、建物の外壁に貼り付ける仕上げ用の外装材です。

サイディング(Siding)とは「壁板」の意味で、サイディングボードとも呼ばれます。

板状の形状をしており、建物の骨格に合わせて貼り付けて使用するのが特徴的です。

建物の壁はモルタルかサイディングのどちらかで作られており、さらにサイディングには金属系や合成樹脂系などの種類があります。

サイディングの耐用年数は?

サイディングの耐用年数は長めです。

素材にもよりますが、基本的な耐用年数は15年以上あります。

    • 窯業系|20~30年
    • 金属系|20~30年
    • 樹脂系|20~30年
    • 木材系|15~25年

ただし、サイディングは定期的にメンテナンスの必要があります。

サイディングの施工は、建物の外壁を防水シートで防水した上からサイディングを貼り付け、隙間をシーリング剤で埋めて防水処理を施します。

ただ、シーリング部分は風雨や地震などの影響により劣化して隙間ができるため、定期的な補修が欠かせません。

隙間から水が侵入すると、サイディングが反ったり腐食したりする原因になります。

7~10年を目安にシーリング部分の補修をしつつ、必要に応じてサイディングの塗替えや張替えをおこないましょう。

サイディングが人気の理由

国内の新築戸建て住宅の8割以上が採用するなど、いまやサイディングは圧倒的なシェアを誇る外壁材です。

サイディングの大きな魅力は、モルタルと比較すると耐久性で劣るものの初期費用が安く、タイル調や木目調などバリエーション豊かなデザインを選べる点。

加えて、ある程度の耐火耐震性能もあることがサイディングの人気の理由です。

モルタルから流行が変化した背景

少し前まで外壁材の主流はモルタルでした。

職人が手作業で仕上げる重厚で高級感がある見た目、色褪せにくく汚れにくいうえに耐久性もサイディングの2倍ほど高いなど、モルタルにはさまざまな魅力があります。

一方で、工期がかかるため費用がかさみやすく、デザインのバリエーションが少ないなどのデメリットがあるため、次第にサイディングへと流行が移行。

2001年以降、サイディングに外壁通気工法を取り入れることで長寿命化し、より快適に使用できる外壁材として定着して全国へ普及します。

サイディングの主なメーカーは?

サイディングの主なメーカーは以下のとおり。

  • ニチハ|窯業系
  • ケイミュー|窯業系
  • 旭トステム外装|窯業、金属、樹脂系
  • YKK AP|金属系
  • 神島化学工業|窯業系
  • 新東|窯業系
  • アイジー工業|金属系

いずれのメーカーも独自の強みや特徴があります。

価格差も考慮しつつ適したメーカー、商品を選びましょう。

サイディングの主な種類を解説

サイディングの主な種類を解説

サイディングは、材質や機能性などにより次の4つに分類できます。

  • 窯業(ようぎょう)系
  • 金属系
  • 樹脂系
  • 木材系

それぞれの特徴や価格の目安を把握しておきましょう。

窯業系サイディング

窯業とは、セメントなどの非鉄金属を窯(かま)で高温処理して製品化した工業製品です。

窯業系サイディングは、主にセメント質や木質繊維を原料とした外壁材で、圧倒的なシェアを誇ります。

防水性が低いため塗装が必須ですが、デザインやカラーが豊富でメンテナンス性が高く、サイディングといえば窯業系サイディングを指すほど最も多く使われる壁材です。

大量生産できるため、価格は1平方メートルあたり4,200~5,200円ほどと比較的安価に入手できます。

ガルバリウム鋼板など金属系サイディング

金属製の板(鋼板/鉄板)を成型した外壁材です。

従来はトタンが主流でしたが、現在はガルバリウム鋼板を使うことが多くなっています。

丈夫で耐久性が高く、断熱性や遮音性にも優れるためメンテナンスコストの低さが魅力です。

また塗装の必要がないため、施工コストを抑えられます。

価格は1平方メートルあたり4,300~5,300円ほどで、窯業系サイディングに次いで安価です。

シンプルでモダンなデザインや木目調のデザインなどが選べる金属系サイディングは窯業系に次いで人気が高く、リフォーム時の選択率はトップを誇ります。

合成樹脂系サイディング

プラスチック製のパイプなどに使う塩化ビニル樹脂が主な原料で、軽量かつ撥水性に優れるサイディングです。

加えて施工にシーリングが必要なく劣化しにくい特徴などもあり、特に寒い地方で普及しています。

アメリカでは最も普及している外壁材ですが、日本では取扱う業者がまだ多くありません。

高機能な外壁材ですが、施工実績やノウハウが十分でないため少々ハードルが高めです。

また樹脂系サイディング独特の風合いや北欧チックなデザインが楽しめる反面、ほかのサイディングよりデザイン性に乏しいのがデメリットでしょう。

価格は1平方メートルあたり4,300~9,000円ほどです。

木材系サイディング

木材系サイディングは無垢の木を使った外壁材で、昔懐かしい木のぬくもりを感じられる温かいデザインが特徴です。

高級感漂う天然無垢の風合いが魅力的ですが、木材の性質から経年劣化で受けるダメージが大きく、こまめなメンテナンスが欠かせません。

以前は木材系サイディングが主流でしたが、施工コストやメンテナンスコストがかかることもありシェアは減少しました。

価格は1平方メートルあたり5,000円ほどとほかのサイディングより高めで、コスパよりデザインを重視する方に好まれます。

まとめ:サイディングの厚みもチェック

まとめ:サイディングの厚みもチェック

サイディングは素材、デザイン、色や厚みなどさまざまなものがあります。

シンプルなものから高級感漂うものまで、価格もピンキリです。

金属系と木材系、窯業系と樹脂系など複数の素材を組み合わせて仕上げる方法もあるので、お好みの素材や費用などに合わせてよく検討しましょう。

実績ある施工業者やメーカーの担当者とよく相談し、ぜひ理想どおりの注文住宅を立ててくださいね!

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