注文住宅の照明は施主支給で節約できる?失敗のない照明選びと知っておきたい注意点
節約になる、こだわりのアイテムを選べるなどの理由で、注文住宅で施主支給を考える方は多いのではないでしょうか。
特に、照明は施主支給しやすいアイテムとして人気です。
ただし、照明を施主支給するには、注文住宅に取り付けられる商品を自分で選んで、工務店やハウスメーカーとしっかり打ち合わせをしておく必要があります。
この記事では、注文住宅で知っておきたい照明選びのポイントや、施主支給するときの流れ、注意点を徹底紹介します!
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注文住宅の施主支給とは?
注文住宅を建てる際の施主支給とは、工務店やハウスメーカーを通さずに施主が直接、住宅に使うアイテムを手配して支給することをいいます。
施主支給ができる代表的なものには、照明、エアコン、宅配ボックスやカーテンなどが挙げられます。
実際の取り付けは施主が自らおこなう場合もあれば、工務店やハウスメーカーに依頼して取り付けをしてもらうこともあります。
工務店、ハウスメーカーによっては施主支給を断っているケースもあるため、施主支給を希望するなら早めに申し出て打ち合わせをしておく必要があります。
注文住宅の照明施主支給の流れ
注文住宅で照明を施主支給するなら、工務店やハウスメーカーへの確認や事前の打ち合わせは欠かせません。
照明を施主支給する際の全体の流れをご紹介します。
なお、会社によって具体的なタイミングや状況は変わるため、担当者との打ち合わせでしっかり確認してくださいね。
1.対応してもらえるか確認する
施主支給をしたいと考えているなら、まずは工務店やハウスメーカーを検討している時点で、対応してもらえるか確認しておくと安心です。
ハウスメーカーによっては施主支給が一律NGとなる場合もあるからです。
施主支給ができないなら他にするのか、できなくても見積もりや提案を見て判断するのか、予算や要望とのバランスを考えて決めましょう。
2.納期・配送方法などを確認しながら商品を選ぶ
施主支給する照明の商品は、最終見積もり確認の前くらいまでに決めておくとスムーズです。
また、シーリングライトはOK、ダウンライトは配線の関係で不可など、施主支給にはさまざまな制約が出てくるケースがあります。
その商品をつけたい場所に使えるか、問題なく取り付けができるか確認しておきましょう。
自分たちで取り付けるのか、お願いするのかによって確認することが違います。
自分たちで取り付けるなら、いつ作業ができるのか、入居後に対応するのか。
取り付けてもらえる場合は、どこにどのように届き、現場へいつ持ち込むのか。
いずれの場合も、具体的かつ詳細な打ち合わせが重要になってきます。
3.工事スケジュールが決まる頃に発注する
詳細な打ち合わせを経て、商品や取り付けのタイミングが決定したら発注・購入します。
取り付けてもらえる場合は、適切なタイミングで現場に持ち込めるように発注しましょう。
発注するタイミングの目安は工事スケジュールが始まる頃。
取り付けてもらえる場合も、自分たちで取り付ける場合も、必要な日までに届くように余裕をもって動くのがおすすめです。
【部屋別】施主支給で注文住宅の照明を選ぶ際のポイント
照明と一口にいっても、部屋ごとに求められる役割は違うため、選ぶポイントも違ってきます。
注意すべきポイントを部屋別にご紹介します。
リビング
リビングは、家族でくつろぎの時間を過ごしたり、映画を見たり読書をしたりと、日常のさまざまなシーンで使うものです。
そのため、調光、調色できるタイプだと、シーンによって明るさや色を変えられます。
また、照明には、照らす向きが変えられるものもあります。
家具の配置を変えても対応できるよう、向きが変えられるものにしておくと安心です。
ダイニング
ダイニングは、食事がおいしそうに見える電球色がおすすめです。
例えば、おしゃれな印象のあるペンダントライトはインテリアのアクセントにもなり、ダイニングに合っているでしょう。
よくある失敗は、ダイニングテーブルのサイズや位置とズレてしまうこと。
先にダイニングテーブルを決めておくか、位置を調整できる照明を選んでおきましょう。
玄関
家の印象を左右する玄関には、ある程度の明るさが必要です。
また、段差や収納下にフットライトや間接照明があれば、安全性とおしゃれさを両立できるでしょう。
また、玄関は人感センサー付きにするのもおすすめ。
帰ってきたときに両手がふさがっていても電気がつくため便利です。
寝室
寝室は、使いやすさと快適性を考えて選びましょう。
まず、横になったときに光源が目に入らないように位置を工夫しておくとまぶしさを回避できます。
また、リモコンでON/OFFできるようにしたり、真っ暗にならないようにフットライトを取り入れたり、手元に明かりが欲しいときはサイドテーブルにスタンドライトを配置するなど、寝室での過ごし方に合わせて選びましょう。
子ども部屋
子ども部屋は部屋全体が明るくなるような照明を選ぶのがおすすめです。
具体的には、勉強や読書がしやすい昼白色が良いでしょう。
また、机に座ったときに後ろに光源があると手元が影になってしまうため、位置を考えておくか、スタンドライトを取り入れるなど工夫します。
照明の施主支給で失敗しないための注意点
照明の施主支給には、トラブル時の保証がないなどリスクもあります。
以下に詳しくご紹介します。
トラブル時の保証がない
施主支給の商品は、工務店やハウスメーカーなど施工会社の保証対象外となります。
つまり、不良品や取り付け後に発生したトラブルなどは自分たちの責任で対応する必要があります。
施主支給をするならその点を押さえておき、修理のスムーズさを求めるなら施主支給をあきらめるなど、本当に施主支給が良いか判断が必要です。
工期が伸びるリスクがある
施主支給は、手配先との調整、工務店やハウスメーカーとの調整、どちらも必要で重要です。
そのため、必要な日までに届かない、不良品による再手配などで予定どおり進められない可能性があることは押さえておきましょう。
工事そのものが遅れる可能性はもともとありますが、施主支給によりその原因が増えるということです。
リスクを回避するには、打ち合わせは綿密にしておき、商品は早めに準備しておくなど余裕をもった行動を心がけましょう。
施主支給により発生する費用もある
施主支給すると安くなると思ってしまいがちですが、トータルで必ずしも安くなるとは限りません。
そのため、トータル金額を考えて慎重に判断する必要があります。
商品代金のほか、施主支給により別途発生する費用もあります。
例えば、購入した商品を現場へ直送する場合、商品受け取りのために現場の人員を増やすこともあり、その分の人件費がかかってしまうことも……。
また、取り付けをお願いする場合、取り付け費用が別途となることもあります。
まとめ
照明の施主支給を考えるなら、あらかじめ部屋に合った商品を自分で選び、綿密な打ち合わせのうえで取り付けてもらう必要があります。
また、取り付け不可の場合は、自分で対応しなくてはなりません。
施主支給には保証がない、取り付けが大変な場合があるなどさまざまな注意点がありますが、スムーズに進めば、自分たちが本当に気に入ったアイテムを使える、コストダウンができるなど多くのメリットもあります。
今回ご紹介した流れや注意点を参考に、ぜひ満足のいくマイホーム作りをすすめてくださいね。
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