注文住宅で中庭をとりいれるメリットは?建物の種類や後悔ポイントも解説

注文住宅で中庭をとりいれるメリットは?建物の種類や後悔ポイントも解説

注文住宅に中庭を作ると、家全体が明るくなったりプライバシーが守られたアウトドア空間でリフレッシュできたりとさまざまなメリットがあります。

庭作りを検討している方のなかには「小さくても良いから中庭が欲しい!」と考えている方もいるでしょう。

生活するうえで必須ではないかもしれませんが、中庭で四季を感じるのは風流ですよね。

とはいえ、闇雲に作ったのでは満足度は上がりにくいだけでなく、デッドスペースになりかねません。

注文住宅で中庭を作るメリットやデメリット、建物の種類や後悔しない作り方のポイントや注意点などを紹介します。

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【注文住宅の中庭】種類や費用などの基礎知識

【注文住宅の中庭】種類や費用などの基礎知識

まずは注文住宅で中庭を作るなら覚えておきたいポイントを紹介します。

建物の形や費用の相場など、基本的な部分を押さえておきましょう。

注文住宅の中庭とは?人気の使い方

注文住宅の中庭とは、建物もしくは建物と外塀で囲われた庭です。

建物に囲まれた庭に限定せず、高い外塀などで中が見えないようプライバシーに配慮された独立した庭全般を中庭といいます。

特に小さい中庭は”坪庭”と呼ぶこともあります。

コートハウスの”コート”や“パティオ”も、国によって建築様式の違いなどありますが、いずれも中庭を指す言葉です。

使い方はさまざまですが、次のような用途が人気です。

  • 子どもやペットの遊び場
  • BBQやプール
  • 家庭菜園
  • 観賞用の庭園

外からの目が気にならないプライベート空間として活用するのはもちろんのこと、例えば二世帯住宅で適度な距離感を保つために中庭を設けることもあります。

建物の種類

中庭のある注文住宅の形状は大きく以下の3タイプあります。

  • ロの字型
  • コの字型
  • L字型

建物の表面積が広がるほど建築コストも高くなり、上記の場合はロの字型>コの字型>L字型の順に建築コストが安くなりますが、プライベート性も低下します。

費用や相場の目安

同じ床面積で中庭あり、なしの注文住宅を建てる場合、中庭がある方がより広い土地が必要です。

また中庭があるほうが建物の表面積が大きいため、外壁代や窓などにかかるコストが増加します。

使う資材などにもよりますが、坪単価で5万円ほど高くなると考えておくと良いでしょう。

同じ広さであれば費用は高くなり、同じ費用であれば建物は狭くなります。

【注文住宅の中庭】メリット・デメリット

【注文住宅の中庭】メリット・デメリット

注文住宅で中庭を作る場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

ここでは主なメリットとデメリットを紹介します。

実際に自分が住んでいると仮定してメリットを感じるかどうか、デメリットを許容できるかどうか考えてみましょう。

注文住宅で中庭を作るメリット

注文住宅で中庭を作るメリットは大きく5つ。

  • 採光や通風に優れる
  • プライバシーを確保しやすい
  • セキュリティが高い
  • 家族の気配を感じられる
  • 程度な距離感を保てる

例えばロの字型の住宅で中庭を設けた場合、中庭に面した部屋は北向きでも南向きでも明るく風通しも良い部屋になります。

外側の窓を小さくしてセキュリティ性を高めても、中庭から充分に光が入ってくれば明るさを確保できるのもメリットです。

外(中庭)に面する部屋同士は視線が通るため、子どもが中庭や自室で遊んでいる様子が見えたり、子ども側も人の存在を感じられるため安心感があります。

適度な距離感を保てることで、仮に二世帯住宅でもお互いの生活時間を優先しやすいのも特徴です。

注文住宅で中庭を作るデメリット

一方で、中庭を作ることで次のようなデメリットもあります。

  • 広い土地が必要になる
  • 表面積が増えるため外壁や窓などのコストが増加する
  • 外構工事、屋外用照明器具、給排水設備、空調メンテナンスなどのコストが増加する
  • 冷暖房効率が落ちる
  • 家事動線が長くなる

注文住宅で中庭を作るためには、まずある程度の広さの土地が必要です。

当然ですが建物の表面積が増えるため、外壁やサッシなどのコストが増加します。

また、せっかく中庭を作るのであれば面した壁を窓にするでしょうから、断熱性や気密性が損なわれ冷暖房効率が悪くなることも否めません。

対面の部屋まで直線で移動しづらい構造であれば家事動線が長くなり、日々の家事コストの増加も考慮する必要があります。

【注文住宅の中庭】後悔しないためのポイント

【注文住宅の中庭】後悔しないためのポイント

注文住宅の中庭にはメリットもデメリットもありますが、効果的に取り入れられれば生活水準が向上する可能性は高いもの。

後悔しないためには何を意識すれば良いのか、どのような工夫をすれば良いのかを紹介します。

快適に暮らすための間取りにこだわる

優れた住環境を手に入れるためには、実際にその家で暮らすうえで感じるストレスが少ないことに越したことはありません。

特に家事動線には充分配慮して間取りを決めることが大切です。

洗濯する場所と干す場所が中庭を挟んで真逆の位置にあったらどうでしょう。

1、2回ならまだしも、毎日毎日家を何周もしなければ家事が終わらないようではストレスになるかもしれません。

中庭を避けて動く必要性と移動距離を短縮する代替策を合わせて検討しましょう。

手入れしやすい工夫をする

中庭は放置していると荒廃してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。

どのくらいの頻度でメンテナンスが必要になるのか、また1回のメンテナンスにどのくらいの労力がかかるのかは事前にシミュレーションしておいたほうが良いでしょう。

趣味のガーデニングなどで楽しみながら管理できる場合は良いですが、そうでないならメンテナンス性を上げる工夫が必要です。

  • ウッドデッキやタイル張りにする
  • 砂利や人工芝など手入れしやすいものにする
  • 排水口を設置する
  • 勾配をつけて水はけをよくする

見た目や理想にこだわりすぎず実用的な中庭にすると、結果的に中庭の価値を高められます。

実績豊富なハウスメーカーや工務店に頼む

中庭がある注文住宅はプランニングが難しいため、ハウスメーカーや工務店選びも大切です。

実績豊富でノウハウがあるハウスメーカーや工務店は、理想と実用性が共存したステキな中庭を手に入れるうえで強い味方になります。

狭小住宅や30坪以下でも中庭を諦めない

注文住宅で中庭を作るためにはある程度の広さが必要ですが、30坪以下や狭小住宅だからといって実現できないわけではありません。

人気の住宅街や住宅密集地に家を建てる場合、どうしても敷地に余裕がなくなりやすいもの。

近隣との距離感に不安を感じたり窮屈に感じたりするかもしれませんが、そういうときこそ中庭の出番です。

庭やテラスを作るのが難しい環境でも、中庭があればプライベートなアウトドア空間を手に入れられます。

当然ながら工夫は必要ですが、実際にステキな中庭を備えた30坪以下の注文住宅もあるので参考にしてみましょう。

まとめ:注文住宅の中庭には魅力もいっぱい

日本家屋で中庭というと、高級料亭や旅館などを彷彿とさせる特別感があるもの。

ただ実際にはそれほど特別なものではなく、少しの工夫とアイデアで狭小住宅でも実現できます。

ただ予算面や維持管理、生活導線などで考慮すべきポイントがあるため、しっかりとしたプランニングが欠かせません。

実績あるハウスメーカーなどの力も借りつつじっくりと検討を進め、ぜひ満足度の高い中庭を手に入れてくださいね!

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