カウンターキッチンを考えるうえで知っておくべきメリットとデメリットとは?

カウンターキッチンを考えるうえで知っておくべきメリットとデメリットとは?

近年、カウンターキッチンはキッチンの主流スタイルです。

注文住宅を作る際、キッチンはカウンターキッチンを予定している方も多いでしょう。

しかし、カウンターキッチンはさまざまな種類があり、家の間取りや家族の構成、家事動線によっては使いにくい、汚れやすいなどのデメリットが出る可能性もあります。

カウンターキッチンを選ぶうえで知っておくべきことや、メリットやデメリットを解説するので後悔のないよう、じっくり検討してください。

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カウンターキッチンの種類と特徴

カウンターキッチンの種類と特徴

現在、住宅に設置されているキッチンの7割が、カウンターキッチン(対面キッチン)だといわれています。

一口にカウンターキッチンといってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。

まずはカウンターキッチンの主な種類や特徴、それぞれのメリットデメリットを簡単に紹介します。

カウンターキッチンとは?種類と特徴

カウンターキッチンとは、ダイニングとキッチンの間にカウンターが設置され、ダイニングのほうへ作業台が向いているタイプのキッチンのことです。

かつて、キッチンは壁のほうを向いているのが当たり前でした。

そのようななかで登場したカウンターキッチンはこれまでの常識をくつがえす斬新なスタイルであり、瞬く間に主流となりました。

カウンターキッチンの種類は、大きく分けて「カウンター式キッチン」と「フルオープン式キッチン」の2種類です。

以下に、それぞれの特徴を紹介します。

フルオープン式キッチンとは

フルオープン式のキッチンとは、キッチンとダイニングの間にまったく壁が存在しないタイプのキッチンです。

どこの壁にも接していないタイプは、キッチン設備がまるで小島のように浮いてみえることから、アイランド型キッチンと呼ばれます。

一方、キッチン設備の左右どちらかの端が壁に接しているタイプは、ペニンシュラ型キッチンと呼ばれています。

フルオープン式のカウンターキッチンは、キッチンとダイニングを仕切るものが何もありません。

開放感があり、夫婦など複数で一緒に調理しやすいメリットがある一方でキッチンの中がすべて見えてしまうこと、住宅に充分な広さがないと作れないのがデメリットです。

カウンター式キッチンとは

カウンター式キッチンとは、キッチンの一部だけがオープンスタイルになっているキッチンです。

ガスコンロなど一部が壁に面していたり、シンクの上に物入れがあったりします。

フルオープン式のキッチンと比べて、キッチンの一部がリビングやダイニングから見えないようになっているのが特徴です。

カウンター式キッチンは、フルオープン式のキッチンより収納がたくさん作りやすいなどのメリットがあります。

カウンターキッチンを作りたいけれど、すべてをオープンにしたくない場合はカウンター式がおすすめです。

このほか、キッチンの形はI字型のほかにL字型があり、狭いスペースでもさまざまな設備のついたキッチンが作れます。

カウンターキッチンのメリット

カウンターキッチンのメリット

ここでは、カウンターキッチンのメリットをまとめて紹介します。

壁に向いたキッチンや、リビングから独立した造りになっているキッチンと比べて、どのような利点があるのでしょうか?

全体が見渡せ、コミュニケーションが取りやすい

カウンターキッチンは、リビング全体が見渡せて家族とのコミュニケーションが取りやすいのが最大のメリットです。

壁に面したキッチンだと、調理中はどうしてもリビングに背を向けているので家族が何をやっているのかわかりにくいです。

また、家族に呼ばれると作業を中断して移動しなければなりません。

対面式のカウンターキッチンならば、家族の様子を見ながら食事を作ったり片づけをしたりできます。

目が離せない年齢の子どものお世話から年頃の子どものお手伝いや宿題の呼びかけなどもしやすく、食事作りもスムーズに進むでしょう。

配膳や後片付けに便利で家事効率が良い

配膳や後片付けをするのも、カウンターキッチンのほうが効率よくおこなえます。

カウンターキッチンだと、リビングとキッチンを隔てるのはカウンター1枚だけなので、食器の受け渡しも簡単です。

また、少人数の食事ならカウンター部分で提供すれば、より手間が省けるでしょう。

家族の人数が多いほど、カウンターキッチンのほうが効率よく動けます。

開放感があって明るく、広く見える

リビングや寝室の日当たりを優先させると、キッチンはどうしても北向きの場所になりがちで窓無しの場合もあり、暗く狭くなってしまいます。

築年数の経った家のキッチンが寒くて暗くなりがちなのは、キッチンを無理に独立させてリビングと分けているせいでもあります。

カウンターキッチンにすれば、キッチンにも充分に日が入って暖かく気持ちよく家事ができるでしょう。

また、リビングとの境がないことで開放感も得られて部屋が広く見えます。

カウンターキッチンのデメリット

カウンターキッチンのデメリット

一方、カウンターキッチンにはデメリットもあります。

ここでは、カウンターキッチンの主なデメリットを3つ紹介するので、メリットともに把握しておきましょう。

生活スタイルによっては、カウンターキッチン以外のキッチンのほうが使いやすい場合もあります。

片付かなくて生活感が丸見えに

カウンターキッチンのなかでも、アイランド型キッチンは隠せる場所がありません。

キッチンのすべてが家族はもちろんのこと、お客様にも丸見えになります。

キッチンはいくらおしゃれに片付けようとしても、どうしても生活感を感じさせてしまいやすい場所です。

また、育児・家事・仕事を両立している場合はどうしても片付けや掃除まで手が回らないこともあるでしょう。

キッチンが雑然としていると、リビング中が雑然として見えることもあります。

リビングが客間を兼ねていると、お客様も呼びにくくなります。

匂いがリビングやダイニングにも広がる

調理中に換気扇を付けていても、リビングやダイニングにも匂いが広がります。

特に、匂いの強い揚げ物や焼き肉などをしていると、半日から1日は匂いが籠もってしまうケースもあるでしょう。

また、匂いがカーテンやソファーに付くと取れにくくなります。

新築の注文住宅だと余計気になるかもしれません。

特に、アイランド型のキッチンは防火の観点からガスコンロよりIHクッキングヒーターになりやすいです。

しかし、IHクッキングヒーターはガスコンロに比べて上昇気流が弱い欠点があります。

換気扇を回しても臭いや煙をうまく吸い取ってくれないので、余計匂いが気になることが考えられるでしょう。

油汚れなどが飛び散りやすい

フルオープンのキッチンだと、油汚れがリビング側に飛び散ります。

揚げ物はもちろんのこと、油多めの炒め物でも油は飛び散るでしょう。

飛び散った油は床や壁に付いて油汚れになり、時間が経つほど落ちにくくなるので掃除も大変です。

ガスコンロの壁の汚れがリビングについたと考えるとイメージしやすいかもしれません。

まとめ:よく検討して決めよう

人気のカウンターキッチンはメリットも多いですが、デメリットもあります。

流行だから、おしゃれだからなどの理由だけで決めてしまわず、料理をする頻度やキッチンに収納したいもの、子どもの年齢などもよく考えてキッチンの種類を決めましょう。

背面タイプのキッチンでも、間取りを工夫すれば明るく開放的なものになりますよ。

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