【注文住宅】おしゃれな外観を作る5つの方法とは?
注文住宅を建てるけれど、どんな外観にしたら良いか悩んでいませんか?
おしゃれな外観に憧れるけれど、どうやったらおしゃれになるの?
外観づくりのポイントってあるの?最近人気の外観ってどんな雰囲気?などの疑問にお答えしていきます。
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注文住宅の外観の決め方
注文住宅の外観を決めるときは、次の3つのステップを踏まえて考えていきましょう。
家のコンセプトを決める
まずは、注文住宅の外観コンセプトを決めましょう。
シンプル系、ナチュラル系、和モダン系など大まかで良いので方向性を決めましょう。
また、「〇〇の映画やドラマに出てきた家みたいに」や「車を主役にした家」など外観に関する希望のイメージを固めておくと良いでしょう。
家の形を決める
次に家の形を考えましょう。
土地の形と道路面を考慮した上で、インターネットで色々な家の外観を検索したり、実際に住宅街を見て回ることで、自分の好きな外観がどのようなものか絞り込むことができます。
絞り込んだら、その家のどこが好きなのかを考えてみましょう。
屋根の形、窓の配置、外壁材の使い分けなど、実際に取り入れたい部分は何かまで考えておくとメーカーとの打ち合わせ時にスムーズに進みます。
メインカラーを決める
家のコンセプトや形を絞り込んだら、何色をメインにしたいかを考えます。
広い面積を占める外観のカラーは、家のイメージに直結します。
好まれるのは汚れが目立ちにくく失敗の少ないベージュやグレーなどの淡い色ですが、清潔感のある白やおしゃれさが際立つ黒い外観も人気です。
外観の色は多くても2色までにするとバランスを保ちやすく無難です。
注文住宅の外観の種類
では次に、近年どのような外観が人気があるかを紹介していきます。
シンプルモダン
シンプルな家に現代的な要素を取り入れたデザインで、余計なものを省いた直線的なラインのスタイリッシュな外観のことをシンプルモダンと言います。
近年一番人気のデザインです。
金属やコンクリート、ガラスなどの工業的なものを使用するとよりモダンさが際立ちます。
逆に天然目などの自然のものを取り入れることで、ナチュラルなテイストや可愛らしいテイストに寄せることもできます。
ナチュラル
コンクリートや金属など工業的なものを極力避け、天然木やタイル、漆喰など自然のものを使い、曲線を取り入れるなどして、やわらかな雰囲気に仕上げたデザインのことです。
自然素材を使うことから、植栽との相性も良く、花や緑が好きな人が好む外観です。
エレガント
上品で高級感、重厚感のあるデザイン性の高い外観です。
明るい色を基調とし、タイルやレンガを使用した洗練された高級ホテルのような華やかな外観です。
室内にはシャンデリアやアーチ状の階段、猫足の家具が似合います。
和モダン
昔ながらの純和風の日本家屋に現代的な新しい建築を取り入れた落ち着いたデザイン。
グレーやブラウンなど落ち着いたカラーを外壁に使用することが多く、幅広い年代の方に好まれます。
玄関や柱、壁の一部に木の素材を使用することでデザイン性が高まります。
北欧
フィンランド・デンマーク・スウェーデンなど北欧地方の家を真似たデザインです。
家の形状は凹凸のないシンプルな形であることが多く、額縁のような白い窓枠、屋根はやや角度のある三角屋根。
外壁はラップサイディングでアースカラーを使用することが多く、ペールブルー×白などツートンカラーも人気です。
アメリカン
アメリカンスタイルは、切妻屋根にラップサイディングの外壁、屋根の付いた広めの玄関ポーチ(カバードポーチ)、天井裏部分にあるドーマー屋根が特徴です。
アメリカンスタイルにも微妙な違いがあり、1700年代にアメリカで建てられた天然木を使用した温かみのあるアーリーアメリカン(カントリー風)、サーフィンをする人達が西海岸に建てた西海岸風(サーファーズハウス)、ダークグレーなどの落ち着いた色合いのニューヨークスタイルの3つに分けられます。
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注文住宅の外観をおしゃれにする5つのコツ
では、実際に外観を考えるときに、どのようなことに気を付ければ、おしゃれな外観になるでしょうか。
屋根の形にこだわる
屋根の形によって、家の印象は大きく異なります。
また傾斜の角度によっても印象が変わります。
建てたい家のスタイルによって、屋根の形がある程度決まってきますが、屋根の形には次のようなものがあります。
切妻屋根
左右の屋根の傾斜角度と長さが同じで、正面から見たときに二等辺三角形に見える切妻屋根。最も一般的な屋根の形で和洋どちらにも合います。やや可愛らしい印象になるので、ナチュラル系の家によく似合います。
招き屋根
切妻屋根の頂点を上下にずらして段違いにし、左右の屋根の傾斜角度や長さを変えて変化をつけたもの。屋根の頂点をずらした部分にロフトスペースを作りやすいのが特徴です。
片流れ屋根
一方向にだけ勾配をつけた屋根のことで、近年人気が高まっています。シンプルでシャープな印象で、シンプルモダンな家によく用いられます。コストが抑えられるというメリットもあります。
陸屋根
傾斜のないフラットな形状の屋根。RC造や鉄骨造などの最近人気のキューブ型のシンプルな家の場合に陸屋根にすることが多いです。ルーフバルコニーとして屋上を活用できるのが特徴です。
寄棟屋根
4方向に傾斜のついた4面の屋根を組み合わせた屋根。横から見ると台形に見えることから、どっしりと落ち着いた印象の外観に。
外壁の色と素材を選ぶ
形が決まったら、外壁の色と素材を考えましょう。
外壁で一番人気の色はベージュです。
和洋問わずどんなスタイルの家にも似合い、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。
シンプルモダンな家なら、白、黒、ネイビーがよく合います。
北欧やアメリカンスタイルの家の場合は、カラフルな色を取り入れたり、ツートンカラーにするのも個性的でおしゃれな仕上がりになります。
色の失敗を防ぐためには、メーカーに外観のカラーシミュレーションの依頼をすると良いでしょう。
外壁素材の種類
外壁素材には様々な種類がありますが、最低限知っておきたい3つの外壁について説明します。
サイディング
パネルの形をした外壁材のこと。パネル状なので難しい技術が必要なく、デザインが豊富なので現在の日本の家の壁の約9割がサイディングで占められています。サイディングには窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂サイディング、木質系サイディングの4つの素材があります。シンプルモダン、北欧、アメリカンなど様々なタイプの外観に使われます。
モルタル
セメントと砂を混ぜて作った塗り壁のこと。左官さんがコテで塗り上げる手間と技術が必要な作業です。一昔前の日本の家はモルタル壁が主流でした。ナチュラル系の家にはモルタルの壁がよく似合います。
タイル
エレガントで高級感のある外観を演出したいなら、タイルが効果的です。高級感のあるタイルは、初期コストがかかります。ただし、経年劣化が少ないので、長い目で見ると高いとは言い切れません。
窓の位置と形を考える
窓の位置や種類は、外観デザインに大きく左右します。
外観をおしゃれにする窓のポイントは2つ。1つは、窓のラインを揃えることです。
窓の高さがバラバラで揃っていない場合、外観が野暮ったくなります。
もう1つは、引き違い窓を多用しないこと。
昔からあり、安価な引き違い窓ですが、デザイン性に劣ります。
おしゃれさを追求したい場合は、窓を小さく少なくしたり、窓の種類と高さにこだわる必要があります。
窓の種類や位置は、間取りと同時に考えましょう。
窓の種類
実際の窓の種類を紹介していきます。
引き違い窓
昔からある、最も一般的な窓。レールの上を2枚のガラスがスライドして左右に開くので、開ける幅の調節がしやすく風がよく通るというメリットがあります。床まであり、出入口としても利用できる掃き出し窓と床から90㎝ほどの高さにある腰高窓があります。見た目的にはおしゃれとは言い難い窓です。
上げ下げ窓
2枚のガラスを上下に上げ下げして開閉する小さいサイズの窓。インテリア性のあるスタイリッシュなデザインで、おしゃれな外観に一役買います。防犯性が高いというメリットも。ただし、開閉がやや不便で引き違い窓に比べ風の取り込みは期待できません。
滑り出し窓
滑り出し窓には縦と横の2タイプがあり、窓枠の上下にあるレールに沿って、ハンドルを使って外側か内側に開ける小さな窓のこと。トイレなどの省スペースに重宝されますが、リビングなどに連続して並べることで、外から見たときにスタイリッシュなデザインになります。
FIX窓
はめ殺し窓とも言われ、窓枠にガラスをはめ、固定された窓。サッシがないのでよりスッキリとした印象で、正方形や円形などの形につくることもでき、完全にデザイン性と眺望のために設置します。細長い場合はスリット窓と呼ばれ、シャープでスタイリッシュなイメージに。ただし、開閉はできないため、風を取り込むことはできません。また、カーテンをつけることは想定されていないので、吹き抜けの上部など設置場所を選ぶ必要があります。
出窓
外に向かって張り出している出窓。インテリア性があり、奥行きがあるため、室内を広く見せる効果があります。また、外から見たときも窓が出っ張った形になるので、外観のアクセントになります。
玄関ドアを選ぶ
家の顔とも言うべき玄関は、外壁の色とのバランスを見ながら、どんな色やデザインにするかを考えましょう。
玄関ドアに赤やグリーン、ネイビーなどの鮮やかな色を取り入れると目を引くおしゃれな玄関になりますし、外壁に馴染む色を選ぶと上品なおしゃれさが出ます。
また、素材には木製ドアと金属製の2種類があります。
一見、木製に見えても木目調の金属ドアがほとんど。
風合いを重視するなら木製ドアですが、防火面やスマートキーなどの機能面を重視するなら金属製がおすすめです。
植栽と外構のトータルバランス
植栽や外構は住宅とのバランスが外から見るイメージを決定づける重要なポイントです。
外構には以下の3タイプがあります。利便性とスタイリッシュさの両方を兼ね備えた外構を考えてみてください。
オープン外構
フェンスなどで囲わないオープン外構は、開放感があります。庭を広く確保でき、駐車もしやすいというメリットがあります。
クローズ外構
フェンスや植栽で住宅を囲む外構です。庭で子どもを遊ばせたり、バーベキューをするなどプライバシーの確保ができます。
セミクローズ外構
門扉や植栽を使って部分的に囲む外構です。バランスよく緑や門柱を取り入れれば住宅をおしゃれに引き立たせます。
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注文住宅の外観で後悔しないためには
一度完成してしまうと、外観は簡単に変更できません。
後悔しないように何ができるかをご紹介します。
大きなカラーサンプルで素材の確認をする
外壁材と屋根材は外観のほぼ全ての部分なので、家を建てた後に「こんな色だと思わなかった!」という後悔は一番したくありません。
そのためにも、サンプルを見るときはなるべく大きなサンプルで確認しましょう。
また、屋内と屋外とでは日の当たり方が異なり、色の見え方も違います。
サンプルは必ず屋外で確認しましょう。
こうすることで、イメージの違いをなくすことができます。
外観のメンテナンス性を考える
暑い日差しや風雨にさらされる屋根や外壁は、日々、劣化していきます。
多くの場合、10~15年程で、汚れや塗膜のはがれや錆び、クラックと呼ばれるひび割れが起きるのが一般的です。
こだわりばかりを優先して外壁材や屋根材を選ぶと、標準よりも早い段階で汚れがつきはじめてしまい、後悔することになりかねません。
屋根材や外壁材を選ぶ時には、汚れが目立たない色や落ちやすい素材を選ぶなど、デザインだけでなくメンテナンス性も考えた上で選ぶことをおすすめします。
素材によってコストに違いがある
おしゃれな外観をキープしたければ、外壁や屋根の塗装や張り替えを定期的に行う必要があります。
塗装や張り替えにはかなりの費用がかかるため、屋根材や外壁材を選ぶ時には将来のメンテナンスコストまで考えたいもの。
例えば、外壁材で人気の窯業系サイディングは初期費用は抑えられますが、メンテナンス時期が7~10年とやや短め。
一方、タイルは初期費用が高くつきますが、メンテナンスフリーと言われるほどメンテナンス時期は長めです。
外壁や屋根材を選ぶ時は初期費用だけでなく、ランニングコストの違いまで知った上で選ぶと建てた後の後悔が少なくなるでしょう。
風雨や太陽から守る屋根や庇づくり
シンプルなデザインを追求するあまり、庇を付けなかったり、屋根の軒先をカットする場合があります。
近年は庇のない箱型の家が人気ですが、屋根や庇は本来、玄関や窓に雨が降りこむのを防いだり、夏の日差しから室内を守るという役割があります。
おしゃれな暮らしのために庇をなくす場合は、デメリットを知った上で慎重に考えることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
おしゃれな外観を作るにはポイントがあることがお分かりいただけたでしょうか。
おしゃれな外観にするだけでなく、実際に生活することを想像して、実用面やメンテナンス性、コスト面も考慮しながら、後悔のない理想の外観づくりを実現してください。
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