注文住宅の値引きは可能?品質を落とさず値引きをする5つのコツ
注文住宅の建築費用は高く「できれば値引きしてくれないかな?」と考えたことはありませんか?
結論からいうと、注文住宅でも値引き交渉は可能です。
ただし、注文住宅はお客様の希望に応じてプランを作成するため、強引に値引き交渉をすると納得のいかない家に仕上がる可能性があります。
そこで、注文住宅の値引き交渉は避けたほうがいい理由や値引き相場、値引き交渉のコツをお伝えします。
値引き交渉をした結果、家づくりで失敗しないために注文住宅を建築予定の方は、参考にしてくださいね。
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注文住宅は値引きされにくい
注文住宅は一般的に、値引きされにくいと言われています。
建築してから販売する建売住宅のように、回収しなければならない費用がなく、早く売り切るために値引きする必要もありません。
また、注文住宅はお客様から注文を受けて、物件に合わせた建材や設備を仕入れて建築するため売れ残るリスクがありません。
値引きに応じてくれるケースはありますが、注文住宅の場合は値引きではなく、計画変更による価格調整が一般的です。
したがって、注文住宅は値引きがまったくできないわけではありませんが、むやみな値引き交渉は避けたほうが良いでしょう。
強引な値引き交渉を避けたほうがいい理由
注文住宅で値引き交渉をすると、場合によっては自分たちにとって良くない状況になる可能性があります。
その理由を具体的に見ていきましょう。
家の品質が下がるリスクがある
注文住宅で値引き交渉すると、最初に値下げされるのは建材や施工会社への発注金額です。
注文住宅はお客様の希望に合った家を設計し、プランに合わせて設備や建材を用意します。
そのため、値引き交渉すると、建材を安くて品質の悪いものに変更して、家全体の価格を下げることになるかもしれません。
さらに施工会社の費用を安くしようとした結果、人件費削減や手抜き工事につながって、住宅の質が悪くなる可能性があります。
このように、注文住宅を値引きすると、金額が安くなるだけでなく、家の品質に影響することもあり得ます。
担当者からの信頼を失うリスクがある
注文住宅は担当者と一緒に住宅プランを組んでいくため、信頼関係を築けていないと良い家づくりはできません。
理想の家づくりを順調に進めるには、担当者との信頼関係や相性が大切です。
値引き交渉ばかりすると、担当者からの信頼がなくなり、良い提案をしたいと思ってもらえなくなるかもしれません。
最悪の場合は迷惑客とみなされて、もとの金額であっても契約を断られる可能性があります。
気に入っているハウスメーカーや工務店で家を建てられなくなる可能性もあるため、値引き交渉のしすぎには注意しましょう。
注文住宅の値引き相場
注文住宅を値引き交渉する前に、工務店やハウスメーカーはどのぐらいなら値引き交渉をしてくれるのかを把握しておきましょう。
工務店とハウスメーカーでは、値引き率が異なります。
工務店の場合、値引率の相場は見積もり額の3%程度です。
工務店の見積もりはそもそも最初から現実的な金額を提示していることが多く、大々的な広告を打っていないため、広告宣伝費の上乗せがほとんどありません。
したがって、大幅な値引きは期待できません。
一方で、ハウスメーカーの値引き相場は、見積もり額の3〜8%程度です。
広告や展示場にかかる費用も含まれているため、工務店に比べると若干値引き率が高い傾向があります。
ただし、大手ハウスメーカーの値引き率は会社の規定で決まっており、営業担当者の独断で値引きできません。
そのため、相場の値引き率から大きく外れはしないでしょう。
注文住宅の品質を落とさない値引き交渉のコツ
注文住宅の品質を落とさずに値引き交渉するには、タイミングを見計らって価格を確認しながら進めていくことが大切です。
値引き交渉の5つのコツを見ていきましょう。
契約直前に一度だけ
値引き交渉の効果的なタイミングは、契約前です。
具体的には担当者と長い時間を費やして準備してきて、プランの詳細も決まっており、あとは判を押すだけのときです。
もし早い時期に値引き交渉すると、金額に合うグレードのプランで見積もりを出されてしまうでしょう。
しかし、契約目前の段階ならグレードを下げられる心配がなく、担当者は早く契約につなげたい気持ちが強い状況です。
さらに、担当者とはすでに何度も顔を合わせてやりとりしているので、信頼関係もできています。
こちら側が真剣に値引き交渉を切り出すと、担当者も真摯に取り合ってくれるでしょう。
複数社から相見積もりを取る
注文住宅の適正価格を知るために、複数の工務店やハウスメーカーから見積もりを取りましょう。
見積もりを出してもらうときは、どのような家にしたいか具体的に伝えることが大切です。
設備や付帯工事など必要な費用がすべて見積もりに盛り込まれているかどうかを比較し、値下げできそうな箇所を検討します。
また、複数社に見積もりを依頼していると各社に事前に伝えることで、契約を決めてほしいという思いから値下げ交渉に応じてくれる可能性が高くなります。
担当者を味方につける
担当者に「なんとかしてあげたい」と思ってもらえるような相談をすると、値引き交渉をしやすくなります。
値引き交渉をする際は、以下のような伝え方を参考にしてみてください。
- 担当者が提案してくれた間取りは気に入ったけど、金額が〇〇万円に収まらないと契約に進めない
- 家の構造や設備の品質の良さは気に入ったけど、少し予算オーバーで悩んでいる
担当者が真剣に取り合ってくれたときは、約束通り契約に進むことを前提に値引き交渉を始めてみましょう。
値引き額だけで契約先を決めない
値引き率や値引き額だけで契約先を決めてしまうと、実際に住み始めてから後悔することがあるかもしれません。
工務店やハウスメーカーを選ぶときは、担当者との相性や品質、プランなども重要なポイントです。
値引き額だけを見て契約先を決めると、理想の家のイメージがうまく伝わらず、満足できない仕上がりになる可能性があります。
住み始めてから後悔しないように、品質やプラン、設計力、コストなど総合的に判断して決めましょう。
相場より安くなっているかチェックする
値引き交渉に応じてもらったときは、相場価格よりもどのぐらい安くなったかも忘れずに確認してください。
万が一、もとの見積もりが値引き前提で高く設定されていたら、値引きしてもらっても実質は安くなっていません。
相場との差がわからないままでは、本当に値下げされたかどうかがわからないまま契約が進んでしまいます。
そのため、値引き交渉する前に複数社から相見積もりを取って相場を確認し、本当に適正価格よりも下がっているかを確認しましょう。
まとめ
注文住宅はお客様からの依頼を受けて間取りプランを作成し、希望に合った最適な家を建築します。
そのため、大幅な値引きは期待できません。
また、値引き交渉をしすぎると、家の品質や設備のグレードが下がる可能性があります。
注文住宅で値下げ交渉するときは、相場の値下げ率の範囲内で交渉しましょう。
複数社から見積もりを取って、値下げできそうな箇所を把握したうえで、適切なタイミングで交渉してみてくださいね。
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