【注文住宅】快適なリビングの広さはどれくらい?限られた面積で広く見せるコツ!
広いリビングに憧れるけれど、広いリビングって何畳必要?18畳以上?20畳以上?
リビングの広さは畳数だけで決まるわけではありません!
リビングが広く見えるコツからメリットデメリットまでをお伝えします。
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そもそもリビングの定義とは
リビングとは、読書やテレビ・映画を楽しむなど、家族の誰もがくつろいで過ごすことができる家族団らんの場であり、来客をもてなす場でもあります。
かつて日本においては「居間」が家族が集まる場、「客間」が来客をもてなす場でしたが、客間が一般的ではなくなり、現在ではリビングは家族がくつろぐ場であり、来客をもてなす場にもなっています。
快適なリビングの平均的な広さは?
LDKの平均的な広さは16~20畳が一般的です。
16畳と言っても広さのイメージがしにくいかもしれませんが、対面キッチンを設置すると約5畳が必要です。
残り11畳がリビングダイニングとすると、ダイニングとリビングがそれぞれ5.5畳の計算になります。
5.5畳あれば、4人掛けのダイニングセットと3人掛けのソファセットとテレビを置くスペースを確保できます。
大きめの家具を置いて、ゆとりを持ちたい場合は、LDKに20畳程度が必要です。
注文住宅で広さを決めるポイント
家族の人数
家族の人数が多ければ、リビングに置くソファや家具の大きさは大きくなります。
収納する物も増えるため、収納のサイズも大きくなります。
夫婦2人暮らしなら、2人掛けのソファがあれば十分なリビングも、子どもが増え成長するにつれ、座るスペースの確保が必要になるので、家族の人数が多いか少ないかはリビングの広さを左右することになります。
リビングとキッチンの形
リビングキッチンの形が正方形かⅠ型かL 型か変形型かによって、広さの感じ方は変わってきます。
対面キッチンの正面にダイニング、その先にソファセットがある一直線の形は目線が抜けるので広く感じます。
同じ畳数でもL 型のLDKでキッチンからリビングが直接に見えない場合は視線がカットされ、Ⅰ型に比べ奥行きも狭くなるためやや狭く感じます。
また、キッチンの型によってもLDKの広さは変わります。
対面キッチンやⅡ型キッチンに比べ、壁付けのⅠ型キッチンは場所を取らないため、リビングダイニングを広く取ることができます。
家具、家電のサイズ
家が完成してから家具を入れると「思ったより部屋が狭かった」という後悔がよくあるようです。
あらかじめ、リビングに置く家具やテレビのサイズが決まっている場合は、それを考慮してリビングの広さを決めた方が賢明です。
3人掛けソファと52V型の液晶テレビを持っている場合を見てみましょう。
一般的な3人掛けソファの場合、幅は170~200cm、奥行きは130cm程度です。
また、テレビは画面の高さの約3倍の距離を空けて見るとストレスがないとされているので、52V型の液晶テレビの場合、高さが約65cmで、65×3は195cmとなるため、液晶画面まで約2mの距離が必要です。
ソファの奥行きとテレビボードの奥行き約40~45cmを考慮すると130+195+45=370cm。
6畳の部屋のサイズは約360cm×270cmなので、6畳のリビングに3人掛けのソファと52V型のテレビを置いても若干ゆとりがあります。
3人掛け以上のソファやもう少し大きなテレビ、その他の家具を置きたい場合は、リビングに6畳以上の広さが必要になります。
広いリビングのメリット
家族が集まっても広々
家族にとっての憩いの場であるリビング。リビングが広ければ、家族全員が集まっても窮屈さを感じず、ゆったりと過ごすことができます。
大きなソファを置いて全員が座ることも可能ですし、子どもが小さい頃は子どもが遊んでいても、その横で大人がくつろいで過ごすことができるでしょう。
思春期になると、座るところがないからと部屋に閉じこもってしまう可能性を防ぐこともできます。
来客を招きやすい
リビングが広ければ、来客時に対応しやすいというメリットもあります。
来客が座るスペースを十分確保できるので、友人や親兄弟、子どもの友達が集まる時など、来客の人数が多くても対応可能です。
また、キッチンからある程度離れているため、来客から作業している目線を遮りやすいというメリットもあります。
在宅勤務がしやすい
在宅勤務やオンライン学習をする場合、個室などのスペースを確保できない場合は、リビングを活用することができます。
リビングが広ければ、小さな子どもが遊ぶのを見守りながら、在宅勤務をすることも可能ですし、リビングにデスクを置き、作業スペースを確保することも可能です。
おうち時間が楽しめる
外出を控えるようになったコロナ禍。おうちキャンプやホームパーティーなどもリビングが広ければ可能です。
また、たくさんの本を収納する本棚を設けたり、趣味のコレクションを飾ることもできます。
広いリビングで、1つの空間に居ながら、家族それぞれが好きなことをして過ごす「おうち時間」を楽しむことが可能です。
広いリビングのデメリット
光熱費がかかる
広々として快適なリビングですが、広い分、どうしても冷暖房の効きが悪くなります。
部屋全体を涼しくしたり暖めたりするのに電気を使うため、光熱費がかさんでしまいます。
部屋が広くても、しっかりと断熱が施されていれば、エアコン1台で十分に効き目があるので、広いリビングを希望する場合は、断熱面をしっかりと考えると良いでしょう。
リビング以外の部屋に制限がかかる
リビングを広くする場合、敷地面積には限りがあるので、リビングと同じ階にある個室や浴室、洗面、脱衣場などがどうしても狭くなってしまいがち。
間取りを考えている段階では気になりませんが、浴室や洗面脱衣場が狭いのは、生活し始めてから後悔してしまいがちです。
水回りや他の部屋とのバランスを考えてリビングの広さを確保しましょう。
片付けや掃除が大変
広いリビングをきれいにキープしておくのは意外と大変です。
掃除機をかけるにもコンセントを差し替える必要があり、広い床の拭き掃除はかなりの時間と労力がかかります。
また、広い分、取りあえずのつもりで置いたものが何日もそのままになってしまい、だんだんと不要なものが増えてしまう可能性も。
注文住宅でリビングを広く見せるコツ
天井高を高くする
広さが十分に確保できない場合は、天井高を高くすることで、畳数以上に広く感じられます。
視覚的な効果で、上部に広がりがあると空間に広がりを感じられます。
通常より、5~10cm高くするだけでも違いを感じますし、天井に梁を飾って凹凸をつけたり、吹き抜けにしたり、勾配天井にすることでも広さを感じられます。
間仕切りを少なくする
視界を遮る壁を少なくすれば大きな空間が確保できます。
リビングに隣接する洋室や和室との境目になるべく間仕切りを設けず、ワンフロアにすることで、実際の面積が広くなります。
個室としての利用を考える場合は、枠のない引き戸のハイドアにすることで、開け放つとつながりのある大空間になります。
オシャレなガラスの間仕切りも開放感があり人気です。
壁紙に薄い色を使う
壁の色が濃いと圧迫感を感じてしまいますが、白やベージュ、薄いグレー、パステル調などの淡い色の膨張効果を壁紙に使用することで、広さを感じることができます。
壁だけでなく、建具も壁紙に近い淡い色で揃えると圧迫感を感じません。
収納を設け、リビングをスッキリさせる
広いリビングを確保したいがために、リビングに収納がないプランを見かけます。
ですが、リビングで使うものはリビングに片付けたいため、結局は収納家具を置くことになり空間が狭くなります。
リビングがすっきりと片付いた状態を維持するには、リビング収納を設け、すぐに片付けられるようにしておくと良いでしょう。
背の低い家具を置く
リビングは家具を入れることで、見える床の面積が狭くなり、実際よりも狭く感じてしまいます。
高さのある家具は圧迫感を感じてしまうので、座った時の目線よりも低い家具を置きましょう。
同じ収納量なら、高さがあるものよりも横に長いものを選ぶと良いでしょう。
家具の高さを統一することも効果的ですが、高さのある家具ばかりを統一して置くと圧迫感が出てしまいます。
スペースの関係で、高さのある家具を選ぶ場合は、なるべく壁に近い色やスリムなものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
リビングを広くするには、単純に畳数を広くするだけでなく、様々な工夫によって、広さが感じられるということが、お分かりいただけたでしょうか。
キッチンとの兼ね合い、リビングの形状、家具、壁紙の色によっても広さが変わってくるということをお伝えしました。
ご紹介した要素を上手に取り入れて、広々としたリビングづくりを楽しんでください。
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