注文住宅ならではの玄関とは?失敗しない収納・広さ・ドアの決め方

注文住宅ならではの玄関とは?失敗しない収納・広さ・ドアの決め方

「家の顔」ともいえる玄関は、注文住宅を建てるならぜひこだわりたいポイントです。

でも、広さはどのくらいがいいか、収納はどのくらい必要か、明るさは、玄関ドアは?考え始めると、迷うポイントはたくさん!

この記事では、そんな注文住宅の玄関で考えるべきポイントを詳しくご紹介します。

玄関を設ける方角ごとの特徴や、注文住宅ならではの玄関づくりのアイデアもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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注文住宅の玄関で考えるべきポイント

まずは、注文住宅の玄関で考えるべきポイントをご紹介。

広さやデザイン、明るさなど、押さえておくべきポイントをお伝えします。

広さ

注文住宅の玄関は3畳が標準的な広さとされています。

ざっくり分けて玄関は土間、ホール、収納で構成されますが、3畳あればそれぞれ1畳ずつと考えられます。

ただ、シューズクロークを設けるか、玄関で来客対応をすることがあるかなどによって変わってくるため、ライフスタイルに合わせて選択しましょう。

基本的には、家族の人数や置くものに見合った広さであれば大丈夫。

ベビーカー、三輪車、傘立てなど、玄関に何を置きたいかを考えてシミュレーションしましょう。

収納

収納

すっきりした玄関を作るには収納もポイントです。

下駄箱の大きさは家族の持つ靴の数に合わせて選択しましょう。

今は小さい子どもの靴も、成長すると大人と同じサイズになるため、余裕を持たせておくのがおすすめです。

また、子どもがいるご家庭に人気なのがシューズクローク。

靴以外(アウトドアグッズ、ガーデニンググッズ、子どものおもちゃなど)も収納できるほか、ベビーカーなどの置き場としても便利です。

デザイン

玄関はその家の顔。

デザインにも気を遣いたいところです。

玄関は靴があるだけでさまざまな色が入り、雑然とした印象になりやすいため、床、壁、建具、玄関ホールなどは統一感を持たせてシンプルに仕上げるのがポイントです。

特に床は汚れるため、汚れが目立ちにくい、落としやすい素材にすると清潔に保ちやすくなります。

また、玄関のクロスも外から帰ってきた手で触れるため、汚れやすい箇所。

撥水性のあるクロスにしておくと、汚れにくくなるのでおすすめです。

ドア

ドアも玄関のデザインを考えるうえで重要なポイントです。

内側から見たデザイン、外観とのバランス両方を見て決めましょう。

ただし、開き方(開き戸か引き戸か、引き戸のタイプ)や遮熱性、セキュリティなど、機能面も考えておくことが必要です。

窓だけで明るさが足りない場合は、スリット入りのドアを選択して採光する方法もありますが、室内の明かりが外に漏れる、人影が見えることもあるため、防犯面では気になる点も。

慎重に選択しましょう。

室内への動線

室内への動線

玄関づくりでは、洗面所、トイレ、リビングなどへの動線を考えておくことも欠かせません。

例えば、帰ってすぐ手を洗える動線にしたいなら、洗面所に近い間取りに。

来客時に家のなかをあまり見られたくないなら、玄関からリビングに最短で行ける間取りが便利です。

広さに余裕があるなら、玄関→シューズクローク→ホールのように、家族専用の別動線を作るのもおすすめ。

家族の靴や外出に必要な小物がシューズクローク内に収まるため、玄関をきれいに保つことができます。

明るさ・通気性

注文住宅の玄関を考えるには、窓も重要なポイントです。

玄関に窓がないと日中も電気をつけないと暗くなってしまうほか、湿気や臭いがこもりやすい玄関で通気性も保てません。

対策としては玄関に窓を作る、それが難しければスリット入りの玄関ドアにする、玄関を吹き抜けにするなどの方法があります。

工夫次第で開放感があって明るい玄関になるでしょう。

また、通気ができるドアを選択すると、玄関だけでなく、家のなかの風通しも良くなります。

玄関はどの方角にする?

玄関を考えるときに、どの方角に設けるかはとても大切です。

ここでは、玄関の方角別の間取りを特徴とともにご紹介します。

東の玄関

東の玄関は朝日が入るため、家族が家を出る朝の時間に気持ちが良いのがメリット。

一般的に玄関の方角として人気なのも、南から東の方角です。

南か東に玄関を置くことを考えると、東側に配置することによって、日当たりの良い南側にリビングを配置しやすくなります。

また、風水の観点でも東玄関は良いとされています。

西の玄関

西の玄関

家の西側は、西日が入ることから大きな窓を避ける方も多い方角です。

その西側を玄関にした場合、居室としては有効活用しにくい西側を玄関として活用できるのがメリットです。

その結果、東側や南側に部屋や庭を配置しやすくなるでしょう。

ただ、毎日西日が当たる玄関ドアはどうしても劣化しやすくなるため、西の玄関を選択するならドアの素材にも気を遣うのがおすすめです。

南の玄関

南の玄関は日当たりが良いため、明るい玄関にしたい方には最適です。

また、風水でも南の玄関は吉相とされており、人気があります。

その一方で、南側を玄関にすることでリビングや居室などを南側に設けにくくなる点や、玄関横に駐車場や庭を作った場合に、道路からリビングや居室など、なかが見えやすくなるデメリットもあります。

北の玄関

北側はどうしても日当たりが悪くなるため、薄暗く寒い玄関になってしまいがちです。

ただ、北を玄関として利用することによって、日当たりの良い東側や南側にリビングや居室を設けやすくなります。

北側は一日を通して直射日光が差し込まずやわらかい光が入るため、高い位置に窓を設けるなどで明るさ対策は可能です。

また、遮熱機能にこだわって玄関ドアを選ぶと寒さ対策もできるでしょう。

注文住宅ならではの玄関のアイデア例

少しの工夫で、暮らしやすさを追及できるのが注文住宅のメリット。

ここでは、注文住宅ならではの玄関のアイデア例をご紹介します。

ガレージから直接入れる

車を使う機会が多いご家庭なら、ビルトインガレージで直接玄関へ入れるようにする間取りがおすすめです。

ガレージから直接入れる玄関なら、大きな荷物や子どもを抱えていても、最短距離で家のなかへ入れます。

また、雨の日も濡れずに車に乗り降りできる、寒い日も外出しやすくなるなどの点もメリットといえるでしょう。

手洗いボウルを設置

近年の注文住宅で人気なのは、玄関に手洗いボウルを設置する間取り。

帰宅後にすぐに手が洗えるため、ウイルスや汚れを家のなかに持ち込むことがありません。

玄関に手洗いボウルがあると掃除にも便利で、玄関をきれいに保ちやすいのもポイント。

アウトドア用品や、子どもが外で使ったおもちゃ、ボールなど、汚れたものを玄関できれいにしてから収納できます。

玄関ニッチで小さな収納を作る

玄関の広さや収納が十分に確保できない場合、玄関にニッチを設けると効果的です。

スリッパ、自転車の空気入れ、マスクなど、ちょっとしたものを収納するのに便利です。

ミラー扉付きにすれば、姿見と収納を兼ねることもできるでしょう。

また、コンセントを設置すると電動自転車の充電もできるなど、使い方次第で機能的な玄関づくりに役立ちます。

まとめ

「家の顔」となる玄関。

家族が毎日使い、ときにはお客様を迎える場所だからこそ、広さや収納、明るさやデザインなどさまざまなポイントにこだわりたいものです。

ちょっとした工夫でいつもきれいに保ちやすくなり、心地良いスペースが作れますよ。

今回ご紹介した、注文住宅ならではの玄関づくりのアイデアも参考に、暮らしやすい家づくりを実現してくださいね。

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