注文住宅を中古で購入するのはメリットが大きい?デメリットはあるの?
注文住宅を中古で購入するとどんなメリットがあるでしょうか?
また、デメリットは何でしょう?
ここでは、注文住宅を中古で購入するメリット・デメリットから、中古住宅の購入はどんな人に向いているか、さらに、中古住宅を購入する際の注意点までをご紹介します。
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注文住宅を中古で購入するメリット
自分の理想の間取りやデザインを自由に詰め込めることが魅力の注文住宅ですが、他の人が建てた注文住宅を中古で購入することには、どんなメリットがあるのでしょうか?
具体的にご紹介していきます。
手ごろな価格で手に入る
一番の魅力は新築の注文住宅、建売住宅に比べ、価格が手ごろという点です。
新築と同様の広さ・立地と比べると、築年数にもよりますが、築10年で1,000万円ほど価格が下がることがあります。
築25年を経ると建物の評価額はほとんど無くなり、土地のみの価格になるほど。
価格の安さは大きな魅力と言えます。
恵まれた立地に物件がある
利便性の高い立地は、すでに住宅が建ち並んでいるため、新たに注文住宅を建てようとすると駅から離れてしまうことがほとんど。
中古住宅なら、まだ住宅が密集する前に建てられた物件のため、都会の場合でも最寄りの駅まで徒歩10分以内など、恵まれた立地に物件が見つかりやすいです。
住みたいエリアに住むことができる点は中古住宅の大きなメリットです。
こだわりの物件や大手ハウスメーカー物件を購入できる
万人受けするように建てられる建売住宅とは違い、注文住宅は、建築時にオーナーさんがこだわって建てた物件です。
そのこだわりを気に入ってしまえば、中古の注文住宅は非常にお買い得だと言えます。
他の人が便利だと思った設備、こだわって考えた間取りは自分にとっても使いやすいことが多いでしょう。
また、注文住宅は大手ハウスメーカーで建てられていることも多く、高気密・高断熱というばかりでなく、設備・建材に良いものが使われていることが多いです。
そうした住宅が手ごろな価格で手に入るのは大きなメリットです。
すぐに住み始めることができる
一から注文住宅を建てる場合は、住み始めるまでに最低でも半年、長ければ1年、もしくはそれ以上の時間がかかります。
それに比べ、中古の注文住宅はすぐに住み始めることができます。
入居前に壁紙だけ張り替えるなど、ちょっとした手直しをする場合でも数日から数週間で終わるため、家を建てるほどの時間はかかりません。
住みながら部分的にリフォームすることも可能です。
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実際の物件を確認できる
注文住宅を一から建てる場合は、建物が完成するまでどんな家になるのかを見ることはできませんが、中古の注文住宅は、すでに存在している建物なので、住宅そのものを見て、生活のイメージを想像してから購入するかどうかを決めることができます。
リノベーションすることで新築同様にできる
リノベーションとは、中古物件を購入し、柱などの構造部分を残して解体し、内部を造りこんでいくというものです。
こだわりの家に再度造り変えられることから人気が高まっています。
築年数の経った中古物件を選択することで価格が抑えられ、浮いた予算でリノベーションすれば、まるで新築の注文住宅のような住み心地になります。
注文住宅を中古で購入するデメリット
ここからは、中古の注文住宅を購入する場合のデメリットについてお伝えしていきます。
自分好みの家を見つけることが難しい
一から建てる新築の注文住宅に比べると、中古の注文住宅は自分たちの希望通りという特別感はありません。
また、建てた時のオーナーのこだわりが強く好みに合わない物件もあるため、せっかく希望の立地に中古の注文住宅を見つけたとしても、自分の好みとは限りません。
多少の間取り変更など、リフォームやリノベーションを頭に入れておきましょう。
大きな間取り変更は難しい
建物の構造によっては、希望する間取りへの変更が難しい場合があります。
戸建て住宅には、撤去しても問題ない壁や柱と、構造上、撤去することのできない壁や柱があります。
特に2×4(ツーバイフォー)で建てられている場合は、間取り変更が難しいため、リノベーションして住むつもりならば制限されることになります。
購入前に構造までチェックしておくと良いでしょう。
設備が古かったり傷みが大きい場合、リフォーム費用がかかる
築年数が経っていて、キッチン、お風呂、洗面、トイレなどの設備が古く、傷みが大きい場合は、リフォーム費用がかかることを頭に入れておきましょう。
一般的には、築20年を過ぎると水回り設備の傷みが出てきます。
水回り4カ所のリフォームには少なくとも200万円程度が必要です。
以前に住んでいた人のことが気になる
中古の注文住宅は以前に住んでいた人の気配や気が残っていると感じることも。
もちろん、入居前には専門業者に清掃してもらう方も多いでしょう。
それでも、新築ではないので、完全にきれいになるわけではありません。
浴室や洗面所に汚れが残っている場合は、不快に感じることもあるでしょう。
対策として、以前に住んでいた方を知り、その方に好感が持てると不快感は減るようです。
また最近では、中古住宅を購入後にお祓いをする人も増えています。
住宅ローン審査が下りにくい可能性がある
中古の注文住宅でも住宅ローンは下りますが、担保価値が新築に比べて低くなるため、借りられる額が少なくなるというデメリットがあります。
そもそも住宅ローンとは、今から建てる(or買う)住宅を担保にして、金融機関が住宅資金を融資します。
中古の注文住宅は、新築と比べて資産価値が低いため、希望する融資額が受けられない可能性があります。
全額住宅ローンを当てにするのではなく、少しでも自己資金を準備しておくと良いでしょう。
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注文住宅の中古購入はこんな人にオススメ!
では、中古の注文住宅の購入にはどんな方が向いているのでしょうか。
条件の良い立地を探している人
駅やバス停、スーパーが近いなど、良い立地は人気が高く、新しく希望の場所に価格や間取りの条件を満たした土地や新築物件を見つけるのは至難の技です。
ですが、数十年前に建てた中古住宅なら良い立地に建っているため、利便性を重視している人は中古住宅の購入を検討すると良いでしょう。
自己資金が少ない人
中古物件は新築物件に比べ安く購入することができます。
物件にもよりますが、築10年程度で1,000万円ほど価格が下がる場合も。
自己資金が少ないなど、資金面で不安がある方には中古の注文住宅購入が最適と言えます。
中古の注文住宅を購入する際の注意点
最後に中古の注文住宅を購入する際の注意点についてお伝えしていきます。
耐震性に問題がないか調査を
中古の注文住宅を購入する場合は、築年数にもよりますが、耐震性について調べておくことをおすすめします。
特に1981年5月31日までの旧耐震基準(震度5強程度の地震で建物が倒壊・崩壊しない、補修すれば居住可能)や1981年6月1日以降に改正された新耐震基準(震度6~7程度の地震で建物が倒壊・崩壊しない)が定められるよりもはるか前に建てられた住宅の場合は、耐震チェックを行い、耐震性が低い場合は耐震リフォームを行うと良いでしょう。
住宅診断をしておくと安心
耐震性と同じく中古の注文住宅を購入する際に気になるのは、住宅の目に見えない部分が傷んでいるのではないかということです。
そこで、購入前に住宅の検査を行うのが「住宅診断(ホームインスペクション)」です。
建築士などの住宅診断士が住宅の劣化状態や欠陥があるか、修繕の必要があるかなどを客観的にチェックするというもの。
住宅診断をした上で、中古住宅を購入すれば、より安心感を持って住み始めることができるでしょう。
リノベーションがしやすいか確認
中古で注文住宅を購入する方の中にはリノベーションをしてから住もうと考えている方もいるでしょう。
ただ、ここで注意したいのは、住宅には、リノベーションしやすい家、しにくい家がある点です。
木造の戸建てには木造軸組み工法と2×4(ツーバイフォー)工法があります。
柱と梁で組まれている軸組み工法は間取り変更が容易なのに対し、面の組み合わせで作られている2×4は間取り変更が難しいとされています。
同じく一部ハウスメーカーが建てている木質プレハブ工法も間取り変更は難しいです。
壁紙の張替えや水回りを変えるなど、間取り変更を伴わないリフォームの場合は問題ありません。
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周辺環境や近隣住民との人間関係を把握する
中古住宅は、近隣住民が古くから住んでいる人が多いため、近所づきあいが濃密な地域も多く、自治会への参加が必須なことも。
また、区画整理で設けられた新興住宅地の場合は同時期に同世代の世帯が入居し、集まっているため、結束が強い傾向があります。
全ての人間関係を調べることはできませんが、お年寄りが多いのか、子育て世帯が多いのか、学生が多いのかなどは把握しておきましょう。
また、周辺環境についても詳しく調べておきましょう。
駅やスーパーなどの利便性だけでなく、周囲を歩いてみて、道路や公園、ゴミ収集場所、治安などをチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中古の注文住宅にはさまざまなメリットがある反面、デメリットがあることもお分かりいただけたと思います。
また、購入の際には注意点があることもお伝えしました。
メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、良い中古の注文住宅が見つかることをお祈りしています。
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