1階に寝室をおくなら?メリット・デメリットを踏まえて快適な間取りを考えよう!

1階に寝室をおくなら?メリット・デメリットを踏まえて快適な間取りを考えよう!

使い勝手の良さから子育て世帯にも人気の平屋建てですが、いかんせん十分な土地の広さを確保しづらいのがボトルネック。

寝室を1階においた平屋風の間取りで同じようなメリットを確保できれば良いですよね。

1階に寝室がある間取りのメリット、デメリットや注意点に触れながら、将来的にも満足できる間取りを知るポイントを紹介します。

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1階に寝室をおくメリットは

1階に寝室をおくメリットは

まずは1階に寝室をおく間取りのメリットを5つ紹介します。

「生活動線が短く毎日の家事が楽」「階段の上り下りがなく安全」など、特に小さな子どもがいる家庭にはうれしいメリットがたくさんありますよ。

階段の上り下りが少なくて済む

1階に寝室がある間取りでは、日常的に1階だけで生活できるのが大きなメリットです。

妊娠中や小さな子どもを抱えての階段の上り下りはとっても大変ですよね。

万が一にも転ばないように、手すりをしっかりと握ってゆっくり緊張しながら上り下りするのは心身ともに大きなストレスになります。

子どもが動き回るようになれば、階段から落ちないかと気が気じゃない瞬間も増えるでしょう。

その点、1階に寝室があれば日常的に階段を利用する頻度が少なくなり、毎日の家事や育児の負担を軽減できます。

薄暗いと子どもの昼寝にも最適

間取りにもよりますが、1階に寝室をおく場合は北側が多め。

北側は隣家と接していることが多いため窓も少なめで、構造的に外光を取り入れにくいことも珍しくありません。

日中でも薄暗いのはデメリットかと思いきや、子どものお昼寝には願ったり叶ったりの状況ともいえます。

リビングやキッチンと同じ階にあればすぐに駆けつけられるため、様子見に意識を取られすぎないのも魅力ですね。

夜間の災害時にも避難しやすい

1階に寝室をおく場合、夜間や就寝中に災害が起こったときの避難経路を短縮できます。

1分1秒を争う緊急時には、スムーズに避難できる間取りはとても大切なポイント。

玄関まで一直線に出られ、窓からも逃げられる点で1階に寝室をおくメリットは大きいでしょう。

病気や介護の移動が楽

家族の誰かが病気で寝込んでしまったとき、また将来的に介護が必要になったときなども1階に寝室があると重宝します。

階段を使う必要がなければ、寝たきりや車椅子での移動が圧倒的に楽。

日常生活はもちろん、通院などで外出するときも移動しやすく負担が軽減されるでしょう。

具合が悪い子どもの様子もすぐに確認できますよ。

家事や生活動線が便利に

1階に寝室をおく間取りは、家事や毎日の生活動線が短くなりやすいのが特徴です。

洗濯物を干すスペースや十分な収納スペースが1階に備わっている場合、上下階で分かれている場合に比べて家事動線は大きく短縮できます。

寝室、リビング、ダイニング、風呂やトイレなどが1階にまとまっていれば、それこそ上階に上がる頻度は年に数回という生活も十分に可能。

子どもが大きくなるまでは上階を趣味用途で活用し、必要に応じてプライベートが保てる子ども部屋とするのも良いですね。

1階に寝室をおくデメリットは

1階に寝室をおくデメリットは

一方で、1階に寝室をおく間取りにはデメリットもあります。

人によってデメリットになるかどうかはマチマチでしょうが、懸念材料として把握しておいて損はありません。

ここでは比較的デメリットだと感じやすいものを3つ紹介します。

洪水や土砂災害時の危険性

2階建てを含む多階層住宅のメリットの一つが、災害時に「垂直避難」の選択肢が生まれること。

洪水や土砂災害などに見舞われた際、緊急的に2階以上へ避難することで難を逃れた事例は多々あります。

幸いにも2階で寝ていたことで命が救われた事例もまた然り。

2階以上に寝室をおいた場合、図らずとも命が救われる可能性がある一方で、1階に寝室をおいていた場合は逃げ遅れるリスクが高まります。

1階に寝室を含む居住施設をすべてまとめていた場合には、1階が水や土砂にのまれてしまい生活設備の一切が使えなくなることも考えなければいけません。

防犯面の不安

戸建てにしろマンションやアパートにしろ「1階は防犯面が不安」という認識は広く一般的なものでしょう。

たしかに1階は沿道からの視線が届きやすかったり、侵入しやすかったりと防犯面の不安があるのは事実です。

場合によっては庭にゴミやタバコが投げ込まれるかもしれませんし、不審火にも警戒が必要でしょう。

ただ必ずしも1階だから防犯面が不利になるということではありません。

例えば2階にリビングをおく間取りでは1階の様子がわかりにくく、家に居ながら空き巣に入られてしまった事例もあります。

忘れずに戸締まりを行う、補助錠や音がなる砂利などを敷き詰めて侵入しづらくするなどの対策が必要なのは1階も2階も同じです。

意識的に防犯に努める必要性はそう大きく変わりません。

騒音が気になる

1階に寝室をおく間取りでは騒音が気になる可能性があります。

テレビ、冷蔵庫、給湯器、エアコン、室外機、洗濯機、玄関の開閉音などの生活音に加え、面する道路を通る人や車などの音も聞こえて来るでしょう。

深夜に酔っぱらいの声で目を覚ますかもしれません。

2階に子ども部屋をおくようになると子どもたちの生活音も気になる可能性があるなど、音に敏感な人にとっては大きなデメリットです。

間取り次第で快適度が変わる?ポイントをチェック

間取り次第で快適度が変わる?ポイントをチェック

1階に寝室をおく間取りのメリットやデメリットを紹介してきましたが、いずれも家全体の間取りで大きく変わります。

土地が広くキッチンやリビングなどを余裕を持って配置できる場合と、限られた土地に配置する場合とでは大きな違いがあります。

寝室を1階におくために全体の間取りに不都合が起きていないかどうかなど、総合的な判断が求められます。

狭小住宅の間取りの場合はリビングを2階に

1階にすべての生活空間を確保できない場合は、リビングを2階に設置するのも選択肢の一つ。

生活動線が上下階に分かれてしまうためメリットは少なくなってしまいますが、活動時間のプライバシーを確保しやすい、リビングからの眺望が良いなどのメリットがあります。

1階に広いリビングを作るよりも構造的な耐久性が増すため、地震や風などに強くなるのもうれしいポイントです。

また、隣家と逆の配置を取ることで生活音が干渉しにくくなります。

1階で生活できる平屋風の間取りは人気

一般的に平屋を建てるために必要とされる土地の広さは25~30坪以上。

一部を2階以上に配置するとして、20坪以上の土地がある場合は平屋風の間取りを採用するメリットは十分にあります。

生活時間のほとんどを家族が近い距離で過ごせたり、寝かしつけた子どもが起きてもすぐに気付けたり、さまざまな場面で便利さを感じられるでしょう。

また子どもが大きくなったときに上下階で生活空間を分けるのも簡単で、介護を含む老後の生活環境としてもメリットは多くあります。

比較的広い土地を確保しやすい田舎暮らしでは、平屋風の注文住宅がトレンドです。

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まとめ:子育て世帯にも人気の1階寝室

1階に寝室をおく平屋風の間取りは、妊娠中から老後に至るまで多彩なメリットがあります。

特に大変な幼児期の子どもを持つ家庭では、メリットをより身近に感じられるでしょう。

同じように寝室を1階に配置する場合でも間取りはさまざまです。

生活環境や将来設計などを加味しつつ、長く快適に使える間取りを見つけてくださいね。

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