ガレージを安く建てるために知っておきたいポイントや注意点をお伝えします!
注文住宅を建てる際、ガレージを一緒に作る方も多いのではないでしょうか。
この記事では「ガレージにはどのような種類があるの?」「安く建てるにはどうすればいい?」という方に向けて、ガレージの種類ごとの相場費用や安く建てるためのポイントをご紹介します。
安く建てるだけではなく、押さえておきたい注意点も説明するため、ぜひ最後まで確認いただき、後悔のないマイホームづくりにお役立てくださいね!
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ガレージの相場費用
ガレージの相場費用は、ガレージの種類によって変わってきます。
ここでは、ガレージハウス、独立型ガレージ、カーポートの相場費用をそれぞれご紹介します。
ガレージハウス(インナーガレージ)
ガレージと住宅が一体となったガレージハウス(インナーガレージ)。相場費用は以下のとおりです。
- 1台用(4~5坪):約250~400万円
- 2台用(8~10坪):約500~800万円
上記はあくまで相場費用で、素材やサイズによって価格には幅があります。
ガレージハウスは家の建設と同時に施工されるのが一般的ですが、リフォームや増築のタイミングで施工するケースもあります。
独立型ガレージ
住宅とは別で設ける独立型ガレージの場合です。独立型ガレージはその言葉のとおり独立した建物となり、サイズや構造によって大きく相場費用が変わってきます。
- 1台用(木造):約100~200万円
- 1台用(鉄骨):約150~300万円
- 2台用:約200~400万円
既製品を設置する場合は安く建てることができそうに感じますが、実際には既製品のガレージは本体組立費、基礎工事費用、土間コンクリート打設の施工費が別途かかります。
結果として、約90~120万円が相場費用となり、安くなるとはいい切れません。
カーポート
カーポートとは、駐車場に柱と屋根だけを設置する形のもの。
そもそもガレージとは別物ですが、ガレージとカーポート、どちらにするかで悩む方も多いでしょう。
カーポートを設置する場合の相場費用は以下のとおりです。
- 約40~100万円
カーポートも、広さや素材によって相場費用は異なります。
壁やシャッターで囲われていない分、ガレージと比較すると相場費用は安くなりますが、防犯性や風雨をしのぐ力は劣るため費用面以外も考慮して選択しましょう。
ガレージを安く建てるポイント
ガレージを安く建てるには、素材選び、オプションの厳選などいくつかのポイントがあります。
以下に詳しく説明しましょう。
費用を抑えられる素材を使う
ここまでご紹介してきたように、ガレージは使う素材によって費用が変わります。
具体的には木造 → 鉄骨 → 鉄筋コンクリートの順に高くなるため、素材を選ぶことで費用を抑えることが可能です。
ただし、木造は安く済むぶん、雨や紫外線で劣化しやすくメンテナンス費用がのちにかかることも押さえておく必要があります。
メンテナンスしやすいよう塗料や施工方法を選ぶなど、工夫することが重要となるでしょう。
オプションを付けすぎない
ガレージは注文住宅と同様、オプションを付けすぎると高額になってしまいます。
シャッター、照明、換気扇などさまざまなオプションがありますが、本当に必要なオプションに絞ることで安く建てることが可能となります。
例えば、シャッターが必要でも電動である必要があるか?手動で充分ではないか?など検討することで、費用を半分程度に抑えられることもあります。
オプションを選ぶ際には、あと付けができるかという視点でも確認し、家を建てる際は必要最小限にしておくのも一つの方法です。
あと付けできるものに関しては、使ってみてから必要に応じて判断すると良いでしょう。
カーポートにする
先述のとおり、建てる費用がガレージより安いカーポートを選ぶ方法もあります。
また、ガレージはほとんどが固定資産税がかかるのに対し、多くの場合、カーポートは固定資産税の対象にならないのも見逃せないポイントです。
建設時の費用ではありませんが、固定資産税は毎年かかるものなので、抑えられるなら抑えたい出費です。
ガレージを建てる際の注意点
ガレージを建てる際には、将来を見据えた検討など、あらかじめ考えておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは押さえておきたい注意点を説明します。
将来のことも考えて設計する
ガレージを作るとき、今乗っている車に合わせて作ってしまうのは禁物。
家族が増えて車が大きくなる、1台増やすなど、状況が変わることもあるからです。
大きさや台数など、将来の生活スタイルも見据えて、それに合うガレージを作っておくのがおすすめです。
また、EVコンセント(電気自動車充電用)を作っておくなど、将来の環境変化を考慮しておくことも大切でしょう。
仮に充電用に使用しなくても、使い道は充電に限らず、掃除機や高圧洗浄機などの使用にも使えます。
防音・換気対策をする
特にガレージハウスの場合は、室内に排気ガスの臭いやエンジン音、シャッターの開閉音が伝わりやすいことに注意が必要です。
排気ガス対策には、あらかじめガレージ内に換気扇を設置しておくことが有効です。
エンジン音や振動は、リビングや寝室など過ごす時間が長い部屋をガレージと離すなど、音が伝わりにくい間取りにするなどの対策を講じておきましょう。
また、天井や壁に吸音効果のある材質を使用するなどの工夫も有効です。
車庫における建ぺい率・容積率の緩和措置の対象か
ガレージを作る際は、建ぺい率や容積率の緩和措置の対象になるか事前に確認しておきましょう。
主な緩和措置の対象となる場合は以下のとおりです。
【ビルトインガレージの場合】
「建物内に駐車場がある」という緩和特例の条件を満たしているため、延床面積の5分の1を限度として容積率の計算から除外できる
【カーポートの場合】
以下の条件を満たす場合、建ぺい率の計算から除外できる
- 外壁のない部分が連続して4メートル以上あること
- 柱の間隔が2メートル以上であること
- 天井の高さが2.1メートル以上あること
- 地階を除く階数が1であること
条件を満たす場合は建ぺい率や容積率の緩和措置の対象となるため、間取りにも関わる部分です。
あらかじめ確認しておくことで、計画的にマイホームづくりを進めることができるでしょう。
まとめ
ガレージをあわせたマイホームづくりでは悩むポイントが数多くありますが、一つずつ検討していけばきっと満足のいくガレージを作ることができます。
ガレージを安く建てるには種類や素材にこだわることはもちろん、あと付けできるものはあとに回し、必要性を見極めるのも良い方法でしょう。
また、安く建てるだけでなく、将来のライフスタイルの変化も踏まえて考えることが大切です。
ぜひ、しっかりと検討して、ご家族にとって最適なガレージを手に入れてくださいね!
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