注文住宅で理想的な水回りの決め方は?注意するポイントを解説
水回りは、家の暮らしやすさや価格を決める重要な設備です。
高価な設備を使っても、導線が悪ければ使い勝手の悪い家になってしまうでしょう。
水回りが家のできあがりを左右するケースも多いです。
今回は、注文住宅を作る際、水回りの決め方や間取りのポイントなどを解説します。
水回り設備の種類や設置場所に悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
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水回りとは?
はじめに、水回りの定義や決め方、発注の手順など家を建築する際に必要な水回りに関する知識を紹介します。
水回りは、生活するのに欠かせない設備です。
注文住宅を造る際は、水回りの重要性や配置のコツなどを把握しておくことが重要です。
水回りとは?意味は?
水回りとは、キッチン・浴室・洗面所・トイレの4ヵ所を指します。
どれも生活に欠かせない設備であり、水を使うので「水回り」という名前がつきました。
水廻り、水周りと書くこともありますが、意味はどれも同じです。
水回りは家族全員で毎日使う場所なので、どこに、何を配置するのかはとても重要です。
また、水回りの設置工事は配管工事なども必要なので、設置場所によって設置費用も変わってきます。
費用をできる限り抑えたい場合は、水回りの位置を工夫しましょう。
水回りの配置やメーカーへの発注はいつ決める?
水回りの配置は、家の階数や部屋数などを決めたあと、比較的早めに決定が必要です。
2階建て以上の場合は水回りを何階に設置するか、どこに設置するかで部屋割りもまた変わってくるでしょう。
また、水回りの設備にはさまざまな種類があります。
一つひとつお気に入りのメーカーのものを用いてもいいですし、同じメーカーに統一してもいいでしょう。
設備の種類を決める順番は風呂、キッチン、洗面、トイレの順で、着工前にはメーカーやシリーズは決めておきましょう。
なお、設備の種類によっては在庫を取り寄せるまでに時間がかかるケースもあります。
施工店に設備の確保にどのくらい時間がかかるか、確かめておくと良いですね。
水回りの間取りの決め方と注意点
水回りの配置は、その家に住む人にとって最も使いやすいものがベストです。
しかし、いざ「使いやすい配置」といわれても、どうすればいいのかわからない方も多いでしょう。
ここでは水回りの間取りの決め方や、間取りを決める際に注意すべきポイントを解説します。
水回りは1ヵ所にまとめるとコスト減
水回りは、設置工事だけでなく配管工事が必要です。
配管工事でできるだけ早くコストを抑えるには、水回りをできる限り一ヵ所にまとめましょう。
建売住宅で水回りの配置を確かめてみると、キッチンの隣に洗面所と浴室、さらにその隣がトイレ、といったように1ヵ所にまとまっている物件が多いのがわかるでしょう。
もし、間取りで1階・2階に水回りを分けなければならない場合、1階と2階の同じ位置に水回りを造ると、配管工事が最小限ですみます。
どうしても水回りの位置にこだわりがあり、配管工事を別々にしても構わない場合は、それだけ費用が余計にかかるのを承知しておきましょう。
排水計画では排水音にも配慮する
シャワーの音やトイレを流す音、さらにキッチンで水を使う音は時と場合によってはとても気になります。
たとえば、トイレやお風呂を使い勝手が良いように寝室の近くに設置すると、排水音で安眠できない場合もあるでしょう。
排水音をゼロにはできません。
したがって、生活リズムと水回りを使う時間を考えて設置場所を決めましょう。
もし、トイレやお風呂を寝室やリビングから離せるなら、そのほうが生活しやすくなります。
家事動線を考えてレイアウトする
家事動線とは、家事をする際に動き回るルートです。
家事動線がごちゃごちゃしていると、家事の効率が悪くなって暮しにくい家になります。
水回りに密接する家事といえば、洗濯です。
戸建ての場合は洗面所に洗濯機を設置するケースが多いでしょう。
その場合、干し場をすぐそばに作る、ベランダなど干し場にすぐに直結できるような間取りにするなど工夫しましょう。
また、子育て中の世帯は玄関から洗面所、トイレ、お風呂とすぐに回れるようにすると汚れた状態で家に帰っても安心です。
たとえば、外に洗い場を1ヵ所設け、玄関から居間につながる廊下にトイレ、お風呂と並んでいるようにすれば、リビングを汚さずにすむでしょう。
また、キッチンとリビングの位置も重要です。
水回りの場所別の決め方と注意点
最後に、水回りの場所別の決め方と注意点を解説します。
迷っている場合は、参考にして配置場所を考えてみてください。
浴室の決め方と注意点
浴室は湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。
換気ができるように換気扇を設置しなければなりません。
また、可能ならば窓が付けられると換気や掃除がより楽になります。
窓を付ける場合は外から覗かれない位置か、目隠しができる場所にしましょう。
また、1階より2階に設置したほうがカビは発生しにくいので、2階のベランダに洗濯物を干したい場合は、2階に設置してもいいでしょう。
浴室の広さで迷ったら、子どもと入浴する機会が多かったり介護の必要があったりする場合には、1.5坪のタイプがおすすめです。
それぞれが1人で入浴する場合は1坪でも十分です。
洗面所の決め方と注意点
洗面所は浴室の隣に作るのが一般的ですが、家族の人数によって広さを決めましょう。
学校や会社に行く家族が多い場合は、朝が混むので、洗面ボウルを2つ付けるなど広めに設計すると使いやすいです。
また、収納も可能ならばたっぷりと作りましょう。
タオルや化粧品、身だしなみを整えるグッズなど洗面所で使うものはたくさんあります。
間取りに余裕があれば、ランドリースペースを隣につけると部屋干しも楽になるでしょう。
洗面所の隣に収納スペースを作ると、ストック品をしまっておくのに便利です。
トイレの決め方と注意点
トイレは、便器の種類や数、広さなど決めるべき点がたくさんあります。
家族構成や人数によってはトイレを2つ作るといいでしょう。
また、広いトイレはくつろげますが、便器に座った状態で子どもでもトイレットペーパーに手が届くかはしっかりとチェックしてください。
このほか、介護が必要な家族がいる場合は手すりをつけたり車いすで利用できるようにトイレのドアの段差をゼロにしたりしましょう。
この他、昨今のトイレは消臭効果が高いですが、それでも音や匂いが気になる場合もあるので、設置場所はキッチンやリビングから遠い場所がおすすめです。
キッチンの決め方と注意点
キッチンは、対面式のカウンターキッチン、壁に向かって付ける壁面キッチン、フルオープンタイプのアイランド型キッチンなどさまざまな種類があります。
昨今の主流はカウンターキッチンですが、キッチンが丸見えになりやすいなどデメリットもあるので、よく考えて種類を選びましょう。
また、アイランド型キッチンはおしゃれで人気がありますが、どうしても収納場所が少なくなりがちです。
どのくらいの収納が必要なのか、パントリーなどの別設備もつけたほうがいいのかまで考えて、キッチンの種類を決めましょう。
まとめ:快適な生活の実現に向かって
水回りの設備は種類が多い分、ちょっとした選択の違いで暮しやすさがまるで変わってきます。
注文住宅は自由度が高く水回りもさまざまな場所に設置できますが、その分失敗もしやすいです。
どうすれば水回りが使いやすくなるのか、家族構成や家族の年齢なども考えて決めましょう。
モデルハウスで見学する際に水回りの配置もよく見ておくと間取りや決め方の参考になりますよ。
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