注文住宅のコンセントで失敗したくない!位置の決め方や注意点を解説
注文住宅ではコンセントの位置や数を自分たちで決められますが、実際にどこにつけるか考え始めると迷ってしまいますよね。
しかし、新居での生活を詳しくイメージしながら決めると、そう難しいことではありません。
この記事では、注文住宅のコンセント位置の決め方や注意点、場所別のポイントを徹底解説します。
どのような決め方なら失敗しないのか、暮らしやすいマイホームのためにどこに気をつけるべきか、迷う方はぜひ参考にしてみてください。
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注文住宅のコンセントの位置を決める手順
注文住宅のコンセント位置は、まずは家電のリストアップから始め、間取り図を用いて決めていきます。
詳しい手順と注意点は以下のとおりです。
家電の使用場所と使うタイミングをリストアップする
まずは現在使っている家電、新居で使う家電をリストアップします。
そのうえで、使う場所、使うタイミングを整理しましょう。
例えば、以下のように書き出していきます。
- ハンドミキサー:シンク横で必要なときだけ
- スマートフォンの充電器:個人の部屋のベッドサイドで毎日
- サーキュレーター:リビングで夏や梅雨の時期
暖房器具や扇風機などの季節家電、ホットプレートなど使用頻度がそれほど多くないものも忘れずに加えておきましょう。
また、新居で導入したい家電があればそれも加えます。
間取り図に配置する
リストアップが終わったら、新居の間取り図に家電を使う場所を書き込んでいきます。
このときのコツは、できるだけ実生活を想定して具体的に書き込むこと。
家電だけではなく、家具の配置も決めて書き込みましょう。
例えば、食器棚の位置が決まるとそこに収まる家電と必要なコンセントの位置がはっきりします。
同様に、テレビボードの位置が決まると、テレビやゲーム機器に必要なコンセントの位置と数がわかってくるでしょう。
コンセントの数と位置を決める
間取り図をもとに、どこにいくつコンセントをつくるか決めていきます。
ポイントは、必要なときだけ使うものなら抜き差ししやすい位置にしておくこと。
また、テレビやレコーダー、ルーターなど常時使うものなら、コードが見えない位置にしておくと部屋がスッキリ見えます。
掃除機用のコンセントは、コードの長さを考えたうえで、差し替えなくても掃除しやすい位置にしておくのがおすすめです。
ソファなど家具の位置によってはコンセントが隠れて使えなくなってしまうケースもあるため、家具とのバランスも考えましょう。
模様替えの可能性があるなら、模様替えしたときのパターンも考えて余分に設置しておくと安心です。
注文住宅のコンセントを決めるときのポイント
コンセントの数や位置は、使いやすい位置や将来の生活を考えながら決める必要があります。
以下のポイントを意識して決めてみてください。
少し多めに設置する
注文住宅を建てるときのコンセントの費用は、1箇所あたり3,000円程度です。
一方で、完成後にコンセントを増設すると数万円かかってしまいます。
また、タコ足配線は危険で見栄えも悪いことを考えると、あらかじめ少し多めに設置しておくのがおすすめです。
注文住宅は長く住むことが多いため、その期間には想定外に家電が増えることもあれば、普段とは違う場所で家電を使うこともあります。
例えば、普段はドライヤーを洗面所で使う方も、たまにリビングで髪を乾かすことがあるでしょう。
余裕をもって多めに設置しておくと、建てたあとの変化にも対応できます。
自分たちが使いやすい位置にする
一般的に、コンセントが使いやすい高さは床から約25センチメートルといわれています。
ただし、使いやすい位置は家族により異なり、家電によっても異なるため、自分たちが使いやすい高さにしましょう。
- ペットがいるからコンセントを高い位置にする
- サイドテーブルで携帯の充電をするから高い位置にする
- エアコンのコードをスッキリさせたいから天井にコンセントをつくる
- ルーターは隠したいからクローゼットのなかに配置する
上記は一例ですが、一見変なところにあるように見えても、それが家族にとってベストな位置ならOK。
位置に迷ったら、設計士に相談しながら決めるのもおすすめです。
将来の生活も想定して決める
コンセントの配置は、今だけではなく将来の生活も想定して決めるのが大切です。
例えば、子どもが大きくなると、スマートフォンの充電やパソコン、タブレットなど子ども部屋で使う家電が増えます。
洗面所では、ヘアアイロンや髭剃りなどの家電を使う機会が増えるでしょう。
また、注文住宅では、広い子ども部屋を将来2部屋に分けて使うケースも多いのではないでしょうか。
その場合は、2部屋に分けたときの使い勝手(1部屋ずつになったときの使い勝手)も考えておきましょう。
あると便利なコンセントの位置
コンセントの配置は、自分たちが使いやすいように決めていくことになります。
その際に「ここにあると便利!」と感じるコンセントの位置を場所別にご紹介します。
【玄関】飾り棚やカウンターの上
玄関は、飾り棚やカウンターの上にコンセントを配置しておきましょう。
飾り棚やカウンターにコンセントがあれば、照明や電源が必要な雑貨、インテリアに使うこともできます。
シューズクロークを設ける場合はクローク内にも設けておくと、電動自転車のバッテリーなどの充電ができ便利です。
掃除器具や工具の充電をしたい場合にも役に立つでしょう。
【廊下・階段】途中や踊り場
廊下や階段で考えておきたいのは、掃除機用のコンセント。
リビングなどと同様に、差し替えなくても廊下や階段をひととおり掃除できるようにしておくとストレスがたまりません。
最近では、足元灯用に廊下や階段にコンセントをつけるケースも多くあります。
足元灯があると、夜間に廊下や階段の電気をつけなくても歩けるため、小さな子どもがいても安心です。
【ダイニング】ダイニングテーブル付近
ダイニングで使用する家電は、パソコン、アイロン、ホットプレート、電気鍋などさまざまなものがあります。
それぞれのアイテムをテーブルで使うときにはどの位置にあると便利なのか考えて設置しましょう。
例えば、パソコンならテーブルの高さに合わせた高い位置、ホットプレートなど使う頻度が低いものなら目につかない床用コンセントだと便利ですね。
【リビング】ソファ付近
ソファでは、スマートフォンやゲームを充電したり、照明をつけて読書をしたりといったときにコンセントがあると便利ですよね。
スマートフォンの充電ならどの高さがいいのか、照明をつけて読書をするならどこにするのか、ソファの位置とあわせて考えましょう。
ポイントはソファの位置を先に確定させること。
いざソファを置いたらコンセントが隠れてしまった、ということが起きないように気をつけてくださいね。
【収納】掃除機の収納場所
充電式の掃除機であれば、充電場所も忘れずに考えておきましょう。
コードレス掃除機なら、おすすめは収納スペースのなかに充電場所を設けてしまうこと。
そうすることで、使う前に充電する手間が省けて便利です。
ロボット掃除機なら、階段下やキッチン周辺のデッドスペースを利用し、収納と充電を同時にできるようにするのがおすすめです。
まとめ
一見難しく感じられる注文住宅のコンセントの位置決め。
新居での生活をしっかりとイメージし、家具の配置や暮らし方を考えながら決めれば難しいことではありません。
今回ご紹介した手順に沿って、場所別にじっくり考えてみてください。
家族みんなでシミュレーションし、迷うところは設計士にも相談しながら決めると、きっと暮らしやすいマイホームにできます。
迷ったときは少し多めにつくっておくと、あとから足りなくなることを防げますよ。
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