【注文住宅】後悔しない照明の決め方!種類や費用などもご紹介
注文住宅の照明選びは、理想の住まいを実現するうえで大きな影響を与えるポイントです。
照明一つでまったく違う印象に仕上がってしまうこともあるので、後悔しないためにも必要最低限の知識は必須です。
照明の種類や特徴など、注文住宅の照明選びで欠かせない基礎知識を紹介します。
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注文住宅の照明どうする?後悔しない照明計画とは
注文住宅の照明は、しっかりとした照明計画を立てて取り組むことが大切です。
上棟後に照明を変更するのは容易ではないため、後悔しないよう次のようなポイントを踏まえて検討しましょう。
用途や使う人を考えて照明の種類を決める
注文住宅の照明は、部屋ごとの用途に合わせるのはもちろん、使用者の年齢やライフスタイルなども考慮して決定します。
例えば寝室のベット上、特に顔の辺りにスポットライトが設置されていたらどうでしょうか。
ベットに寝転んだ際、視線の先に光源があるのは快適とはいいづらいですよね。
同じスポットライトでも、顔ではなく足元を照らすように配置すれば快適さは格段に上がります。
- 子ども部屋には明るく勉強しやすい照明
- リビングにはシーンに応じて明るさや雰囲気を変えられる調光、調色機能付き照明
など、用途や使用者の好みなどを考慮して適切な照明の配置が大切です。
おしゃれさを優先するあまり実用性を損なって後悔しないよう、慎重に照明計画を検討しましょう。
家具配置も踏まえて照明の位置を決める
ダイニングの照明とダイニングテーブルの位置がずれていたら気持ちが悪いですよね。
「そんなことはしないよ!」と笑うかもしれませんが、実はよくある失敗例です。
生活のイメージや家具の配置などを踏まえて照明やスイッチ類を適切に配置するのは簡単ではありません。
ポイントは、どれだけ具体的に実際の状態をシミュレーションできるかどうかです。
設置する家具が決まっている場合は、寸法を測るなどして設置後の状態を詳しくシミュレーションしてイメージを固めましょう。
特に特徴的な照明を設置する場合は、具体的なイメージを固めないと家全体のコンセプトが揺らぎかねません。
家具が決まっておらず特段のこだわりもないのであれば、部屋全体を均一に照らせるシーリングライトなど無難なものを選ぶと良いでしょう。
メーカーや明るさを体感してから照明計画を立てる
もう1点、注文住宅の照明選びで後悔しやすいポイントは、照明の明るさや照らす範囲がイメージと違うこと。
カタログ上は同じでもメーカーや商品ごとに若干の違いがあるため、明るさや色合いなどは実際に体感して判断するのが確実です。
「思ったより暗いな」と感じることは少なくないため、できる限り実物を見て明るさ、色味、操作性や設置時の雰囲気などを確認すると良いでしょう。
照明の色は季節や時間帯のほか、生活シーンに応じてちょうど良い色合いが変化します。
部屋の模様替えをすればマッチする色合いも変わるため、光の色味(光色/光源色、色温度)を変えられる調色機能が備わった照明がおすすめです。
照明の種類と特徴、選び方やメリット・デメリット
注文住宅で広く一般的に使われる直接照明は以下の5つ。
それぞれの特徴、メリットやデメリットなどを把握しておくと照明選びに役立ちます。
シーリングライト
シーリングライトは天井に設置し、高所から部屋全体を均一に照らす照明です。
日本の住宅で最も普及しているメイン照明であり、リビングなどの広い空間でよく使われます。
代表的な照明のため商品数が多く、価格帯、機能、大きさやデザインなどが豊富なのが魅力。
広いリビングも照らせる大型の商品から玄関や納戸などの狭い空間を照らす小型の商品まで選べ、素人でも簡単に取り付けられます。
ダウンライト
ダウンライトは天井埋め込み型の照明です。
照明器具が表面に出ないため天井がフラットに保たれ、スッキリとした印象で空間を広く見せられます。
照射範囲は広くなく、ライト直下を照らすため場所によっては眩しさを感じる可能性もありますが、美術品や調度品などを雰囲気良く照らすなど用途が広いのが魅力です。
構造がシンプルなので、掃除やお手入れの手間もかかりません。
ペンダントライト
ペンダントライトは天井吊り下げ型の照明です。
デザイン豊富でインテリア性が高く、ダイニングのほかに階段や吹き抜けなどで空間のアクセントとしてよく設置されます。
機能性も高いため、寝室や書斎などのプライベートな空間に設置しても良いでしょう。
スポットライト
スポットライトは、指向性が高い光で空間の一部を強調して照らす照明です。
天井、壁や床などからランプが飛び出して設置され、自由に照らす位置を調整できます。
主に美術品のライトアップや壁にコントラストを効かせる関節照明として設置されますが、デザイン性や自由度が高いためメイン照明としての人気も上々です。
ダクトレール+複数設置でお店のようなおしゃれな空間を作り出せます。
ブラケットライト
壁や柱に設置する照明です。
空間のアクセントとして設置されることが多く、陰影を作って雰囲気ある光を演出できます。
ランプ自体はもちろん設置場所のデザイン性も高く、玄関やリビングなど人目に付く場所だけでなく寝室など幅広い場所で使えるのが魅力です。
その他の照明
上記5つ以外にもさまざまな直接照明のバリエーションがあります。
- 装飾付きでゴージャスな雰囲気を演出するシャンデリア
- 付属のファンで部屋の空気を流動させるシーリングファン
- 空間のインテリアや補助灯として雰囲気を作るスタンドライト
- 足元を照らし夜間の歩行をサポートするフットライト
- 防水性能が高く屋外に設置するエクステリアライト
など、どれも個性豊かな照明です。
デザイン性や機能性などの特徴を把握して、理想的な照明を選んでくださいね。
間接照明の種類や使い方のポイント
間接照明は、壁や天井などに向けて光を照射し、間接的に部屋を照らす照明です。
光源から照射された光の90%以上が壁や壁面を照らしている照明で、照らす場所に応じて次のように分かれます。
- 天井を照らすコーブ照明
- 壁面を照らすコーニス照明
- 天井と壁面を照らすバランス照明
光源が直接向かないため眩しさが抑えられ、コントラストが効いたおしゃれな雰囲気を演出できることなどが間接照明のメリットです。
注文住宅をおしゃれに仕上げるためには、間接照明を上手に使いこなすのが重要です。
例えば直接照明のスポットライトを壁や天井に照射して間接照明にするなど、アイデア次第でさまざまな光の演出ができます。
天井や壁の光の反射率、光源との距離などで明るさが変わるため、部屋全体のレイアウトの一環として早い段階から検討しましょう。
照明の費用と相場を把握して計画を立てよう
注文住宅の照明の費用は、家の面積や部屋の数などによって変動します。
相場は30~40坪の住宅で30~50万円ほどですが、高品質な高級照明をたくさん設置すると100万円を超えることも。
場合によっては旧居で使用していた照明を再利用したり、リーズナブルな照明器具でおしゃれに演出する工夫をしたりして費用を調整することも必要です。
理想と予算のバランスを取りながら照明計画を進めましょう。
まとめ:照明で失敗しないために
照明は、単に部屋を明るく照らすだけではありません。
快適性や利便性はもちろん、空間の雰囲気をもガラリと変えるほど大きな影響を与えます。
デザインの自由度が高いのが注文住宅の魅力で、照明一つとっても選択肢が豊富です。
いるだけで癒やされたり、やる気が満ちたりする理想の家を作り上げるためにも、全体のイメージやコンセプトを明確にして、しっかり共有することが大切です。
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