浴室乾燥機の導入で気になるガス代や電気代について解説します
注文住宅を建てる際、雨の日でも洗濯物が乾かせる浴室乾燥機を設置したいと考える方は多いでしょう。
浴室乾燥機は電気やガスを熱源として浴室に熱風を送り、洗濯物を乾かす設備です。
雨が降ったり風が強かったりする日でも問題なく洗濯物を乾かせるメリットがある一方、光熱費が高額にならないか気になりますよね。
浴室乾燥機にかかる電気代やガス代の目安、光熱費を節約するポイントなどを紹介します。
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浴室乾燥機とは?メリットや魅力は?
はじめに、浴室乾燥機の仕組みや熱源の種類、設置するメリットなどを紹介します。
浴室乾燥機は2000年代以降に建てられたマンションには多く設置されていますが、一戸建にお住まいの方にはなじみが薄いケースもあるでしょう。
どのようなときに使うと便利なのかも解説します。
浴室乾燥機とは?メリットや魅力は?
浴室乾燥機とは、浴室に付いている乾燥機の総称です。
洗濯物を干せるほか、浴室内を暖めたり涼しくしたりする機能が備わっています。
暖房や乾燥、冷風などを使い分ければ、暑い日や寒い日でも快適に入浴ができるでしょう。
高齢者のヒートショックも防げます。
また、浴室内で洗濯物を干して乾かせるので梅雨や雪、雨など悪天候でも大量の洗濯物が干せるほか、全自動洗濯機よりシワになりにくいといったメリットもあります。
このほか、乾燥機能を使えば浴室のカビ防止にも効果的です。
家族が多く、毎日洗濯物もたくさんでる、冬は雪が降って外に洗濯物が干せないといった家ほどメリットが大きいでしょう。
ガス式の浴室乾燥機
ガス式の浴室乾燥機は、ガスで熱い湯を沸かし、その熱を利用して浴室内の乾燥、暖房を行う仕組みです。
ガス式の浴室乾燥機を設置する分、給湯器も大型になります。
ガス式浴室乾燥機のメリットはパワフルさです。
短期間でよりたくさんの洗濯物を短時間で乾かせます。
その一方で、電気式と比べると光熱費がやや割高になりやすい傾向です。
しかし、ガス会社によってはガス式の浴室乾燥機を使うと利用できるお得な料金プランがあるので、検討すると良いでしょう。
電気式の浴室乾燥機
電気式の浴室乾燥機とは、電気を熱源とする浴室乾燥機です。
電気式にはヒーター式とヒートポンプ式の2種類あります。
ヒーター式は乾燥機内部のシステムを使って自らが発熱する仕組みです。
一方、ヒートポンプ式はコンプレッサーに周囲の空気を取り込んで熱を発生させる仕組みで、光熱費を比べた場合、ヒートポンプ式の方が電気代は安価です。
ただし、電気式の浴室乾燥機はガスに比べるとパワーがなく、たくさんの洗濯物を乾かしたい場合は時間がかかります。
そのため、洗濯物の量によっては結果的に電気式のほうが電気代が高くなる恐れがあるでしょう。
浴室乾燥機のガス代や電気代はどのくらい?
では、実際に浴室乾燥機にかかる光熱費はどのくらいなのでしょうか?
ここでは、都市ガス、プロパンガス、電気の3種類でどのくらいの違いがあるか、解説します。
都市ガスの浴室乾燥機のガス代
都市ガスの浴室暖房乾燥機を利用する場合、1時間あたりのガス代の目安は約40円です。
また、ガス型浴室乾燥は1時間あたり約2円の電気代もかかります。
一般的に2kgの洗濯物を乾燥するまでにガスで1時間半ほどかかるので1回60円ほどのガス代と、4円ほどの電気代がかかると考えましょう。
なお、この費用はあくまでも目安です。
近年はガス代の変容が激しいので、最新のガス料金を確認して計算しください。
1回あたり60円のガス代がかかる場合、毎日使えば60×30日で1,800円程度の光熱費がかかります。
プロパンガスの浴室乾燥機のガス代
プロパンガスの浴室暖房乾燥機を利用する場合、1時間あたりのガス代は約85円程度かかります。
都市ガスとプロパンガスを比較した場合、その料金差は1.5倍ほどです。
ただし、浴室暖房乾燥機の機種、契約しているガス会社によってもガス代は異なるので、あくまでも目安と考えましょう。
プロパンガスしかガスがない場合は、電気を熱源とした浴室乾燥機のほうがお得なケースもあります。
ちなみに、1回87円(電気代含む)で30日使用した場合の光熱費は、2,610円です。
都市ガスに比べると、やはり高めになります。
電気式の浴室乾燥機の電気代
電気式の浴室乾燥機の場合、だいたい1時間あたり約10円程度の電気代がかかります。
電気料金は電力会社やプランによって異なるので、確認して計算してみるといいでしょう。
1時間あたりの電気代はたしかにガスに比べると安いです。
しかし、電気式の場合はパワーが足りないので、同じ量の洗濯物を乾かすのに2時間以上かかる場合もあります。
洗濯物が多い場合、トータルの電気料金がガス代よりかかる場合もあるので、大量に洗濯物を乾かした場合は、使う時間で電気料金を計算して比較してみましょう。
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浴室乾燥機のガス代の節約方法
最後に、浴室乾燥機で光熱費を抑えるポイントを紹介します。
浴室乾燥機のガス代や電気代を抑えつつ、活用できるように参考にしてください。
ドラム式乾燥機やエアコンの部屋干しを併用
毎日すべての洗濯物を浴室乾燥機で乾かすと、どうしても費用がかかります。
洗濯物が少ない場合は、ドラム式の乾燥機なども活用しましょう。
また、エアコンの除湿機能を利用した部屋干しなども利用して、臨機応変に対応すると浴室乾燥機の使用頻度を抑えられます。
浴室乾燥機は一度にたくさんの洗濯物を干せるメリットがありますが、その一方で、広い空間を暖めるので、少量の洗濯物をちまちま干していれば非効率です。
できるだけまとめてたくさんの洗濯物を干す場合に利用しましょう。
乾燥効率をあげる工夫をする
洗濯物をしっかり脱水しておく、浴室の水分や湿気をなくしておくなど、乾燥効率を上げる工夫をしましょう。
また、10~20分くらい洗濯機や浴室乾燥機の乾燥機能を使うと、浴室全体の空気が乾燥するため、後は換気扇のみでも洗濯物を乾かせる場合もあります。
浴室の密閉性が高く、使用中はドアを開けないなど工夫すれば短時間の運転でも十分に洗濯物を乾かせるでしょう。
このほか、洗濯物の間隔を空ける、乾きにくい洗濯物は温風の吹き出し口付近に干す、サーキュレーターなどを使って温風を循環させるなどの工夫でも乾燥効率がアップできます。
豪雪地帯の冬など、毎日浴室乾燥機を使わないと洗濯物が乾かない場合は、できることを実践してみましょう。
まとめ:環境や条件で異なるので確認して検討を
浴室乾燥機は広い空間で洗濯物を乾かせるので、たくさんの洗濯物を一度に乾かすのに適しています。
冬は洗濯物を干せない地域、花粉や黄砂が気になる地域、毎日の制服やYシャツ、おしゃれ着などをクリーニングに出さずにノーアイロンできれいに乾かしたいなどの場合は浴室乾燥機を設置するとメリットが大きいです。
たしかに、光熱費は気になりますが、契約する電力会社やガス会社のお得なプランを利用すれば、費用を抑えられるでしょう。
また、最新の浴室乾燥機は省エネ仕様なので、メーカーの説明をよく確認して設置を検討してくださいね。
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